現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

今日から8月

ナスとキュウリ

今日から8月。旧暦では7月2日月齢は1.4であります。
朝と夕方に田回り。午前中は精米など。


『こんなステキなにっぽんが 弦の糸つむぐ 湖北の里』をNHKオンデマンドで観る。絹糸から和楽器の弦を作る話。ギタリストの押尾コータローさんが、その過程をリポートしていくという番組。桑の新芽を食べた春の繭を使い、その特質を損なわない繭とりの技術で和楽器の弦が作られていく。番組の中で木ノ本の製造工場の若い社長さん(?)が、「和楽器の弦には芯がないんですよ。600本ほどの細い絹糸に縒りをかけていくんです。」と手作業でコマを回して縒りをかけていく作業が紹介されていました。
いまさらですが、その時、縒りをかける。職人が腕に縒りをかけて作る、とか、男女が縒りを戻す、とか「縒り」という言葉の意味が一瞬にしてよくわかるような気がしました。


続いて『NHKスペシャル未解決事件 グリコ森永事件』も観る。かい人21面相の事件である。ちょうど学生の頃で、新聞も週刊誌もおもしろおかしく競争するように報道していたのを憶えています。うまく説明できないが、当時僕は、不思議なくらい興味がなかったなぁ。たぶんもっと他のことで頭がいっぱいだったのだろうか。新聞もテレビも週刊誌もまとも観たり読んだりしていなかったからなぁ。
高村薫さんがあれだけ警察や食品会社やマスコミをおちょくったような手紙がおもしろおかしく報道されて、最初の劇場型犯罪だったのに、その事件が未解決事件となったことは、その後の日本社会に大きな影響を与えたというようなことを話していた。うーむ。