最近は、手術場のバックミュージックとしてモーツァルトがかかっていることが多いです。有線の放送です。
モーツァルトの音楽はユラリズム効果があり、ベータ波を刺激し、眠ってしまう方も多いので、それなりに役立っています。
ただ、自分にとっては、知っている曲が多いので細部が気になってしまい、演奏が乱れたりするとドキッとしたりします。
モーツァルトの音楽は旋律と伴奏という縦に単純な構造が多いので、演奏のアラが目立ちがちです。
木管アンサンブルのずれなど、特に気になってしまいます。こんな聞き方はダメですね。
ピアノだと音の均質性、正確なタッチが要求されるので、とても難しいのです。
CDでも事情は同じで、よほど正確な演奏でないと満足できません。
そんな中、セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏は完璧に近く、心が安らぎます。
グールドやグルダの特徴的な演奏は有線でも判るので、ひとりで納得しています。
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