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現代田んぼ生活 辻井農園 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2017-10-31 木枯らし一号と俳句のページと「奇妙な果実」

30日(月)

いや〜、終日、風が強く、朝のうちなど突風、暴風でありました。えー、台風の吹き返しではなくて、西高東低の気圧配置で,木枯らし一号なんだそうです。やれやれ。で晴れたり曇ったり雨が降ったり。

寒いし、風は強いし、たまに時雨れるし、田んぼに出る気がなくなり、辻井農園のホームページ俳句のコーナーを復活すべく、あれこれ、やってみる。うーむ。ページのインポートというのを使うことにしたのだが、やはり俳句は縦書き表示をさせたいということで、ま、苦労しますな。


31日(火)

朝から好天。快晴です。

朝から畦畔の草刈りや田んぼの排水対策。外に出ていても気持ちがいい。あと狭くて斜めになっていた進入路に土砂を入れてもらったので、鍬で均して田植え機が入れるようにする。うーむ。少し土砂が足りなかったか。

階段の白熱電球が切れたので、昼光色のLEDに交換したら、明る過ぎるし光の色が白々として家族に大いに不評。やはりこういうところは黄色っぽい光で少し暗めがいいみたいですね。


夕方から昨日の続きで、俳句のページを復活させてみる。で、新たに「啓蟄」「碩学」「指の先」「余り風」「浅酌低唱」と二年半分の俳句を載せてみました。えー、このところは毎月5句しか詠んでいないので、なかなかいい句は詠めないですが、俳句をひねる、という趣味が長くつづいているのことに我ながら感心している。ええ、長いばかりで上達はほとんどないのがツライところです。ええ。


前回、紹介したアーサー・ビナードさんの『日々の非常口』の中からもう一篇だけ。農業のこと。


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       奇妙な果実

「現実は、いつでも作り話以上に奇妙なものだ。」

ロマン派の大詩人バイロンが、19世紀初頭に書いた言葉だが、現実の奇妙さが増しているおかげで、この名言は古びて色あせるどころか、一層鮮やかに今を捉える。

例えば次のような現実がある。

カナダサスカチュワン州に住むパーシー・シュマイザーは、10代の頃から農業に携わり、広大な耕地でナタネなどを50年間にわたって栽培してきた。自家採取を繰り返しながら、土壌と気候に合った強い種子を開発して、それが農家としてのライフワークだった。ところが1998年に、モンサントという米国の巨大バイオ・ケミカル起業から突然、彼は訴えられた。

モンサント社特許を持つ遺伝子組み換えナタネをシュマイザーさんが違法に契約料を払わず栽培したというのだ。「遺伝子ポリス」と呼ばれるモンサントおかかえのパトロール隊が、シュマイザーさんの畑に無断で入りナタネを採り、調べた結果、特許侵害のDNAが含まれていた!

シュマイザーさんは逆にそこで、遺伝子組み換え汚染によって自分のライフワークが、台無しにされたことを知ったという。花粉が風で飛んできたにしても、鳥が種を運んだとしても、あるいは運送中のトラックから零れたものであっても、その人工的遺伝子がいったん純粋な種子のそれと交雑したら、取り除くことはできない。

そんな被害に遭った上に、損害賠償を求められて、シュマイザーさんには法廷に引きずり込まれた。

人間の遺伝子に置き換えるならば、こういう話だ。オレのDNAはオレのものだから特許を取る。それから見知らぬ女性を暴行して妊娠させる。十月十日ほど経って子どもがオギャーと出てくると、今度はその女性を訴えて特許侵害の賠償請求をする。

シュマイザーさんは第1審で敗訴、控訴審でも敗訴して、最高裁まで戦い、最終的には賠償金を払う必要はないという判決が出た。しかし同時に、モンサント社特許権があることも認められた。

こんな現実が日本でもはびこる前に、遺伝子組み換え作物の上陸を阻止すべきだ。


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この文章はだいたい10年ほど前に書かれたものですが、今でもこれと同じようなことが南米東南アジアアフリカで起こっています。そうして経営がたちいかなくなってしまった百姓がたくさんいるそうです。種(たね)を押さえられてしまうということは、胃袋を押さえられてしまうことと同じです。遺伝子組み換え品種のタネは自家採種を禁じられています。巨大バイオ企業からタネを買わねばならないわけです。営利目的の巨大民間企業に種を押さえられてしまうことの恐さはちょっと想像するとわかります。

日本でも「種子法(主要農作物種子法)」が来年4月1日に廃止されることになりました。政府や農水省は「国が管理するしくみが民間の品種開発意欲を阻害しているから」と説明していますが、民間企業による種子の私有化や種子多様性が保てるのかどうか、などいろんな不安が広がっています。


木枯らし一号が吹いたからでしょうか、急に紅葉・黄葉が進み出した気がします。まずは桜やケヤキからですね。エノキはまだきれいな緑色。

2017-10-29 台風22号の雨と読書週間と「産婆になりましょう」

アーサー・ビナード『日々の非常口』(

28日(土)

終日、雨ときどき止む。やれやれ。

昨日から読書週間ということだが、昔はわりとはっきりと読書週間を意識していた気がするが、ここ最近は、さっぱり意識の外に出てしまっているのだが、もうあまり本屋さんにも行かないからだろうな。読書週間といっても2週間ほどあるので、あわてなくても2週間あれば、文庫本なら1冊か2冊は読めそうです。と文庫本と書いたけれど、老眼鏡が必要な身になってみると、文庫本の文字サイズはちとツライかも(笑)。

そんなこんなで寝転がって文庫本を読んだりする。

夕方から農事組合の水路点検中間認定会の寄り合い。夜は懇親会。


29日(日)

台風22号が近づいてきていて、終日雨。いやはや。午後はけっこうな降り方である。風はまああまり吹かず。

午前中はお米の配達など。午後は囲碁のテレビ番組を観たりしてゴロゴロ。その後次女を送るついでに本屋さんに寄り、ムック本を買い、読書週間だし、図書カードで支払ってみたりする。

夜は、寄り合い。


アーサー・ビナード『日々の非常口』(新潮文庫)を読了。朝日新聞に連載されたというエッセイ集で、えー、10年くらい前に書かれたものです。いや〜、おもしろかったです。アーサー・ビナード氏については、名前だけは知っていたのですが、読むのは初めてでした。“日本人より日本通の詩人”ということです。1967年、ミシガン州生まれの詩人ですが、エッセイもたくさん書いておられるようですね。うーむ、僕より六つ年下かぁ。なるほど。いくつもスバラシイエッセイがあったのですが、一つだけ、紹介してもいいかな。わりと短いし。それは「産婆になりましょう」というタイトルです。


