例によってまとめて報告

いや、忙しかった。
正直今も忙しいのだが、あまり考えすぎないようにしている。
とりあえず一通り社員に対して説明が終わったので一段落ではあるのだが、ベトナムにはTetというものがあり、今年のCUVELは代休なども混ぜて11連休になったため、Tetが終わってTet後の支払いなどが一段落するまで、まだまだ忙しい日は続きそうだ。
予定通り、3月10日頃までは忙しいかな。

全社員入社

ひとまず予定していた全員の社員は来た。
1月2日から1人、1月15日から6人、1月22日から1人、計8人。
また、社長は予定通り日本に帰り、ほぼ入れ替わりに日本から来る予定だった人は、ある意味では予定通りベトナムに来なかったので、当面私と前からいる3人 + 今回の8人、総勢12人で動いていく事になりそうだ。
人事関係を弁護士2名に、経理関係を計理士にやってもらっているので、計15名とも言えるが、やはり彼らは部外者だしね。

Web Programming Training

基本的に全てのWebの基本はHTMLなので、まずはHTMLから教え中。
ツールの使い方をよく知っている割にHTMLの書き方とかはほとんど知らない社員がやはり多かった。特にHTMLの構造を考えられない社員が多いかな。
例えば、こんなもの。

<html>
<head>
 <title>HTML Structure</title>
<style>
div {
 border:1px solid yellow;
 padding-left:2em;
 padding-top:2em;
 margin-bottom:-1px;
 margin-right:-1px;
 background-color:black;
}
div div {
 background-color:#222;
}
div div div {
 background-color:gray;
}
div div div div {
 background-color:silver;
}
div div div div div {
 background-color:white;
}
</style>
</head>
<body>
 <div></div>
 <div>
  <div>
   <div></div>
   <div>
    <div>
     <div></div>
     <div></div>
    </div>
   </div>
   <div></div>
  </div>
  <div>
   <div></div>
  </div>
 </div>
 <div></div>
</body>
</html>

こういうものを作ってねというと、9人もエンジニアがいるのに全員お手上げになる。
これからDHTMLやAjaxを触っていくに辺り、HTMLやCSSの構造くらいは知っていないと困るので、この辺りからおいおいやっていっているというわけだ。
なお、このTrainingにはプラグインを適用したDokuWikiを使わせてもらっている。
Tiamatは間に合わなんだ・・。来年だな来年。

業務Training

CUVELが最も力を入れる予定の業務研修は、ベトナム人が先生で、ベトナム人が生徒という構図でやることにした。
当初は私が先生、ベトナム人が生徒という流れで1クール流して、その後一度講習したところをベトナム人が先生、ベトナム人が生徒という流れでもう一度やる予定だったのだが、諸事情で1クール目を飛ばさせてもらった。結果的にはこれでよかったかなと思う部分もあり、やっぱりまずかったかなと思う部分もあり、一長一短。
今は全社員にトレーニングのための準備をしてもらっている。
先週から説明を開始し、明日からいよいよトレーニング開始である。
初講師は22歳コンビが先生。
さて、どんな内容をしてくれるのやら楽しみ。

実際に仕事をやってみて

ベトナム人と一緒にやってみた感想なぞ。

  1. 技術力は低い
  2. 物覚えは速い
  3. 仕事は雑
  4. 気さく
  5. 発表や会議は得意
  6. 根気ない

結構悪いところが目についている。
いや、ぶっちゃけ帰っちゃおうかなと思うくらい悪いところが目につく事もある。
ただ、新しい技術に触れたときの物覚えの速さを見せられた時には、やはり皆エリートなのだなと実感させられる。
いくら覚えても、まだまだ一線を退いた技術者である私が10分で終わる作業を、4時間かけて見当違いな作業をしてそれすらまだ終わっていないときなど、帰りたくなっちゃうのだが。
この辺はおいおい慣れていくしかあるまい。
結構しんどいけど。


なお、一室を任せているリーダーの人間(A)、その一室にLinuxの知識を持っている人間としてアサインした人間(B)、通訳(C)、この3名についてはかなり信用している。
Aは今年29歳だが、総合力は非常に高い。説明の組み立て方、相手への気配りの仕方、わからない事を考えようとする姿勢などは、私も見習わせてほしいと思わされる箇所がたくさんある。彼に関しては、本当に良い人にめぐり合えたと感謝している。
Bは仕事は雑だがよく頑張っている。彼はベトナム人若手エンジニアの中ではピカ一かな。
Cは体が弱いのがたまに傷だが、私が出会った年下の中で、これまで出会った全ての日本人を含めても一番だと思えるくらい優秀。体弱いけどね・・。


他はまあ、とにかく仕事が雑で根性無いけど、気さくでいい人たちだね。
帰っちゃおうかな。

経理とか、人事とか

この辺は適当にやってる。
そんなに時間かからんので、まあ大丈夫かな。
基本的にあんまりチェックしてない。合わなかったらポッケで補填するからいいよ、だから少し眠らせてくれという割り切り方でやってる。
こういうアプローチがとれるのは役員の楽なところだな。

組織について

今は徹底的に権限委譲を行って負荷を減らしている。
例えば私が現在直接管理している人員は4名しかいない。内訳は第一開発室のリーダー、第二開発室のリーダー、通訳、そして総務の4名。
他の人員については全て各開発室のリーダーに任せている。
また、人事や経理などもほとんど総務に委任している。労働契約書や銀行振り込みなども、私はサインするだけという流れ。
この流れでやっていけばなんとかなりそうな気もするが、実際にプロジェクトを運用した時に、プロジェクトをやっていない状態で私が毎日1時まで仕事をしている現状はかなり危険。
より負荷を減らすにはどうしたらいいか、試行錯誤の毎日ではあるのだが、はてさて、と。
多分3月10日過ぎれば落ち着くと思うんだけどな。


一応予定では、ブリッジSEはコーディングや設計を一切行わず、ドキュメントと要求分析に専念する予定だから、この組織でいけばそれほど負荷はかからなくなる予定。
開発室のリーダー(組織内ではグループリーダーと呼称)2人が頑張ってくれれば、だが。
第二開発室はいいが、第一開発室がぼろぼろなんだよなぁ。

営業について

いざという時は・・と常に考えながら、日本側に期待しているのが現状。
3月頃から3人月 x 2ヶ月くらいのPHP + MySQLの仕事とかを手始めに初めて、4月5月で本格的に動ければ理想的。今はまだ社長も日本に帰ったばかりだから、それほどは動けていない模様ではあるが、今後に期待しよう。
まあ、いざという時は裏技を使う。
その覚悟はしてあるが、その時に備えてこのBlogも締める準備をしておかないとならんかもしれんな。