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現代田んぼ生活 辻井農園 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2016-12-06 ”言わぬが花”と”知らぬが仏”はペアなのか

5日(月)

雨上がりの朝。そののち晴れてきて暖かくなる。うれしい。

午前中も午後も精米など。

午後は乾燥中の大豆の水分を計ったり、農談会の案内を配ったり。


6日(火)

午前中は雨が降ったり。その後晴れてきたりしたが、風が出てきて寒くなる。クルマの中は風が当たらないので暖かい。って当たり前か。

お米の配達など。


そういえば、思い出したが、昨夜、長女が訊いてきた。

「”言わぬが花”と”知らぬが花”はペアの言葉なん?」

「”知らぬが花”?うん?ひょっとすると、というか、それも言うなら”知らぬが仏”やろ?」

「あ、そうとも言う」

「あーた、普通は”知らぬが仏”です。」

「そうかも。ほんでペアなん?」

「ペアって、ペアとは違うやろ。”知らぬが仏”っちゅのは、知ってしまうと厄介なことも知らないでいると仏さんのように楽な気持ちでいられるっちゅうことやろ。」

「ほんで?」

「”言わぬが花”っちゅうのは、ちょっと難しいけど、まあ簡単に言うとやな、言わん方がええ、聞かん方がええっちゅうことやろ。」

「ほんでペアと違うん?」

「例えばやなぁ。うーん、あのサザエさんの歌があるやろ、サザエさんの歌。♪お魚くわえたどら猫、おおかけってぇ〜、裸足で、かけてく、陽気なサザエさん、ちゅうのがあるがな。」

「あるで。」

「ほらまあ、サザエさんは陽気かもしれんけど、サザエさんは、どら猫を追っかけて、どうなったか、ちゅうことやな。」

「うん。どうなったん?」

「まあ、サザエさんがやな、どら猫を追っかけてお魚を取り返したと。で、その取り返した魚やな、どら猫がくわえたお魚を、焼いて何食わぬ顔でやな、知らんぷりをしてやで、マスオさんに出したら、マスオさんが、うまい、うまいと大変喜んで全部食べた、と。こういうときに”知らぬが仏”ちゅうように言うわけや。マスオさんは、まあ、かわいそうやけど、その魚の事情を知らんから、うまい、うまいちゅうて、食べられたわけやね。これが”知らぬが仏”ちゅうことやろ。」

「うん、ほんで、サザエさんは、ほくそ笑んで、”言わぬが花”、言わんほうがよかった、となるンやろ?」

「なんか、おかしいぞ、ほれ。そういうときには使わんぞ。」

「うん?ちがうん?」

「だいたいやな、”言わぬが花”、ちゅうのは、世阿弥の”秘すれば花”からきてるんやわ。”秘すれば”ちゅうのは、秘密にすれば、ということやな。」

「ゼアミ?なんなん?ゼアミって?」

「あーた、世阿弥を知らんの?高校の古典で習ろたやろ?なんやったっけ、そうそう『花伝書』よ、正式には『風姿花伝』。習ろたやろ?」

「知らんで、ほんなん。・・・古文なん?」

「あーた、ようほれで外国語を勉強したと言えるな。外国語を学ぶっちゅうことは、佐々木小次郎ツバメ返しのようにやな、外国語を学んだその剣の切っ先は、日本語、日本文化に真っ直ぐにすっと向かうンや。あーた、ほういうもんやで、外国語を学ぶちゅうことは。ほれに『風姿花伝』は基本文献やろ?お父さんなんか、学生の時に岩波文庫で原文で読んだで。うすーい星一つの本やったけど。星一つは100円やったかな?50円やったか?」

「なんなん?笑えるわ。ほんで”言わぬが花”は、どうなったん?」

「うん、ほんでやな。あ、わかったけど、”言わぬが花”、”秘すれば花”、ちゅうのは、ええこと、上品なことにしか使わんのよ。ほんなな、誰かをだました時にはつかわんの。上品なこと、おもしろいこと、楽しいこと、そういうときに使うんよ。そんな猫がくわえた魚をマスオさんに食わして、サザエさんがほくそ笑んだ、というような時には使わんの。」

