先日、松本へ行く際、荷物が多かったので自宅から岐阜の駅まではタクシーを利用しました。タクシー会社はいつも名鉄タクシーと決めていて、この日も電話して暫くすると家の前にタクシーが到着。玄関から外へ出てみると、タクシーの車種がいつもと違っていました。名鉄タクシーはこれまでトヨタのクラウンのコンフォートという車種でしたが、この日、私の家へやってきたのはずんぐりとした黒い車でした。後ろの座席は電動のスライドドアで、乗り込むと天井が高く、室内はゆったりとした広さがありました。そういえば暫く前のテレビで、トヨタが次世代タクシーを販売し始めたというニュースをやっていたのを思い出しました。運転手さんの話では、その営業所にはまだ1台しか配備されていませんが、従来のクラウンコンフォートは既に生産が終了しているので、今後順次この次世代タクシーに入れ替えていくとのことでした。
この新しいタクシーはエンジン（燃料は従来通りLPガス）とモーターのハイブリッドで静かだし、座席は広いし、スマホが充電できるコンセントもあるし、後ろの座席でエアコンを調節できるようになっているし、なかなか快適でした。運賃は勿論従来の車種と同じ。年配の方でも乗り降りが楽そうですし、後ろの座席をたたんで車イスでも乗れるようにもなっているそうです。高級感は無いけど、「また乗ってみたいな」と思わせるタクシーです。他のタクシー会社もこれに追随するのか、興味深いところです。
