現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

穂肥とイナゴと草刈りと今朝の新聞あれこれ


蒸し暑い。
午前中は「秋の詩」に穂肥をやる。ある田んぼで動散で穂肥をまいていたら、肥料に反応してイナゴが飛ぶ飛ぶ。どこにこんなにイナゴがいたんだ?と思うくらい。この田んぼもにぎやかだなぁ、と思っていたのだが、一枚撒き終わって隣の田んぼに肥料を撒きはじめたら、さっきの田んぼ以上にイナゴが飛ぶ飛ぶ。イナゴの他にショウリョウバッタも飛んでいる。こんなにいるんじゃ、稲の葉っぱをみんな齧られちゃうんじゃないか?なんかそういう映画があったなぁ、と思い出す。あれはトノサマバッタか。とにかく肥料は少なめにして、稲に光合成をしっかりしてもらうというのが、栽培の基本方針の一つですから、葉っぱを齧られては困るんですよね。イナゴの野郎め。
でもこれで穂肥は終了。ほんとうは春にはもう少し「秋の詩」には穂肥をやる計画で農協から購入していたのだが、葉色が思いのほか良かったので、散布の時期も遅らせ、やる量も少し減らしました。余った分を返却。
午後は畦畔の草刈り。


日没の頃、雨が降り出したのだが、西の空は夕焼けで、東をを振り向けば、虹が出ている。という妙なお天気だった。写真では雨が降っているとは思えないでしょうけれど、雨降りなんです。こういうときどう撮ればいいのか、さっぱりわかりません。雨はなかなか写りませんしね。




日本農業新聞の記事があれこれ気になりました(笑)。これは食料自給率が38%だったという一面トップの記事。相変わらず先進主要国の中では最低ですね。あ、カロリーベースです。読売新聞ではカロリーベースで計算することに文句があるような論調で伝えていましたが、まあ、食料自給率は安全保障にからむ問題ですから、カロリーベースで計算することが妥当でしょうねぇ。なにか起こったときに飢えるかどうかを心配する指標ですから。



いろいろ意見があるのは知っているが、確かに鯨ももう少し数が増えるように考えないといけないと思います。捕鯨だけでなく地球環境の問題として。うーむ。さらし鯨、まったく知りません。



人生道場とありますが、まあ、農業新聞版の人生相談の類いですね。でもこの手の問題はこのあたりでもよく耳にします。うちの父も以前「朝、風のないときに薬をまこうと思って、朝5時過ぎからエンジンをかけたら、田んぼの隣の家から、あとになって、休みの日の朝5時からは、ちょっとこらえてほしい、と懇親会で飲んでいるときにやんわり文句を言われたと言っていた。もう30年以上前の話だけれど。しかし今ではもちろん家が近いと時間帯によってはエンジン音には気を遣います。



原発はひとたび事故が起きると、その事故の処理にとてつもない費用と時間がかかりますね。というか未だにどうしたらいいのか、誰にもわからないわけで。

これは読売新聞の人生相談というか人生案内の記事。五十代の新人保育士はいびられちゃうのか!?いろいろ思うところはあったが、回答の通り、自信をもって頑張ってほしい、と思いました。