読んだ本

楽しいし、なんだか癒される。火事になってしまったら持ち出したい本はアメデ・ヴァランの『パピヨン』とのこと。あれは本当に素敵。『子供より古書が大事と思いたい』も読み返したくなってきた。

この店に行ったとき、フランス語がほとんど出来ないし何か読めそうな物が欲しくて、英語の本があるとガイドブックで見かけて行ったので、そんな有名なお店だと全然知らず、夕方で歩き疲れていたし人が多いから、ささっと棚から選んだペーパーバックを1冊持って行くと、レジのお姉さんが本を開いて大きなシェイクスピアのスタンプをペタンと押すので「何をしてくれるんだ!」ってぎょっとしたのだけれど、あれは観光客へのサービスだったのかしら。良い思い出。それよりも、もっともっと色々としっかり見て来たら良かった。あー。ヘミングウェイや『ユリシーズ』のシェイクスピア・アンド・カンパニーと、この店とは別だということも知った。アナイス・ニンとかビートニクと関係があったのはこちらの店。強烈な店主に、滞在する人も皆個性が強くて、一気に読んでしまう。読みかけたままの『A Moveable Feast』を読む気になった。『Charlie and the Chocolate Factory』が、どうにも合わなくて(翻訳を読んだ時も楽しめなかった)、半分くらい読んだけれど、やめよう。

稀書自慢 紙の極楽   シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々


もう5月だなんて!