「例えば?」

「ほやな。うーん。まあな。例えばやな、うーん。誰かがやな、お若く見えますね、おいくつなんですか?とたずねやーたとするな、そういうとき、なんかうれしいやろ?そういうときよ、”秘すれば花”ですから、とビシッ!と言うんよ。」

「なにそれ?・・・」

「もひとつ、例えがよくなかったかな。うーん。・・・」

「・・・。例えば、手品のタネあかしをたずねられて、そういうときに”秘すれば花”ですから、とか?」

「ああ、そうそう、まあ、そういうときには使うかもな。むひひひ。」

「私の方が、ようわかってるやん。」


というような会話を風呂上がりに僕はビールを飲みながら長女としたのですが、たしかに”秘すれば花”は難しい日本語ですな。

昔、学生時代、一般教養課程から専門課程にあがったとき、専門課程で歓迎の冊子を「青焼き」で作っていただいて、自己紹介欄があったのですが、ある先生が生年月日の欄に”秘すれば花”と書いておられたのをよく覚えています。

ま、どれだけ長女に伝わったか、あとは長女の教養次第ということでしょう(笑)。えー、そういう長女との会話を次女はゲラゲラ笑いながら聞いていました。さて、三人の中で、誰が一番上品で教養ある人物なんでしょう。

ええ、いや〜、人生って、ほんとにいいもんですね。さよなら、さよなら、さよなら。(水野晴郎氏も淀川長治氏も、人間の本質をつかんでいたなぁ、たぶん。)


で、今、ちらちらと岩波文庫の『花伝書』を眺めておりましたら、「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり。いづれの花か散らで残るべき。散るゆえによりて、咲く頃あればめづらしきなり。能も、住する所なきを、まづ花と知るべし。」と出てきました。農ならともかく、能をゆっくり鑑賞したことのない私には難しい言葉のようにも思えますが、ま、なんとなくわからなくもないです。農は能に通ず、です(笑)。

2016-12-04 いささか遅れて上原ひとみを知る

午前中はよい天気。午後は曇り。夕方から雨。

朝のうちは県下一斉の道路愛護清掃活動に出る。道路のゴミ拾いを一時間ほど。道路にゴミを捨てちゃいけませんよ。

それから土地改良区の分水工の点検を自治会長さんと一緒に見て回る。

午後は作業所の整理と乾燥中の大豆のなかにずいぶん鞘のままのが混じっているので、鞘から豆を出したりゴミをとったり。いやはや。


上原ひとみというジャズピアニストがいることはもちろん知っていたが、きちんと聴いたことはなかった。一度矢野顕子といっしょに演奏しているのを観たことがあったような気がするが、あまり印象に残らなかった。たぶん矢野顕子ばかり観ていたんじゃないかな。

ところが今日、ふとYouTubeを観ているときにYouTubeからオススメされて、この「Move」を聴いてみてビックリ!すげー!たまげてしまって、やられてしまいました。いや、超絶技巧らしいことは聞いてはいたのです噂で。もちろん超絶技巧でしたが、驚いたのは、その音の粒立ち!指が強いのかな。ギュンギュンと弾いているのにその一音一音のつややかで美しいこと。まいってしまいました。これは人気が出ますね。

ひょっとすると若い女の子が元気にピアノを弾いているので、それだけで、なんかうれしい、というオジジ特有のアレなのかもしれないが。それもあるかもしれないが、どうなんだろう。僕はすごいと思いました。ええ、今日。今さらながらですけれど。


YouTubeであれこれ上原ひろみの動画を観る。

ベートーベンピアノソナタ8番はとてもチャーミングだし、チックコリアとのデュオもいささか退屈なチックコリアのピアノと比べて、上原ひろみの表情の豊かさはどうか。顔の表情も音の表情も。

