Hatena::ブログ(Diary)

Ockham’s Razor for Engineers このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-05-20 英語のプレゼンのこつ(理工系用) このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

アメリカ音響学会に参加していて、色々な方のプレゼンをガンガン聞いてます。で、いろいろこれはつかえる、と思ったことがあるのでメモしておきます。自分用のメモなので、あまりまとまってません。

  1. 使うのは、中学生レベルの英文法だけでよい。英語発表の典型的な英語の使いまわしがあるから、ただそのテンプレいくつか覚えて、口語でひたすら喋ればいい。
  2. 途中で「あー」とか「えー」とか言わない。
  3. タイトルの直後のスライドに、outlineを用意する。outlineのスライドで、「こういう問題があって、これを使ってこーゆー結果がでたので、ここまで紹介します」と5行ぐらいだらだら書いて、それを一気に喋って、聴衆に概要を頭にいれてもらう。
  4. 図が主体のスライドでは、とにかく問答無用で最初にThis is a picture(figure) of ほげほげ.と言う。図は左からみるのか、上から見るのか説明する。
  5. 重要で面白い結果、強調したい結果のときは、This is a picture of ほげほげ.のあとに、とりあえずThis is interesting.とかthis is great.と言う。そうすると聴衆が気にしてくれる。
  6. どうやって解いたか、強調したいやり方を紹介するときは、「こういう理由でdifficultyがある。」と超具体的に言ったあとに、Here, we have a good news.と言う。そうすると、「おっ、なんかうまいやり方、いい話があるかもっ」と聴衆は期待する。
  7. ペーパーでは主語にWeとYouを使うのは避けるけど、口頭だったら便利だからみんな言ったらいいとおもう(ただし工学に限る)。無理して主語を人間以外のものにする必要は無い。私のいる分野では、We can see that〜、You can see that〜 にはべつにたいした意味はない。「that節以下こーゆー結果がわかるでしょー」ぐらいの意味。人文系だと、お前のWeとかYouは誰のことを言ってるんだ、まさかみんながみんなお前と同じ考えだとでも思ってるのかと突っ込まれるもよう。

まとめ。中学生レベルの、バカ正直なまでに単純な言い方が好まれます。

追記

初めての3桁ぶくま、ありがとうございます。上記の太文字の台詞は、英語学校に行ってた頃、担任になった先生が言ってました。彼女はアメリカ文学でPh.Dを取っているので、おそらくその辺の言葉遣いが非常に厳密なんだと思います。理工系は誰が見ても納得しやすい話ばかり扱うので、安易にWeとかYouって言っちゃうんだと理解しています。ただ、やっぱり文章でWeとかYouを連呼するのは洗練されてないとゆーか、いやとにかくダサいので、やっぱりペーパーでは避けています。

shishitoushishitou 2009/05/21 07:41 いいですね、このまとめ。
短くて単純な言い方になるほど好感触ですよね。
私は医学系ですが、実感としてとてもよく分かります。

4 に関して、
Here shows that ~
As shown in here,
というのをよく使っています。これだと表やテキストにも使い回せるので。

5 に関して、
一番強調したい結論部分で、take home messageだよ、などと言って惹き付けるスピーカーもよく見かけますよね。こう言われると、とりあえずそこだけは覚えておこうと前のめりになります。

あと、私は
「スライドのプレゼンはスライド自体が物語ってくれるので、
言葉を足さなくても伝わるように、まずスライドを工夫する。
言葉が必要なのは、スライドとスライドの間。
前後のスライドがきちんと繋がるようなストーリーに言葉で誘導すること」
と教わってから、口頭発表がすごく気楽になりました。

具体的には
Taken together, these results indicate that ~.
で前のスライドの結果をまとめ、
It is suggested that ~.
で次の仮説に移りつつ、
Next, we demonstrated that ~,to test (this hypothesis).
ここで次のスライドに切り替えて、
Here shows that ~
と繋げる
という部分をフォーマット化して原稿を作っています。

tsugo-tsugotsugo-tsugo 2009/05/21 15:22 はじめまして、コメントありがとうございます。初めてのぶくま数3桁でびっくりしています。
短くて単純な言い方になるほど好感触、だと私も信じています。よくいわれることですが、専門用語を多用せずに誰でもわかる易しい言葉で現象を説明するのが一番スマートだと思います(日本語でも英語でも)。
あと、さらに使える言い回しを紹介してくださりありがとうございます。
たとえば、take home messageは「お持ち帰りしてね」ってことですね。うまい言い方だと思います。
私も日本語でも英語でも、スライドの言葉をつなぐと台本になるスライドをつくるようにしています。そのまま文章書くのはかっこわるい。outlineはわりとだらだら書くんですが。
Taken together, these results indicate that ~.
この辺、日本人が思ってるよりもthis figure indicates, demonstrate, shows that(ここまでは丸ごと覚える)〜はよく使いますね。
ついでに、趣味の問題ですが、よくある「〜のために実験をした」と言う言い方、日本人の感覚ではThe experiment is carried out for ほげほげ ですが、口語だったらWe done experiments to investigate(〜を精査、調査する)/ quantify(〜を定量化する), or understand characteristics of ほげほげ(〜の特性、性質を理解する) と言うようにしてます。

blochablocha 2009/05/21 17:41 Let's take a look at the figureとかLet's see what happensとかレッツ系もよく使いますねー

tsugo-tsugotsugo-tsugo 2009/05/21 21:43 コメントありがとうございます。そーですねー、Let us, Let meほげほげもよくつかいますね。「これからこれをするよ」と宣言すると、これも聴衆の関心を惹くことができますね。