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       産婆になりましょう


1945年8月6日の夜、広島市のビルの残骸の地下室に、大勢の負傷者が避難していた。栗原貞子は「生ましめんかな」という一篇の詩に、その様子を描いた。


     こわれたビルディングの地下室の夜であった。

     原子爆弾の負傷者たちは

     ローソク一本ない暗い地下室を

     うずめていっぱいだつた。

     生臭い血の臭い、死臭、汗くさい人いきれ、うめき声。

     その中から不思議な声がきこえてきた。

     「赤ん坊が生まれる」と云うのだ。

     この地獄の底のような地下室で今、若い女が

     産気づいているのだ。

     マッチ一本ない暗がりでどうしたらいいのだろう。

     自分の痛みを忘れて気づかった。

     と、「私が産婆です。私が生ませましょう」と云ったのは

     さっきまでうめいていた重傷者だ。

     かくてくらがりの地獄の底で新しい生命は生まれた。

     かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。

     生ましめんかな

     生ましめんかな

     己が命捨つとも



無防備の命の力強さと、原爆にさえもひるまない人間の、生物としての優しさを描ききったこの作品を何度読んでも、胸と腹を同時にグッと打たれる。読むたびに翻訳したい衝動に駆られてきたが、「生ましめんかな」に見合う英語を探しあぐね、てこずったままだった。「生ませましょう」の意味だけストレートに英訳してしまうと、物足りなく終わってしまう。文語体の「生ましめんかな」にはもっと深く根づいた、くそ度胸にも似た抵抗のの意思が込められている。

ミシガン大学出版局から、栗原貞子英訳詩集『Black Eggs』(黒い卵)が届いたとき、僕はまっさきに目次で「生ましめんかな」を探した。が、そんなタイトルはどこにも見当たらない。146篇を収めた分厚い一冊で代表作が入っていないはずはないのに・・・と。もう一度ゆっくり眺めると「みんなで産婆になりましょう!」といった感じの“Let Us Be Midwives!”が目につき、まさかと思ったら、それだった。

ひどく違和感を覚え、半分否定しかけてから読み出し、最後には納得して、翻訳者のリチャード・ミニアーに脱帽した。産婆を複数にして大きく広げることで、「生ましめんかな」の度胸が英語に生まれ変わる。英語でもなんとも優しい、くそ度胸なのだ。


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栗原貞子の「生ましめんかな」は、僕も何度か読んだことのある、すごみのある詩ですね。スバラシイです。それをアメリカ人のアーサー・ビナードさんが「胸と腹を同時にグッと打たれる。」と紹介していることにも、僕はグッときてしまうのですが。確かに文語体の日本語を読むビナードさんの日本語の読解力もそれを表現する力も素晴らしいですね。「くそ度胸」ですよ!ああ、でもそれにしても、「生ましめんかな」はすごみがあります。“Let Us Be Midwives!”かぁ。

2017-10-27 見上げれば青空と夕焼け

今日も一日よく晴れてありがたかったです。気温もずいぶん上がったのではなかったかな。

美しい夕焼けでしたが、気がつけばコウモリが2匹ヒラヒラと飛んでおりました。久しぶりに見た気がするが、いままでどこにいたんだ?


今日はこんな感じではじまって、

お昼過ぎに、こんな風に見上げて、

日没後はこんな夕焼けで、


午前中は精米など。それから集塵機の水洗い。秋の乾燥機を動かしている間ずっと活躍していたのだが、集塵機という名前の通り埃やゴミを散水で落とすので、まあ、汚いわけですね。その掃除。もちろん一度ザッと水洗いしてあるのですが、今日は高圧洗浄機でギュンギュンと洗う。ま、それでも集塵機の構造上、なかなか完璧に落とすという風にならないのがツライ。でもまあ、概ねきれいにして日光に当てて乾かし、、午後に収納しました。

それから午後は作業所の中の掃除と整頓。

先日の台風で外に積んでおいた苗箱を包んでいたテントが破れてしまったので、夕方、長男にも手伝ってもらって苗箱をビニールで包み直す。


すべての仕事を終わって、キリン一番搾りのとれたてホップ2017を飲むうれしさ(笑)。

2017-10-26 小麦の圃場の排水処理と頭上のコハクチョウ

昨日天気が悪いと恨み節が聞こえてきてるぜ、と書いたら、今日は朝からよく晴れて田んぼに出て鍬やスコップをもって仕事をしていたら、大汗をかいてしまったぜ。でも空は青空。とても気持ちよかったのでした。

終日、小麦を播種する予定の圃場の排水対策。基本的に排水対策はトラクタに培土板をつけて溝を切って、排水対策をして乾かすのですが、今年は長雨で、田んぼが乾かないので、トラクタそのものが入れないんですね。水のある圃場にトラクタを入れると、まずトラクタが沈んでタイヤの轍がついてしまうし、溝を切っても土が練れてしまって、乾くとかちんかちんの土になりますから、小麦を播種してもうまく発芽してこないんですよね。それで、今は、トラクタが圃場に入れるように排水対策を鍬やスコップでやっているという状態です。なかなか苦労してます(笑)。晴れの日がつづいて欲しいです。

今日は排水できるように、田んぼの脇にある排水路の泥上げまでやったりして。大汗かきますわな。でも大汗かいても、今日は気持ちよかったです。えー、プロの百姓で、こんなに大汗かいてる百姓も少ないんじゃないか、と思ったりしています。ま、百姓なら毎日田んぼに出るのが基本ですから、いいんですが。田んぼで力仕事をして大汗かいていると、「男」だぜ。と「男」の漢字の成り立ちに納得したりするのです。


もうこの季節になるとプランターにいつも花を咲かせてくれている奥さんのプランターにも花は少ないのだが、パンジーがいくつか残っていました。しかしこのパンジーを観ているとヒゲズラのオヤジの顔に見えてくるんですよね。ええ。これなんかポパイに見えたりもするんですが、ポパイはヒゲはやしてなかったですよね(笑)。ポパイの恋人(?)のオリーブがピンチになってポパイを呼ぶときの「ポパ〜イ!」という声が今でも記憶の奥底に確かな位置をしめています。子ども心にオリーブが主人公の恋人たるヒロインに足る美人なのかどうか、気になっていたのを思い出しました。


今朝、朝の犬の散歩のあと、犬に餌をやっていたら、頭上でくわぁ、くわぁ、という聞きなれぬ、でも知っている鳥の鳴き声が聞こえてきて、見上げたら、コハクチョウが8羽飛んでいきました。ええ、白鳥ですよ!コハクチョウが頭上を飛ぶという初冬の気配に感動したので、すぐにiPhoneで撮ったのですが、なかなかスマホで鳥を撮るのは難しいですね(笑)。でもやっぱりコハクチョウが頭上を飛ぶというのは、いい感じです(笑)。ええ、ほとんど写っていませんが。目のいい人には見えると思います。八羽のコハクチョウ見えますか?