2016-12-03 作業所の整理と大豆を乾燥機に入れたことと孔子のことば


えーっと今日はいいお天気でしたね。陽射しもたっぷり。風もあまりなくてあたたかで。


長女が冬用のスタッドレスタイヤを買って、タイヤ交換してきたので、ノーマルタイヤ作業所の二階に保管する。そろそろタイヤ交換の時期ですな。

そのあとあれこれ作業所の中の整理整頓。籾擦り関係のあれこれを二階にしまったりする。


午後は車庫の方に広げておいた大豆をコンテナに入れ、コンテナをリフトで運んできて、今度はコンテナの大豆を乾燥機に入れる。箕を使っての手作業なので、なかなか疲れる。


『がんこなコリが一気に消える 肩甲骨はがし』という恐ろしい名前の本というか雑誌というか、ムックのようなものを教えていただいて、ええ、どこに売っているかも教えていただいたので、買ってきました。数日前にも書きましたが、肩甲骨と肋骨の隙間がなんだか凝っているのです。原因ははっきりしているのです。事務仕事が重なったことです。万年筆で字を書いたのですが、ちょっと肩に力が入っていたのでしょう(笑)。


そういえば、11月27日のブログで、開高健に教えてもらった「手を忘るな」ということについて書きました。”「手を忘るな。」とおっしゃったのはメソポタミアのどこかの国の皇太子だったか?”などと書いたのですが、あれは思い違いというか、ウソでした。開高健『知的経験のすすめ』をぺらぺらみていましたら、こんな文章が出てきました。

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 ……石川淳氏と会って酒を飲んだとき、バクチでもいいから手を使えと孔子が言っているぞ、と聞かされたことがあります。……これがその夜の私にはたいそうひびき、いまだに忘れられないでいます。ヒトの心のたよりなさ、あぶなっかしさ、鬼火のようなとらえようのなさをよく見抜いた名言と感じられたのです。

 孔子が太古の異国の哲学者というよりは現代の最尖鋭の精神病理学者のように感じられたほどです。現代人は頭ばかりで生きることを強いられ、……これでは発狂するしかありません。発狂か、自殺か、または、そうでなくても、それに近い状態で暮らすか……孔子のいうようにバクチでもいい。台所仕事でもいい。……手と足を思い出すことです。それを使うことです。私自身をふりかえってみて若くて感じやすくておびえてばかりだった頃、心の危機におそわれたとき、心でそれを切り抜けたか、手と足で切り抜けたか、ちょっとかぞえようがありません。

 落ち込んで落ち込んで自身が分解して何かの破片と化すか、泥になったか、そんなふうに感じられたときには、部屋の中で寝てばかりいないで、立ちなさい。立つことです。部屋から出ることです。

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というわけで「手を忘るな」とおっしゃったのは孔子でした。うん、そうだったような気がしてきた(笑)。でも確かに大事なことのような気がするし、さすがに孔子は人間というか、肉体についても忘れてはいないなぁ、と思わずにはいられない。それから対談の名手といえば、一昔前は吉行淳之介ということになっていて、確かに吉行の対談本はおもしろかったように思う。聞き上手だったんだろうな。開高は自身が博学というか博覧強記の人ですから、礼を失するようなことはありませんが、挑みかかるような対談ぶりです。石川淳との対談というか、一緒に酒を飲んだという話も二、三度読んだが、石川淳もまた博学というか博覧強記の人ですから、おもしろい対談だったような気がしています。うーむ。たぶん。

「バクチでもいいから手を使えと孔子が言っているぞ。」なるほどな、石川淳、なかなかカッコいいことを言う。

それから富岡草津温泉へ旅行した友人から絵葉書が届いた。笠原工業の生糸の商標ということです。なるほどRaw Silkって最初に書いてありますね。

2016-12-02 ニンジャとハーレーと早贄とお歳暮の宣伝

1日(木)

曇り空だが、風があまりなくあまり寒くない。

午前中は散髪にいく。散髪屋のご主人は僕より若いのだが、バイクが好きみたいでお店の奥にバイクを置いている。といってもいつも布がかけてあるので、どんなバイクかわからないようにしてある。でも髪を切ってもらいながらのおしゃべりで、そのバイクがニンジャであること、1400ccの排気量であることなんかを知る。ライムグリーンだったので、カワサキのバイクであることはすぐわかったんだけど。「速い?」なんてバカなことを訊いたら、笑いながら「100km/hならほんの数秒です。」なんてことをおっしゃってました。今、ネットで調べたらフル加速で0km/hから100km/hまで、2.8秒らしいです(笑)。

