日本の過剰サービス

「宅配便の20%が再配達」 国土交通省が削減策の検討に乗り出す  と云う記事を目にしました。確かに最近は本でも、DVDでも、食料でも何でもかんでもネットで注文して届けてもらうことが多いです。自分が注文するときは家に居る時間を希望しますが、贈り物だとそういうわけにいかず、2回3回と不在票がポストに残されていて申し訳なく思うことがしばしばあります。

北欧に暮らす次男に時々、日本の食料や日用品を送ります。あちらの郵便事情はと言うと、自宅のポストには「荷物がある」と紙が入っていて、それを持って家の近くのスーパーマーケットに取りに行くそうです。スーパーマーケットが荷物引き取り所になっているようです。しかも、祝日や日曜は取り扱いがなかったりで「え〜!何でそんなにサービス悪いのよ〜!?」と北欧の国を非難していましたが…

よくよく考えると、日本のサービスが異常なのかも知れません。

ニューズウィーク日本版編集部の記事によると日本は「サービス依存症」ではないか?と書いています。「最近の日本のサービスは安かろう、悪かろという常識は通用しない。消費者(お客さん)に、より良いサービスを提供すればするほど消費者(お客さん)は増長してさらなる便利さ、快適さ、サービスを要求してそれが企業やそこの職員を疲弊させているのではないか?」

皆が過剰なサービスを少し我慢したら、働き過ぎも再配達による温室効果ガスも少しはましになるかも…と反省しました。

Y.T