ショパンを愛するあなたへ

 名古屋の伏見にある三井住友海上しらかわホールで開催された『ショパンを愛するあなたへ』という催しに、音楽の素養がある人と一緒に行ってきました。出演は若手ピアニストの北村朋幹さんと芥川賞作家の平野啓一郎さんで、北村さんがピアノでショパンの曲を演奏し、曲の合間に平野さんとショパンについて語る、という構成でした。
 北村さんのことは全く知らなかったのですが、ショパンの美しくてゆったりした曲を見事に演奏していました。
 平野さんについては、ショパンの晩年を描いた『葬送』の第一部の上巻を途中まで読んだだけで、あまりよく存じ上げなかったのですが、おしゃべりの方もなかなか面白かったです。

 終了後、ホールのロビーでお二人のサイン会がありました。会場で販売されていた平野さんの著書と北村さんのCDを購入し、それぞれにサインをしてもらい、握手もしてもらいました。平野さんは、とても優しそうな人で、着ている服もはめている時計もオシャレでした。北村さんはまだ20代半ばで、今時の若者らしいこざっぱりとした爽やかな印象でした。これからも益々活躍して欲しいものです。