ところが、今日ちらっと見たらニンジャじゃないんです。ちょっとアメリカンな感じ。「あれ?バイク、変えたン?」「ええ、ハーレーです。」「おお!なんと。ニンジャはもうやめたん?」「もうちょっと危ないかな、って(笑)。」「ハーレー、どう?」「うーん、走らん、曲がらん、止らん、ですね。でも楽で気持ちいいですよ。」「あははは。曲がらんというのはよく聞きますね。」「前傾姿勢じゃなくて、足を前に投げ出すような姿勢やし、200kmぐらいなら休憩なしで走れますわ。ニンジャは80kmほど走ると手がしびれてきたけどね(笑)。」などなどあれこれおしゃべり。「あれ?バイク好きでしたっけ?」「いやいや、バイクは危ないし(笑)。若いときにちょーどバイクブームで。『バリバリ伝説』の頃で。友達でバイク好きは多いけど。」「わお!『バリバリ伝説』の頃ですか!」などと。

追記:ハーレーの排気量はは1600ccだそうです。初めて僕が乗ったクルマ、ファミリアXGと同じ排気量じゃないか。重さは360kgだそうです。「倒したら、起こせるの?」とたずねると「無理かも。まだ倒したことはないんですけどね。ふふふ。」ということでした。


午後は地元の八幡神社新嘗祭。農事組合の組合長として参加してきました。あれこれたくさんお礼を申し上げてきました。ありがたいことでした。


あ、朝もいただいたなめこ汁。むちゃくちゃおいしいです。


2日(金)

今日は朝のうちは曇っていたけれど、だんだん晴れてきました。

でも僕の方は午前中は事務仕事で、午後は精米など。


そういえば、朝、犬の散歩の時に早贄を見つける。モズの仕業かな。毎年、どこかで見つけるけど、今年は初めてかも。夏の間も早贄ってやっているのかな?早贄をする理由はまだあまりよくわかっていないみたいです。冬の間の食料不足に備えているのではないか、という説もありますね。そうなると秋に多くみられるということになりそうですが、足の力が弱いので、獲物を何かに突き刺して固定しておいて食べるのだ、という説もあります。こうなると夏場でもやっていそうですね。草がたくさん茂っていると、早贄を見つけにくいというのはありそうですね。

写真は、ちょっと油断して後ピンになってしまいました。スマホでの撮影なんですが、近寄って撮るときはピントの確認をもう少し丁寧にやらないといけませんね。


12月になりました。一年がほんとにはやく感じられるようになりました。

さて、ここからは宣伝・広告です。

お歳暮など、贈り物に無農薬栽培のおいしい新米はいかがでしょうか。辻井農園ではお歳暮として熨斗紙をかけて発送させていただきます。丁寧に心をこめて発送しております。もしまだお歳暮のご準備がおすみでないなら、辻井農園の完全無農薬有機栽培米をお考えください。「コシヒカリ」「秋の詩」「みどり豊」と三品種取りそろえております。長浜市の「おいしいお米コンテスト」で最優秀市長賞をいただいたおいしいお米です。きっと満足していただけるお米だと自負しております。どうぞよろしくお願いいたします。

と、1970年代風の宣伝文句になってしまいました。うん60年代風かな?ま、それはそれでいいか。城達也のジェットストリーム風のナレーションをイメージしていただけるとありがたいです(笑)。うーむ。それも厳しいような気がしますが。どんどんクリックしてください。どうぞよろしくお願いいたします。

2016-11-30 大豆の選別をすることとなめこ汁をいただく

朝はとても冷え込んで、すこし霜も降りていた。

「天気は穏やかで陽射しもあるので、日本海気候では、今日の晴れ間を大切に」などと朝はお天気お姉さんが言っていたのに、お昼前までは陽射しもあったが、お昼にはすでにどんより曇り空。やれやれ。


というわけで朝から大豆の選別。乾燥の終わった大豆農協へもっていって選別機を借りて選別する。今年は大豆の鞘が多いような気がするので、なんだかなかなかすんなりとは機械に入っていかないので、まあ、ゆっくりとすすめる。母も手伝いに来てくれた。


