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年利10%を目標に株式投資してるんだけど、所得税と手数料が意外に馬鹿にならないことが発覚した。例えば、売買の差額による儲けが\30,000だったとき、\6,300は売買手数料+消費税、\3,000は所得税(差益の10%。'04 3月現在)に消える計算となる。従って実質の儲けは\20,700となり、本来の狙いより大きくずれてしまう。
本当に年利10%を達成するためには株価がどのくらい上昇した時に売れば目標を達成できるのか、式を作ってみた。

S:投資額
r:目標利率
n:実現利率
t:税率
C:手数料等

nS-t(nS-S)-C=rS … (1)
nS=(S(r-t)+C)/(1-t) …(2)

式(1)は、売却額(第一項)から税金(第二項)と手数料(第三項)を引くと、本当に儲けた額(右辺)になりますよという式。式(2)は、これを変形して幾ら儲けるためには、幾らで売れば良いかという事を算出するための式。
例えばコナミを\270,000(S=270000)で買ったとして、売買手数料を\6,300(C=6300)、所得税率を10%(t=0.1)、儲けを1割(r=1.1)にすると、\307,000(nS=307000)で売れば良いことが分かる。実際の儲けは当然、rS-S=\27,000だ。こいつをExcelに入れておくと、計算するときに色々便利だったりする。

まあ、実際こんなには儲けられなかったけどなー。この期間で日経平均の上昇率は7.9%、コナミでは実質7.6%儲けさせて貰ったわけだから、そんなに悪い成績はなかったのかなあと思いたい。問題は西友の方だ。
中学生レベルの数学だけど、学校で習ったことも結構役に立つもんだ。