2017-10-25 このところの雨と尻水戸に溝を切ることととカープとオナモミ

24日(火)

今日は雨は降らなかったが、曇り空。陽射しがないし、寒い!明日は午前中雨らしいし、どうなってるんよ。週末はまた台風かも・・・なんて話もあるし。田んぼが乾かないので、なんとも小麦の播種の準備が進まない。


午前中は農協で振込をしたり、若いお母さんお二人と話をしたり。若いお母さんは子育ての盛りなのであれこれバタバタと忙しいということだったのだが、仲良しのお二人が時間を合わせてお米を買いにきてくださいました。たくさん買ってくださってありがたいことでした。子育て奮闘中の楽しいお話が聞けました。辻井農園のお米がおいしいとモリモリ食べているというお子さん達の話もありがたくうれしことでした。


午後は畦畔の草刈りに出る。圃場は水浸しです。

朝の散歩の時に撮った写真三枚。左からオナモミ・畑に出たキノコ・葉が出てきたヒガンバナオナモミ子どもの頃よく友達の服に投げてひっつけた“ひつきんぼ”の一つですね。マジックテープはこのオナモミをヒントに作られたとか。漢字で書くと「螈耳」「巻耳」なんて字を当てるのだそうです。僕の使っている日本語変換ソフト「かわせみ2」は“おなもみ”で変換すると「葹」という漢字に変換してくれます。あわてて「漢辞海」で調べてみたら、なるほど、載っていました。言葉の由来をネット検索してみましたら、

漢方では漢名:蒼耳(そうじ)、和名:奈毛美(なもみ)といわれ、 切り口や虫さされには葉を揉んで付けるとよい。

オナモミの名の由来は、生揉(なもみ)で毒蛇に噛まれたときなどに、生の葉をもんで傷口につけると痛みが和らぐことから由来します。

果実が衣服に付くことを、ナズム(滞り、引っかかるという意味)といい、ナズムから転訛(てんか)して、ナモミになり、雌ナモミに対して、雄ナモミ(オナモミ)に由来するともいわれます。 オオオナモミは茎が赤茶色で葉の先端がとがってる。

なんて説明を見つけました。まあ、いろいろあるみたいですね。好きな“ひつきんぼ”ですが、とても強力で動物の毛はもちろんでしょうけれど、人間の髪の毛なんかにもひっついてしまうと取るのに苦労します。


夜、プロ野球クライマックスシリーズベイスターズカープラジオで聴きながら、万年筆の水洗いやら掃除をする。

ああ、カープ残念でした。ペナントレース中に4連敗は何度あった?ここにきて4連敗とは。ちょっと攻撃がちぐはぐでしたな。うちのテレビでは中継がなかったので、ラジオでずっと聴いていたのだが、カープがピンチになると球場のファンから応援の拍手が聞こえてくるのに泣かせられる。昔、小学校の運動会では、村の子供たちが走るとおばちゃんやおばあちゃんが拍手して応援していたけど、いいなぁ。にわかカープファンの私ですが、春からずっと楽しませてもらいました。ありがたいことでした。


25日(水)

朝まで雨。午前中は曇り。午後は陽射しも少し。

午前中は机周りの整理と農協など。

午後は畦畔の草刈りと小麦を播種する水の溜まった圃場が早く排水するために尻水戸まわりに溝をスコップで掘ったりする。

田んぼで話した農家も、雨がよく降って田んぼが乾かないと恨み節。まあ天気に文句をいっても仕方がないが、一言いいたくなるのはわかります。ええ、クライマックスシリーズで負けて日本シリーズに出られないのを嘆いても仕方がないのといっしょですな。

そんなこんなで長浜市の9月と10月の最高気温と降水量をグラフにしてみました。この前の台風21号の降水量のすごさがわかりますね。座標のメモリは100mmまでなんですが、遥かに振り切って187mmになってますね。いやはや。それに稲刈りや籾擦りを終えてから、毎日雨が降っていることがわかりますね。日毎の集計の切り替わりが午前0時ですから区切りは微妙ですが。まあ、これでは田んぼは乾きませんね。近所の農家から恨み節がでるのも当然かもしれませんね。


「きぬむすめ」という良食味のお米の品種がありますが、なんとなくここのところよく名前を聞きますな。うーむ。

2017-10-23 台風の通過していったのちの・・・。

昨夜は台風21号の接近で夕方から朝方まで強風と大雨。

朝、犬と散歩に出るときには、雨は霧雨のような感じだったが、風は相変わらず吹き荒れてました。

午後は晴れるという予報だったのですが、終日風は強かったですし、午後も時雨れたりと曇り空が多かったです。なにより気温が低い。やれやれ。

午前中は精米など。このところ毎日精米。午後は事務仕事など。ああ、日の入りが早くなってきて、毎年のことだが、稲刈りが終わると、午後の仕事は外でできる時間が短くなってきますな。今日みたいに雲が多くて気温が低いと、とくに。


衆議院総選挙の結果が出ましたね。うーむ。


カープが三連敗でクライマックスシリーズで王手をかけられてしまった。どうも調子が出てませんな。


1972年のスティービーワンダーのスタジオライブ。スバラシイ!

スティービーはともかく後ろのバンドの演奏は上手なのか?ときどきスティービーのキーボードを押さえる指が映るけれど、なんだかすごい。眼が見えないとは思えない。

2017-10-22 台風21号と衆議院選挙の投開票日と「Thunder Road」

終日、雨。ずっと降りやまず。午前10時過ぎに大雨警報が出る。16時過ぎにはさらに洪水警報、暴風警報もでる。夜には避難情報も。いまのところ風はたいしたことはないが、雨が降り続いていますな。と、書いたら風が強くなってきました。雨戸が揺れています。


今日は衆議院選挙の投開票日だが、この天気では投票率も低かったのではないかな?開票速報では自民党が勝ったと伝えているが・・・。


そんなこんなで、今日は精米と米の発送など。


ここ最近車の運転ではカーステレオからいつもたいていブルース・スプリングスティーンの1978年のライブを聴いている。今日はニュージャージー州のPassaic、バサイク?パセーイク?でのライブをずっと聴いていた。悪くないです(笑)。バックはThe E Street Bandで息もぴったりだ。もちろんクラレンス・クレモンズのサックスもいいが、僕はロイ・ビタンのピアノがわりと好き。