夕方、あれこれブログへのアップがスマホから出来ないのかとあれこれチャレンジしてみたが、どうにもうまくいかない。このブログを運営している「はてな」はすでにブログのシステムを「はてなダイアリー」から「はてなブログ」へ移行してしまっているようで、以前は使えた「はてなtouch」というアプリがうまくうごかない。「Textwell」というアプリならアップできそうだという記事をネットで見つけたが、360円で買ったのに、これがどうもよくわからない。なんだかなぁ。「はてなブログ」なら、はてなが出している「はてなブログアプリ」があるようです。

うーむ。「はてなブログ」に移行を考えてみようか。しかしなぁ。


夕食になめこ汁がでた。どうしたん?と言うと、奥さんのお友達のご主人が山でなめこを採ってきたとのこと。なんと!このご主人はミツバチ養蜂もやっておられるんですよね。蜂蜜も以前いただいたことがあります。

うまかったです、なめこ汁。ほんとに。ありがとうございます。


今朝の読売新聞の記事。ま、ツッコミどころは数カ所あるが、なぜ、こんなにお米が安くなってしまっているのか。なぜお米は余るようになってきたのか。

2016-11-29 手帳に書いてみる

28日(月)

北風がけっこう吹いて寒い。陽射しはたまにあるぐらいで曇り空。

辻井農園のHPスマホからもきちんと見られるようにしようとあれこれ試行錯誤。なかなかうまくいきませんな。


29日(火)

午前中は精米など。

午後は本屋さんに寄ったり。パイロットのkakunoという1000円ほどの万年筆を買ってみる。ええ、すでに2本持っているのだが、中字なので、細字のヤツを買ってみた。万年筆インク色彩雫シリーズを使っていて「月夜」のブルーブラックな感じが気に入っているのだが、小さい瓶で「稲穂」「山葡萄」「松露」という色も買ってあったので、これを手帳で使ってみたくなったのでありました(笑)。

絵日記風に書いてみるのだが、いささか笑える。文章の中身がない。あと、これはスキャナーで取り込んで日付の順番に貼り付けてみたのだが、やはりここはデジカメでそのまま撮影して載せるのが臨場感があっていいのではないかと思ったりしている(笑)。

2016-11-27 終日の雨とデジタルとアナログと『ちゃぶ台』

『ちゃぶ台』創刊号

終日、雨。といっていいのではないか。母が「秋じまいはたいてい毎年よく晴れるンやけど、今年はあかんねぇ。ほんまに。」と朝、言っていたが、ま、いろいろありますわな。


デジタルとアナログ。もちろんデジタルは処理がしやすいから使いやすいし便利なことは確か。そういう意味ではアナログは足下にも及ばないけれど、でも、いいとか悪いとか好きとか嫌いとかいう話になると、これは別物。

デジカメでなくてフィルムのカメラで、自家現像、自家プリントしておられる方もまだまだたくさんいらっしゃるでしょう。昨今のレコードのブームもありますね。機械式の時計や万年筆、ツーシーターフルオープンのライトウエイトスポーツカーとか。


「手を忘るな。」とおっしゃったのはメソポタミアのどこかの国の皇太子だったか?開高健に教えてもらった格言・名言の一つなんですが。デジタル化というのは、要するに、手を忘れよ、ということですね。デジタル化はスイッチを押すという方向への流れですから。もちろん、スイッチを押すにも、キーボードを叩くにも手や指は使うんですが。

「手を忘るな。」というのは、つまり、手を動かすこと、指を動かすこと、身体を動かすこと、手仕事、身体仕事、肉体労働を忘れるな、ということだと思います。実際のところ、僕の場合、手仕事というか肉体を使う百姓仕事は、家庭菜園というか、ちいさな畑ほどの面積ならいいのですが、田んぼにでると、畦一本が100mとかになることもあるので、鍬やスコップを使う仕事はしんどくて、できたらしたくないですけど。ま、「手を忘るな。」ということはよくわかります。


私なんか、メモをとる代わりにスマホで画像にしてしまったり(ま、これはデジタルの情報整理術としては、ありだと思うのですが。)鉛筆やボールペンの利用もずいぶんと減りました。

