『エル ELLE』

エル ELLE』Elle(ポール・ヴァーホーヴェン Paul Verhoeven)
もう一月くらい前のことか。『ショーガール』や『ブラックブック』は結構好きなので、これは待ち遠しかった。劇場はわりと混んでいて、両隣りに人が座っていたし、隣の女性もあたしと同じところで笑っていて、なんだかもうとても楽しかった。イザベル・ユペールって、これまであまり興味が無い人だったのだけれど、すごく良くて、とりあえず真似してダークな色のネイルをしたくなった。最近は手にクリームを塗るのすらさぼったりしていた。だめだ。男性の登場人物の多くが、セクシーな雑誌のグラビアの人の男性版みたいというのか、セフレとしてくらいしか付き合えないというのか(それも自分勝手すぎるしお断りしたい)、セックスアピール強めで中身無さそうな感じに見えるのだけれど、近所の人役の俳優さんもネットで他の写真を見たらそんなこともなくて、俳優さんってすごいな、とばかみたいに感心していた。息子は、ちょっとライアン・フィリップっぽいか、と思ったものの、家に帰って確認したら、そんなこともないような。主人公の行動って、感覚的に理解できるし、わりと共感を覚える人も多いのでは。

『The Lure』のサントラ

『The Lure』(ゆれる人魚、Córki Dancingu)のサントラが出来ていたみたい。あたしの持っているのはBallady I Romanseの「Córki Dancingu」で、イラストも良いし、2人の歌も良いし、すごく気に入っているけれど、映画の中では俳優さんが歌っているから、映画と同じではないし、映画で歌われていたのに無い曲もある。とりあえず、spotifyで聴いている。この限定盤しか出さないのかしら。うちにはこれを聴く環境が無いから、いつもCDで買っているのだけれど、美容師さんから2年くらい前にCDを買うことを「古い人」って言われたし、10くらい年下の人には、形のあるものは邪魔と言われたし、もう少し若い音楽好きな人は買うのはアナログとのことだったし、音楽はどうしたらいいのかよく分からない。今後もCDは出さないのなら、ダウンロードで買うかな。
オフィシャルのビデオというか、映画をそのまま切り取ったのが見られるので、はっておく。ただ、日本での公開は来年だし、一番の見せ場の一つでもあるから、映画を見て「良い場面は皆、予告編で見たところばかりだった」というようながっかりが多い人は見ない方が良いのかしら。これを見たおかげで、また昨日も映画のDVDを最初から最後まで見て、泣いてしまった。

You Were The Beat Of My Heart - The Lure Soundtrack (Official Video)

Abracadabra - The Lure Soundtrack (Official Video)

見た夢

パルコみたいなビルを一人で歩いていて、しばらく来ないと入っている店も全然変わってしまってどこがどこだか、なんて思っていたら、高校時代の友人Aを見かけた。声をかけて振り返らせると、渡り廊下に高校時代の友人Bもいたから手を振って呼びかけると、Bがこちらへ来た。AをBに「こちら●▲さん」と紹介するものの、Bの名まえが思い出せない。Bの名まえが●▲だったかも、という気すらする。あれ、と気まずくて、どうしたものか悩んでいたら目が覚めた。そして、AもBも●▲さんだったことに気付いた。ドッペルゲンガーを引き合わせてしまったのかしら。