1978年のPassaicでのライブから何にしようか迷ったけれど、「Thunder Road」にします。カッコいいです。ボスも若いですな。というか1978年なんだから、みんな若かったんだけど(笑)。

2017-10-21 終日雨と木谷美咲著『私、食虫植物の奴隷です。』と

木谷美咲著『私、食虫植物の奴隷です。

終日、雨。ときどき止む。

午前中にも精米。午後も精米。それからお米の発送。

夜は寄り合い。


木谷美咲著『私、食虫植物の奴隷です。』(水曜社)を読了。おもしろかったです。うーむ、私も食虫植物を育てて、ウツボカズラのあの壺の中に虫を落としてみたり、ハエトリソウにダンゴムシでものせてみたい気持ちになりました。

いちおう百姓ですので、栽培編もおもしろく読ませてもらいましたが、やはり食虫植物愛好家が集う交流編がなんだか熱いです。著者の木谷美咲さんは、おいくつなんだろう。ちょっと変わってそうだけど、おもしろそうな人ではありますな。

あと百姓なのに、というか百姓だからか、出てくる用土がわからなくて弱る。水苔もなんとなくわかるのだが、水苔に植えるって、どういうことなのか。鹿沼土赤玉土ピートモスパーライトバーミキュライト、日向土。うーむ。園芸に強い方は良く知っておられるのでしょうけれど、うーむ、こんどホームセンターでちょっと実物を観てこなくては。


朝の散歩はこぬか雨の中を歩いたのだが、散歩道のわきでクサギの実を見つける。赤紫のガクと真ん中の青い実が雨に濡れて薄暗い薮の中で、ヌラヌラとひときわ目立っていました。

2017-10-20 作業所の外回りの整理と衆議院選挙の期日前投票

台風21号は超大型で強いなどと天気予報で盛んに言うし、まだ作業所の外回りの後始末などもなにも出来ていなかったので、ま、台風の来る前になんとかしなくてはいけないので、今日の午後はパイプをはずしたり集塵機を動かしたり、籾殻散布機を撤去したり・・・、とあれこれ台風対策をする。って、まあ、早く後始末をしておきなさい、という話ですが。


午前中は精米など。


昼過ぎに、長女を誘って衆議院選挙の期日前投票に行ってきた。日曜は台風が来そうだし、そうなると仕事がバタバタするかもしれないので。長女は日曜も仕事だし。長男も誘ったら、「わしはもう投票した。」とのことでした。なんと。いつの間に(笑)。

長女に「最高裁判所裁判官国民審査は、どうしたん?」ときくと、「どの人が、どういう人なんか、なんにも情報ないし。」と、実に正直なことを言うてました。もう僕が小学生の時に三権分立ということを初めて教えてもらったときに、「先生はね、この前の選挙の時に、選挙の立会人という仕事をしてきました。公正な選挙になるようにそういう仕組みがあるんです。選挙のときに、同時に裁判官の国民審査というのがあるんやけど、裁判官がどういう裁判で、どういう判断をしたのか、なんにもわからないのに、国民審査のしようがないんやね、実際のところ。」とおっしゃってたのを、妙にはっきり覚えているのですが、45年経っても、なにも変わっていませんね。

安保法制など、違憲ではないか、という話があるなかで、行政に睨みを利かす役割の「憲法の番人」たる最高裁判所の裁判官を国民が審査するのはとても大切なことだと思うのですが、判断する情報が何もないのは、確かにどうなんでしょうね。ジャーナリズムが裁判官の判断を報道することに問題があるのかな?


えー、ブルース・スプリングスティーンの『The Complete 1978 Radio Broadcasts』 ですが、Disk1~3が良くて、そればかり聴いていた時期があったのですが、最近はDisk4~6を繰り返し聴いている(笑)。クリーブランドでのライブです。ちょっと音質がどうかな。えー、だいたい同じ曲をやっているんですが、それぞれの盛り上がりですね。1978年ですから「Born to Run」も歌われるんですが、これが、いいんだなぁ。「俺たちゃ、突っ走るために生まれてきたんだぜ!」という、いいなぁ、何度聴いても、いつ聴いても、心ふるえるぜ。真っ直ぐのズバッと直球なんだもん。


しかし、この秋の長雨とさらに台風。田んぼが乾くようになんとかしてほしい。


プロ野球ファンも、衆議院選挙もあるし、もうひとつ盛り上がりにくいのもわかるが、カープファンとしては今年のクライマックスシリーズで負けるわけにはいかない。というかベイスターズには、ペナントレースで14.5ゲーム差もつけたのに、なんで今さらこんな試合をしなくてはならないのだろう、と思うところです。ゲーム差が5ゲーム以上ついたらクライマックスシリーズなしでもいいんじゃないか?2位のタイガースにも10ゲーム差つけているんだから。試合間隔があけば、調子を維持するのも難しくなりますな。

2017-10-19 草刈りと雨と『巴里のアメリカ人』と『官能植物』

ヴィンセント・ミネリ監督『巴里のアメ

18日(水)

午前中は晴れ。午後は曇り。

終日、畦畔の草刈り。明日は雨だというので、区切りがつくまでと刈っていたら、あたりが薄暗くなってしまった。いやはや。


19日(木) 終日雨、ときどき止む。

今朝、未明の夢に、僕の通帳に60兆円振込まれる夢をみた。なぜ、どこから、振込まれたのかはわからないのだが。夢かもしれない。と思ったら目が覚めた。

またすぐ眠ったら、今度はみんなで共同作業の田んぼ仕事をしているのだが、僕の鞄の中には6億円がはいっているのだ。なぜだかわからないが僕のお金だ。夢かもしれないと思ったら、目が覚めた。すでに外は明るく、雨が降っていた。やれやれ。

昼前に農協に行く用事があったのだが、通帳に記帳するのを忘れてしまった。ひょっとしたら60兆円が振込まれているかもしれなかったのに。年末ジャンボ宝くじは、買ってみるか。


ヴィンセント・ミネリ監督『巴里のアメリカ人』(1952)をiTunesで観る。なるほどねぇ(笑)。やはりどうもミュージカル映画というのは、もうひとつ胸にストンと落ちないところがあるんだなぁ。もちろんジーン・ケリーのダンスもタップもしなやかによく動く肉体も、すばらしいのだが。ニーナ・フォッシュが演じた金持ちで若い芸術家のスポンサーになるのが好きだというミロが、よかったです。一番感情移入がしやすくて。