その反動というわけでもないと思いますが、そのかわりに妙なところで万年筆や筆ペンで字を書いたり、スケッチブックや手帳に落書きをしてみたり、というのがおもしろかったりします。妙なものですね。妙なものだな。


セーラー万年筆が出している「ふでDEまんねん」という妙な万年筆で今日は字を書いてみました。よく観るとわかりますが、この万年筆のペン先は曲がっているんです、最初から。で、万年筆の角度を変えると字の太さが加減できるので、筆で書いたような文字が書けるという、そういう宣伝文句万年筆です。久しぶりに出してきて書いてみました。おもしろいのです。文字の形はともかく、線の太さの具合は確かに筆っぽいところもありますね、そうでもない?(笑)。インクは黒にしてみたのですが、ブルーブラックとか、青系にしたらどうなんだろう?うーむ。


ミシマ社の「ちゃぶ台」という雑誌がおもしろいよ、と教えてもらったので、創刊号と2号を注文しておいたのが届く。今、創刊号を読みはじめて2/3というあたりですけれど、これが、あーた、いいです。おもしろいです。えー、メモしたくなる文章やページがいくつも出てきました。創刊号についている帯には「お金にも政治家にも縛られることなく 自分たちの手で、自分たちの生活、自分たちの時代をつくる。移住 仕事 生まれつつある未来のちいさな形」とある。いいねぇ。最初の方に内田樹氏の講演の速記録が載っています。タイトルは「街場の農業論〜序」おもしろかったです。農業市場経済というふたつは食い合わせが悪い、とおっしゃる。食い合わせが悪いから軋みが出る。その軋みを全身で受け止めているのが百姓ということになるのでしょうか。

それから西村佳哲氏の「今までにない就活」というインタビュー記事。「人づきあい」っていう言葉はありますが、「自分づきあい」っていう言葉は使いませんね。「人づきあい」の大切さはいろんなところで説かれますが、西村氏は「自分づきあい」の時間を持つことの大切さを話しておられます。要するに一人で過ごす時間ですね。うんうん、よくわかるなぁ(笑)。

それから西村氏の言葉でもう一つだけ。

軽井沢に引っ越しした友人がいて、旦那さんは北海道出身、奥さんは都市部の出身。軽井沢でもいわゆる田舎っぽい人づきあいはあるみたいで、なんかのときにちょっと何かをわけてもらったり、手伝ってもらったり。そういうときにすぐ”なにかお礼を”みたいになる奥さんに旦那さんが、そうじゃないんだって諭したって。”関係をすぐ清算しちゃダメだ”。よくしていただいたことはちゃんと覚えておいて、いつか機会があったときに返せばいいんだよ、と。」

いいなぁ。もちろん、その時その時、そのつどそのつど、きちんとお礼も言うのは大切なことだけど、等価交換で精算してしまって、いつ縁が切れてもいいんだ、みたいなのは、うーむ。いや、まあ、お礼を言いつつお返しをして、これでチャラにしとこか、なんて言うことはあるのだけれど、それでもちゃんとよくしていただいたことは覚えておいて、なにかのときに返す、という意識は大事にしているところではあります。あははは。コッポラの『ゴッドファーザー』にも同じようなセリフがありましたな。ええ、仁義ということですわな。

ミシマ社って、どんな会社なんだろう?

2016-11-26 コンテナに大豆を移したことと武満徹「ノヴェンバー・ステップス」

25日(金)

午前中は精米など。午後は作業所の整理など。それから大豆のコンテナを農協に借りる。

お昼前から時雨れたり時雨れなかったり。


えーっ、午後も4時半になると、なんだか日没の予兆(と書いて、まともな日本語なのか自信がなくなる。じゃ、なんだ気配か、予感?あははは。日没は計算通りの時間に正確にやってきます。ま、いいや。)、とにかく夕暮れになると寒し、暗くなってくるし、なんだか寂しいような気持ちになってきて、家に帰って、冷たいビールをグビリと飲みたいなぁと思ったり、ああ、寒いし電子レンジ日本酒の熱燗をチクリとやりたいなぁ、と思ったりする自分に笑える。