木谷美咲『官能植物』(NHK出版)を読了。ちょっと文体があざとい感じがして、もう一つかなぁ。ただ植物に官能的な色や形、匂いを感じる人はおおいと思います。僕もよくわかります。とくに花の姿や匂いに。花は植物にとっては生殖器ですからね。

官能って、辞書を引くと(三省堂漢和辞典『漢辞海』)、

【官能】カンノウ  1.役人の職務上の才能。〈韓詩外伝・六〉  2.のうをカンす 有能な人材を役人に任じる。〈荀・君道〉  3.人体の感覚器官。特に、肉体的に快楽を感じる器官のはたらき。

中国の古典を読むための漢和辞典なので、中国古典での意味や出典が最初に載っていますが、日本で使う「官能」の一般的な意味は、3.の人体の感覚器官。特に、肉体的に快楽を感じる器官のはたらき。ですね。“肉体的に快楽を感じる”わけですから、性的な感覚に使われるわけですが、この本でももっぱら性的な意味で使われています。ええ、性は生に通じるわけですが。

お米の食味検査でも、機械による食味測定ではなく、実際にご飯にしてみて、人が食べてお米を判断する検査を官能審査といいます。これもまさに肉体的な快楽を感じる審査ではありますね。

次は同じ著者の『私、食虫植物の奴隷です。』を読んでみようと思っています。

2017-10-17 秋の長雨と草刈りと『家族はつらいよ』と名刺

山田洋次監督『家族はつらいよ』(2016)

16日(月)

終日、雨。秋の長雨。前線が停滞してますな。小麦の播種や菜種の播種等のやらねばならない仕事はあるのだが、田んぼが乾かないと困るんだなぁ。

農園のHPをちょっと手直ししたり、お米を買いにきてくださった方と話したり、お米の選別をしたり。

夜は俳句の選句。いや、選句していると自分のひねった句もでてくるのだが、これが毎月のことながら、自分の句を見ると、我ながらばかばかしくて赤面してしまう。あの句をひねり出したときの高揚感はどこにいってしまったのか。雲散霧消してなんのドキドキもなくなってしまっている。まあ、代わりにいろんな人の句を読んでいると、いいなぁ、うまいなぁ、と高揚してくるので、まあ、これはこれでいいのだろうと思っています。だいたいいつもあまり歳時記や季寄せを見ないのに、今月はどうも歳時記をあれこれ見たのがいけなかったような気がする(笑)。


17日(火)

未明まで降っていたが、犬の散歩に出る頃にはやみ、その後晴れてくる。

終日、畦畔の草刈り


山田洋次監督『家族はつらいよ』(2016)をiTunesで観る。おもしろかったです。楽しめました。熟年離婚騒動の映画ですが、橋爪功はいつ頃からコメディ路線もやるようになったんでしたっけ?熟年になってからですよね?若いときからとぼけた味はありましたが。蒼井優はやっぱりうまいですねぇ。いやすごい役者さんばかりが出てますけどね。


そうそう、名刺を作ってみました(笑)。ネットからしゅるしゅるとデザインを決めて、簡単に作れてしまいました。デザインはいろんなサンプルというかテンプレートがありましたが、まあ、最初から自分でデザインしてみました。でも何一つ特徴のない名刺になりましたが、出来上がってきたのをじっくり眺めると、あちこち不満は目につきますが、紙質はいいです。たまにこっそり靴べら代わりに使うことがあるので、そこそこの紙にしました(笑)。百姓が名刺なんかつくってどうするんだ、とお思いでしょうが、やっぱり名刺をいただくと、こちらにないのも申し訳ないような気がして。しかし、誰に配るんだ?(笑)

inuwan33inuwan33 2017/10/18 07:39 私も写真入りの名刺を作っていますが、滅多に交換することはないですね。
でもいざというときにはいりますからね〜。
名刺を靴ベラ代わりにするというのはいいアイデアです。
わたもこれからそうしよう。

tsujii_hiroakitsujii_hiroaki 2017/10/18 08:16 inuwan33さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
靴べらに使うというのは、昔、だれかの小説だったか、何かで読んだんです。でもその名刺の本人に申し訳ないので、使っているところは人には見せられないのですが。
紙が薄いとちぎれてしまうことがことがありました。ええ、この名刺は靴べら代わりにはなってくれると思います(笑)。

2017-10-15 大豆の畦畔の草刈りと『鍵泥棒のメソッド』とホームページの更新

内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』 (

14日(土)

曇りときどき晴れ。

終日、大豆の畦畔の草刈り

ここのところ稲刈りをはじめた八月末から草刈りをしてこなかったので、現在、うちの田んぼというか圃場はどこも畦畔の草が伸びています。もうすぐ小麦の播種もあるし、大豆の刈取りもあるし、まずは畦畔の草刈りをしなくてはならない。というわけで、小麦のほうからはじめるか大豆のほうからはじめるか、ちょっと迷いましたが、大豆のほうからはじめることに。

よく伸びてますなぁ。でもまあ、がんばって刈りました。全部は刈れなかったけれど、明日は小麦の畦畔を刈る予定。


昼間のうちにお風呂のボイラーを交換してもらう。ありがたい。

一日だけ使えなかったが、これからまた毎日使えるようにしてもらいました。故障したボイラーはきちんと計算したら28年間、毎日、お湯を沸かし続けてくれたようです。同級生のNS君は、いままで18年間使ってくれやったのが、最高だと思ってきたけれど、28年使ってくれたんか。最長記録かもしれん。と言うてました。


夜、内田けんじ監督『鍵泥棒のメソッド』 (2012)をiTunesで観る。いろいろ賞をとっている作品ですね。第36回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を内田けんじがとっています。コメディなんだろうけれど、あまり笑えない。でも楽しめました。やっぱり脚本がよいのかな。うーむ。感動はないけど、ストーリー展開とムードで最後まで飽きさせずにどんどん引っぱっていきますね。本人の字ではないかもしれませんが、香川照之がノートに書く字が美しかったです。それから観終わってみると森口瑤子の演技力に、なるほどなぁ、と思わせられます。この人はどこかで見たことがあるような気がするのだが、思い出せない。


15日(日)

終日、雨が降ったりやんだり。ほとんどどこにも行かず、家で過ごす。

辻井農園のホームページをちょっと(笑)作り替えてみました。あ、おもにデザインですけど。一番最初からHTMLをかいたのではなく、テンプレートを利用したのですが、白を基調にしましたし、大きな文字も明朝系のフォントを使ったりしたので、少々地味なページになってしまったかもしれません。あんまりスッキリし過ぎなのも面白くないのですが、ま、これからちょっとずつゴタゴタしてくることと思います(笑)。不具合もあると思いますし、少しづつ手を入れていきたいと思っています。