で、ネットラジオ大相撲中継を聴いたりする。一横綱大関を破る遠藤の活躍や勝ち越し宇良がうれしい。誰にも言っていないが、ひそかに応援してきています。

今場所は鶴竜が頑張ってますな。あら?今3横綱を破った稀勢の里が負けちゃった。


万年筆の洗浄をする。とりあえず4本。水に浸けたり、水道で洗ったり。現在自然乾燥中。


26日(土)

なんだか朝からいい天気で風も弱くていい。

午前中は精米など。午後は乾燥機の大豆をコンテナに入れて取りあえず保管。それからフォークリフトのチェーンにグリスをつけておく。

父が天気がいいので、大豆を刈取ったあとの圃場をトラクタですき込んでくれた。


そういえば、今朝は5時前に目が覚めて、お蒲団の中でゴロゴロしつつスマホFacebookを眺めていたら、武満徹の話題が出ていた。「世界のタケミツは、いったいなにがすごいのか」おお、武満徹。高校の国語の教科書に武満徹の文章が載っていました。独学で作曲を学んだことが書いてあって、ああ、読ませる文章を書くなぁ、と思ったのを覚えています。というのも武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」がときどきラジオから流れてきていたので、現代音楽作曲家の名前だけはよく知っていたのです。でもラジオで数秒聴いただけで「なんじゃ、こりゃ!?」と思ってしまったのでしたが。まあ、歌謡曲、ポップス、ロック、ジャズと音楽になじみはじめた僕にはあわなかったんですな。もっともセシル・テイラーオーネット・コールマンジョン・コルトレーンのいわゆるフリージャズレコードを聴いた時にも「なんなん?」と思ったけれども、レコードを自分の小遣いで買った分だけ、思い入れがありますから熱心に聴きますわね。

ところが今朝は素直に武満徹が聴けました。最初に『夢千代日記』のオープニングテーマを聴いたのがよかったのかな。『夢千代日記』という吉永小百合主演のドラマの噂は何度も聞いていたのだが、YouTube吉永小百合さんのインタビューを観たこともあって、すんなり胸に落ちました。それからサントリーリザーブのラジオCMの音楽もありましたな。とボチボチと近づいていって「ノヴェンバー・ステップス」をYouTubeで聴きました。ちょっと雑音が多いのだが、琵琶鶴田錦史尺八横山勝也が、なんだか途中からサムライのような気配になってきているし、指揮しながら背中で二人の演奏をきいている”違いのわかる男”岩城宏之の背中がまたいいんだなぁ。

ちょっとメモのために貼っておきます。

2016-11-24 籾摺り機の掃除と目にゴミが入ったこととSIMフリーの携帯電話を考え

終日、作業所の整理と籾摺り機の掃除など。東京は11月に初雪積雪だとか。こちらは寒いがときどき陽射しも出たりする曇り空という感じ。

籾摺り機をあちこちばらして、掃除機であれこれ吸い取ったり、コンプレッサーのエアで吹き飛ばしたりして、きれいにして、もう一度組み立てていく。

で、奥の方をのぞき込んで、籾殻などゴミを確認しながらエアを噴射したら、噴射したエアが奥に当たって跳ね返ってきて、ゴミが目に入るというバカなことをやってしまった。目の中がゴリゴリとしている。なにかゴミが入っているのはわかるのだが、・・・。すぐに目を洗ったり、目薬をさしたりしたが、まだ残っている。残っているのはよくわかる。子供たちや奥さんに観てもらったが、赤くなっているのはわかるけど、ゴミは見えないという。ま、目薬でオーバーフローさせるしかない。


先日、通帳の残高を確認するために記帳してきたのだが、・・・。携帯電話会社に支払っている金額が毎月すごいことになっているなぁ、ということに気がつく。って、まあ、昔から気がついていたのだが・・・。僕の分と子ども4人分の携帯の料金が毎月僕が管理している通帳から引き落とされている。5台ともソフトバンクSIMロックされたiPhoneなのだが、これはSIMフリーに変更できるのかな?ソフトバンクだと格安SIMが使いにくいみたいなこともネットのどこかに書いてあったしな。でも台数が多いだけに格安SIMに変更できれば、ずいぶん変わってくるのではないかと思う。