その他には、ゴロゴロしたり、NHKの教育テレビで囲碁の対局を見たり(どういうわけか囲碁もわからないのに、時間があればお昼の囲碁の番組を眺めてたりする(笑))。で、まあ、少し本を読んだり。あとはお米の配達ビールを買いに外に出たくらいでした。まあ、あめですからね。


ホームページの更新に合わせて、皆様からいただいた「お客様の声」の欄も追加・更新いたしました。ご注文のメール等に書かれている文言にたいへん励まされ、うれしく、ありがたく思っております。なんだかんだといって、ホープページでいちばんアクセスがあり、閲覧時間が長いのも「お客様の声」だったりします。感謝しております。

2017-10-13 風呂のボイラーの故障とあねがわ温泉

ローランド・エメリッヒ監督の『デイ・

12日(木)

終日、曇り空。

午前中、精米など。午後は農協へいったり。あれこれ。


今日の豆知識。ドライアイスは、マイナス79℃だが、液体窒素は、マイナス196℃。ちなみに絶対零度はマイナス273℃。


13日(金)

午前中は雨。午後は雨が上がる。

午前中はラジオを聴きながら、HPの作成作業。バタバタと作業をするけれど、概ねテンプレートを利用したので、だいたいの形は整ったような気がする。でもいろいろまだ細かいところで抜けているところはたくさんあると思う。というかお米の紹介と注文の部分が出来ただけだけど。HPを更新するたびにそぎ落とされていくな。

俳句はやはり縦書きで表示させたいので、なにかと弱る。


そういえば、昨夜遅く風呂に入っていた長男がお湯が出なくなったので、ボイラーを見て欲しい、と風呂の中から叫んでいる。なるほど。灯油のボイラーは止っているし、スイッチを入れても動かないし、ランプもつかない。ウンもなければ、スンもない。という状態だったことを思い出し、同級生のNS君に電話するとすぐに見にきてくれた。もうすでに部品はない、ということだった。計算してみると30年ほど経っているのだ。やれやれ。よく動いてきてくれたということだ。NS君は「壊れるときは、いつも金曜日。もしくは盆か正月。」などとブツブツ言っている。要するに明日から休みなので、注文をしてもすぐにモノが届かないということらしい。でもなんとか明日の午後には届くように手配してくれたようで、ありがたい。今晩はお風呂は使えないが、明日からはまたお湯が出るようになりそうだ。


お金で支払う年貢の振込の手続きなどを農協でする。それから振込でないところには持参していく。


それから気になっていた軽トラの荷台のアオリ。例の籾のコンテナが倒れる事件で、曲がってしまったので、外したままで半月ほど過ごしていたのだが、稲刈りも終わったし、いつまでも外れたままだと、交通事故でも起こしたのかと間違われるし、自動車屋さんに曲がったアオリを積んでいくと、「うーん、これはえらいひどく曲がってますな。」ということで、廃車にする軽トラからアオリの部分だけ取ってきてもらった。色もぴったりのが一台だけありすんなり交換してもらえた。ありがたい。「こんなにすぐに直って、助かりました」と言うと「運がいいと、こんなもんなんですわ。ないときは、探してもないとか、時間がかかることも、ありますでね。」ということでした。ありがたいです。


というわけでお風呂が使えないので、近所の「あねがわ温泉」に娘二人とくりだした。奥さんもあとから合流。お風呂場で一時間ほどあちこちの湯船につかり、ジェットバスも何度もつかりました。露天風呂ではいくつか俳句を詠んでいたのですが・・・。上げってきたら、女性陣はすでに休憩室でテレビを見てたので、僕は200円でマッサージ機に。ところが部屋は暗いし、リモコンの液晶が少々くたびれてきていてバックライトが弱いので、字が読めない!次女に読んでもらって操作してもらう。「全身疲労回復コース」にして15分。ふくらはぎの圧がちょっと弱かったのが気になったが、背中、腰、首、肩は申し分なく気持ちよく。「あああ。」と吐息を漏らしているうちに15分が過ぎてしまいました(笑)。そしたら露天風呂で詠んだ数句をすっかり忘れてしまって書き留めようがなくなってしまっている。まあ、ロクな句でないのは確かなのでいいのだが。


温泉から帰ってきたら、ローランド・エメリッヒ監督の『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)をテレビでやっていて途中から観る。面白かったです。楽しめました。

2017-10-11 キシュウスズメノヒエと『Re:LIFE〜リライフ〜』と上原ひろみのライ

マーク・ローレンス監督『Re:LIFE〜リ

気がつけば、10月ももう11日なんだなぁ。うちの大豆の圃場では、他の圃場よりちょっと一足早く、落葉も進んで、豆の莢が見えてきた。

今日もむちゃくちゃ暑くて、午後はTシャツ一枚でした。午前中は例の最近、というかここ数年、うちの田んぼに侵入してきた雑草“キシュウスズメノヒエ”があまりにひどかったので、この時期を選んで三枚の田んぼの畦畔に除草剤をまいた。畦畔から田んぼの中に侵入してくる雑草なのだが、来年度は転作のブロックローテンションの都合で、小麦や大豆栽培する圃場になる。このままほっておくとたいへんな事態になりそうにおもったからです。


午後は昔の仕事の同僚だった方からお米を注文していただいたので、お米の配達にでました。15年ぶりだったしコーヒーを入れていただき、あれやこれやとお互いに話を一時間弱させてもらいました。「好青年の風情がまだかすかに残っている」と褒めていただきました(笑)。

帰りに一町(1ha)ほど?もあるコスモス畑のそばを通りかかったので、クルマを停めてiPhoneで数枚激写する(笑)。


マーク・ローレンス監督『Re:LIFE〜リライフ〜』(2014)をiTunesで観る。ヒュー・グラントマリサ・トメイJ・K・シモンズアリソン・ジャニー、ベラ・ヒースコートという面々のラブコメディ。コメディなのか?まあ、作品としてはもう一つだろうなぁ。もう二つか。楽しめたけど。ヒュー・グラントは僕より一つ年上なのは、知っていたが、相変わらず若々しくカッコいいぜ。J・K・シモンズが娘四人に妻という家族構成で、男一人の家族という学科長という役どころなのだが、映画『セッション』の厳格な音楽教師役が印象強いので、ちょっと違和感がありました(笑)。


映画『ブレードランナー2049』の広告が、ほとんど毎日、SNSの中に紛れてくる。どうなんだ?まあ、いいけど。『ブレードランナー』はとてもいい映画だったので、まあ、興味はあるのだが。


先日、このブログで紹介した加瀬健太郎『お父さん、だいじょうぶ?日記』はこの夏に読んだ数少ない本の中では、最高の一冊でしたが、先日発見して、ここ数日、何度も繰り返し観ている(聴いている)、YouTube上原ひろみ2011年のライブの動画は、いやはや、最高です。6年前になるか。ベースのAnthony Jackson はこのときも顔でベースを弾いている風情で面白いが、ドラムスのSteve Smithは、いやはや、驚きました。スバラシイ!いやー、今、というか、このとき世界一のドラマーに思えます(笑)。もちろん上原ひろみは、とにかくスバラシイ!現在、たぶん世界一のジャズピアニストです。とにかく音の粒立ちがギュンギュンとしてエッジの効いた音。刺激的。こんな力強いタッチで長時間弾けるピアニスト他にいる?ここ数年観たことないです。しかもインプロヴィゼイションというのかアドリブというか、三人が楽しんでいるよなぁ。一時間半あるけど、画質もいいし。シアターモードの大きな画面にしてどうぞ。

えー、2011年のライブ動画ですが、2017年の8月末に公開されたYouTube。僕の中では今年一番の動画です(笑)。

2017-10-10 暑いと変身してしまうのか。

9日(月) 体育の日

暑い。暑い一日。

どうも辻井農園のホームページの表示がどうもおかしいので、とりあえず直したのだが(直したつもり、というか昔のバージョンに戻したかたちです。)、先日、BiND10が届いたので、インストールをしてみる。さてさて。

お昼前に、母方の親戚がお米を買いに来ていただく。毎年食べていただいていて、本当にありがたいです。

午後は籾擦り。今年最後の籾擦りになります。それから夕方になって年貢を配りにいく。


10日(火)

暑い。今日も暑い。

米の出荷する。それからくず米も出し、ヌカ(籾殻)も出す。


コンピュータプログラムを勉強したのはハイパーカードが最初だけれど、参考書で一番活躍したのは大重美幸『HyperTalk2.0ハンドブック』だった。要するにHyperTalkで書かれた簡単なプログラムの例文が書いてあるので、それを実際に自分で打ち込んでいって、動かしてみながら覚えるんですね。あるいはちょっと慣れてくるとオマケでついてくるスタックを分解して、誰かが書いたHyperTalkのプログラムを自分で読んでプログラムを解析してみるんですね。これがとても勉強になりました。うんうん。

今回の新しいBiND10をインストールしてみて、テンプレートを触っていたら、当然ながら新機能もあるし、新機能ではないけれど、今までのホームページでは使ってこなかった機能も含まれていたりして、なんだかおもしろくてぐだぐだと試行錯誤しながらHPを作りかけました。BiND Pressというブログを作る機能もあって、ちょっとあれこれ様子をみています。久しぶりにHPを一から作り直してみるつもりです。うまくいくといいんですが。うーむ。


私が子どもの頃は何かに変身してみようとするときには「変身!」と叫びつつ腕を回してみる(仮面ライダー風)か、鏡にむかって「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン」とつぶやいてみる(ひみつのアッコちゃん風)のどちらかだったのだが、今は、スマホに向かって自分の顔を映せば、Facebookがいろんな姿に変身させてくれる。こんなことをするのは、おっちょこちょいだけと見えて、今のところ他の人が変身姿を公開している人を見たことないのだが・・・。まあ、いいか。実際、おっちょこちょいなのかもしれないし。

2017-10-08 年貢を配ったり加瀬健太郎さんの『お父さん、だいじょうぶ?日記』

午前中は晴れたり曇ったりの、なかなかいい感じの天気だったのだが、事務仕事があったので、やりかけたら、どうもパソコンの調子が悪いようないいような。辻井農園のホームページもきちんと表示されていないような・・・。あれ?これじゃ、注文もこないぞ?とおもって再起動をかけてみたり、クリーンアップするソフトでキャッシュやメモリをクリアしてみたりする。

そうこうしているうちに事務仕事をする気がなくなってしまって、加瀬健太郎『お父さん、だいじょうぶ?日記』(リトルモア)を読みだした。そしたら、これが面白くて面白くて、読みながら何度も声を上げて笑い、クククククククと笑い声を抑えて笑い、泣けてきた。加瀬健太郎氏はフリーのカメラマンでもあるので、中にはふんだんに家族というか子供たちの写真が載っています。

本の帯には高橋源一郎が短い文章を寄せている。“子育ての妙薬”ともあるな。“お父さんはカメラマン。天才と言われることもある。”ともある。“少々頼りないけどひょうきんな父と愉快な家族の物語。”ともある。ブログの記事をまとめたものだそうです。なるほど。

子供たちが面白いのはもちろんだけど、奥さんというかお母さんも面白そうだし、義母のおかあさんも面白いです。ええ、父親の加瀬健太郎さんがすばらしいのか、文章がスバラシイのか。写真はまちがいなくスバラシイです。うちにもこういう時期、時代があったはずなんだけどな。しかも2回も。うん?4回?9月29日にでたばかりのホカホカの新刊です。オススメです。

読みながら聴いていたのはマイルス・デイビスの『Kind of Blue』。これがまたカッコよくて、日曜の午前中の読書に合うんだ(笑)。


午後は年貢を配りにでる。思いのほかたくさん配れたが、留守のところもある。


それはともかく、どうも辻井農園のホームページがちょっとおかしい。うまく表示されていない。BiND10にBiND9のデータを読込んでアップしたのだが・・・、それがよくなかったのかな?この時期に注文用のサイトがきちんと動いていないのはマズイぜ。今晩のうちに直せるのか?

2017-10-07 ウダウダと過ごす一日と「ごはんができたよ!」

永幡嘉之 写真・文『原発事故で、生き

今日は終日、曇り。ちょっと陽射しが出たときもあったが。

午前中は、ヌカ捨てと机の周りの整理整頓など。ブログを更新したり、ウダウダしているうちに、時間が過ぎるばかりで、整理整頓はほんの身の回りだけに・・・。


午後は田んぼから籾を運んでくるコンテナを掃除してしまう。今シーズン、一度、籾を入れたまま軽トラからひっくり返してしまったので、鉄の枠が曲がってしまったり、痛々しいところもあるが,仕方がない。もっとも痛々しいのは軽トラの荷台の右のアオリがないことだけど(笑)。


ノーベル平和賞にNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」が受賞したとのこと。世界で唯一核兵器を使われた日本での報道の少なさは。どうなっているだろう。