格安SIMだと電波がどうなのか、都会ならともかく田舎だと電波が届いていないような気になっていたのですが、よーく調べてみたら、DoCoMoauとか大手の電波を借りているので、通信速度はともかく電波はカバーされているみたいですね。うーむ。ちょっと考えてみようか。

だいたい、今さらだけど、AppleiPhoneはものすごく高い。ええ、もちろんそんなことは知っていたのだが、最新の機種だとメモリの容量にもよるが、10万円くらいしているが、・・・。まあ、もうAppleにこだわらなければ国産のメーカーで1万円位で買えるものもありますね。ソフトバンクの二年縛りも、もうすぐ終わるんではなかったかな。うーむ。


麦の圃場では、麦がいい感じで芽を出してきて、筋になって見えるようになってきた。うれしい。

緑肥にするナタネはもう一つなのだが・・・。


そういえば、お昼に「北海道ラーメン」という袋麺をつくって食べたのだが、これが、あーた、醤油味でなかなかうまかったです。乾めんでなかなか茹でるのに時間がかかったが、畑のネギを刻んで入れてみたぜ。

2016-11-23 いい夫婦の日と勤労感謝の日

岡本よりたか『野菜は小さい方を選びな

22日(火) いい夫婦の日

朝起きてテレビを点けたら、地震津波警報のニュースで、ビックリもしザワザワした気分になる。

あれこれ思うことはあったが、今は書かない。ただせっかくいただいた生命をビクビクしながら暮らすのは御免こうむりたいので、原発は止めて廃炉の方向ですすめていってもらいたい。(以下三行抹消)


朝のうちは曇っていたがお昼前から晴れてくる。

今日は作業所の掃除などを、枝雀さんの落語を聴きながらのらりくらりとやってみる。

お昼過ぎに米原まで用事、帰りに釜玉うどんを食べてみる。うまい。


ラジオ作業しながら聴いていたら、今日はいい夫婦の日だということで、どこかの誰かがドリカムの「LOVE LOVE LOVE」をリクエストしていた。初老の域に達している私としては、涙腺がゆるくなってきているのは自覚し承知している。ま、この歌もまだ30代の仲良し夫婦のどちらかがリクエストしたんだろうかと思うけれど、しかしなんだな、しみじみして、泣けてきそうになりましたがな。とはいえ、夫婦でいい夫婦の日」について会話したことは一度もなく、うちの奥さんが夫婦関係をどう思っているかはさっぱりわからない、という「いい夫婦の日」でした。(笑)ああ、でもドリカムの「LOVE LOVE LOVE」だから40代のご夫婦の方がリクエストする可能性は高いかも。


23日(水) 勤労感謝の日

朝一番に、ご近所でうちのお米を食べてくださっているところにお米の二回目の配達。家を離れたお子さんも新米をもって帰られた由。そんなお話を聞いて喜んで帰ってきたら、ご近所の奥さんから、先日の長浜市のおいしいお米のコンテストについて、「ひろあきさん、大きい新聞にも、小さい新聞にも、載ってたやろ。おめでとうさん。」「あ、どうも、ありがとうございます。でも、たまたまですけどね。」「なかなか、もらえん立派な賞やん。ほれに、家でもしゃべってたんやけど、あれは百姓の本分やで、ほんまに。ますます頑張ってくださいますように。」「ありがとうございます。あはははは。」と話しかけていただいて、ありがたいことでした。


今日も昨日に続いて作業所の掃除など。

あと、午後にお茶を買いに行き、それからナタネやソラマメの様子を観察しにいく。


岡本よりたか『野菜は小さい方を選びなさい』(フォレスト出版)を読了。これはいい本ですわ。岡本よりたか氏は無農薬栽培で野菜やら小麦を育てておられる人のようです。目次はこんな感じ。第1章:肥料農薬がなくても野菜は育つ 第2章:有機野菜だから安全ではない 第3章:不自然な種が不健康な食べ物を生む 第4章:本物の野菜は雑草と虫が育てる 第5章:本物の野菜の選び方 第6章:本物の野菜はカンタンに作れる といったことになっていますが、どれもたいへん興味深く読めましたが、特に第3章では遺伝子組換の作物の安全性の問題について書かれていてとても勉強になりました。