先日Facebookのお友達が紹介してくれていた永幡嘉之 写真・文『原発事故で、生き物たちに何がおこったか。』(岩崎書店)を読む。2015年の2月にでた本で写真と文章の薄い本でわかりやすく書いてあります。うーむ。セイタカアワダチソウに覆われた水田の写真が、なかなかショッキングでした、わたしには。


今朝の散歩の時に見た小谷山は雨上がりで、低い雲に包まれていて、なかなか美しい感じでした。このブログに上げている写真はほとんどスマホで撮っているのですが、スマホ写真がどんどんきれいになっているのは実感しているのですが、やはりレンズがとても小さいので、限界があるのもわかっています。というか写真をみればその違いもよくわかるのですが。

でも簡便に、あれこれ画像処理して、昔、白黒写真の現像やプリントを暗室の中でやっていたような、あれこれがとても簡単にできてしまうのは楽しかったりしますね。あと、作業ズボンのポケットに入れておいてあまり邪魔にならない、というのもありがたいです。


というわけで、現在、23時41分。今日も終わろうとしていますね。矢野顕子の「ごはんができたよ」は学生の時から聴いているけれど、タイトルはなんとなく朝の時間帯のような気にもさせるけれど、歌詞を聴くと夕飯から寝る前の時間帯の曲なんだよなぁ。

「ごはんができたよ!」と台所から家族に声をかけておられるお母さん。またお母さんがそういう大きな声を出していた記憶がある人、辻井農園のおいしいお米をぜひお試しください。って、なんだよ、宣伝かよ、と思ったあなたもぜひ。

2017-10-06 終日の雨と老眼鏡を買ったこと

天気予報では午後から雨と言っていたが、9時半頃から雨になる。それからは終日雨。よく降りました。

午前中は籾擦り。午後は精米など。

夜、雨の中出かけて100均ショップでケース付きの老眼鏡を一つ買う。外出用というか携帯用にしていた老眼鏡がどこかにいってしまったのだ。仕方がないので、クルマ用に一つ買うことにした。

その後、久しぶりに喫茶店でメキシココーヒーを飲む。しかもデキャンタで。デキャンタというのは、ワイン用語かと思っていたが、喫茶店で使われていた。カップ二杯分のコーヒーが入っているんですな。なるほど。

喫茶店では俳句をひねるつもりだったのだが、買ったばかりの老眼鏡をかけて、スマホでうかうかとTwitterタイムラインを読みはじめたら、俳句をひねる気分では無くなってしまった。

もともとは農業関係や自然観察関係をフォローしていたのだが、衆議院が解散されて、政局というか、選挙というか、政治絡みのツイートが、僕のTwitterタイムライン増えています。というか、この解散そのものにも驚きあきれてびっくりしたのだが、その後、いろんな政党の動きや党のリーダーの言動にも驚きあきれてびっくりすることが続いています。

僕はある程度そこそこ生きてきて、世の中には実にさまざま考え方をする人がいて、誠実であるとか、優しいとか、融通のきかない糞真面目だとか、強引とか、厚顔とか、慇懃無礼とか、世の中、なんでもいろいろだなぁ、と思ったり、まあ世の中いろいろでいいわな、と考えていますが、それにしてもねぇ、・・・。


そういえばカズオ・イシグロノーベル文学賞を受賞しましたね。なんだか、びっくりしたし、うれしかったです。『わたしを離さないで』を読んだときの感動というかモヤモヤしたのを強烈に覚えています。読んでいない作品もたくさんあるので、読んでみたいです。


昨日のブログで少しふれた農協の広報のインタビューの記事の写真。自分の写真を自分ではなかなか撮りにくいし、見る機会もあまりないけど、こうして見ると、時間は常に流れていると思わせられますな。老眼鏡がいくつも必要になってくるのも、当たり前か。「時は流れない、それは積み重なる」というのがサントリーウイスキーのCMに、昔、ありました。うまいことを言うなぁ、と思いますが(笑)、まあ、積み重なるものもあるのでしょうが、おおかたの、あらかたのものは、流れ去っていきますな。

うーむ、時の流れに洗われ、磨かれて、剥き出しになってきたもの。剥き出しになったものが、健康でまだ動けるうちは、時の流れと季節のめぐりに身を任せながら、ゆっくり米づくりをしていきたいものですな。というふうでありたいものです(笑)。

YumeoYumeo 2017/10/07 12:14 JAの記事、とてもよい記事だと思います。tsujii氏の写真も!w

tsujii_hiroakitsujii_hiroaki 2017/10/07 16:15 Yumeoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ウダウダ長々としゃべったことを上手にまとめていただきました。写真は言われるままにポーズをとったりしました(笑)。なかなか上手に立てません。きっとご近所の農家仲間から、冷やかされると思います。

2017-10-05 今年の稲刈り終了と吉野弘の「茶の花おぼえがき」

ありがたいことに、本日、今期の稲刈りをすべて終了しました!むふふふ。


午前中、少し籾擦りをして、お米を出荷して、その後稲刈りに。残りは田んぼ二枚。面積は合計で35aである。三反半ですね。

雑草もなくきれいな田んぼになったので、ギュンギュンと刈る。うれしい。

もちろんまだ刈っただけで、これから乾燥調整していくわけだが、とりあえず刈取ってしまえば、天気のことをあれこれ心配する状態から、ほんの少し解放されるような気がして、ちょっとホッとします(笑)。


遅い昼食のあとはお米の発送準備と発送。ここ数日は万年筆インクパイロット色彩雫「月夜」にしています。少しグレーがかったようなブルーブラックが一番の好みです。


先日、農協の広報担当の方のインタビューを受けました。それが広報紙の記事になり、印刷があがったと連絡を受け、早速持ってきてもらいました。なるほど。なるほど。雨の日だったので、質問されるままに一時間以上もしゃべったことが、きちんと1ページの記事になっています。スバラシイ。私なら一時間以上もしゃべられたら、何をどうまとめたらいいのかわからなくなりそうです(笑)。こういうのは最初から記事にする文章のイメージがあってそのイメージにそって質問するのでしょうね、たぶん。まあ、でも昔から私の話は脱線しますからね。だんだん思い出してきましたが、インタビューでは、吉野弘の「茶の花おぼえがき」という散文詩の話をたくさんしたのでした。ええ、そのことはまったく記事にはなっていませんが(笑)。というか、そんなことは1ページの記事には載せられませんね。それに稲作農家のインタビューなのに、吉野弘のお茶の詩の話をされても、広報担当としても困りますね。


吉野弘の「茶の花おぼえがき」は、百姓になる前から読んでいたのですが、百姓になって読んでみると、これが、あーた、しみじみ感じるところがおおい詩で、私は何度も繰り返し、繰り返し、繰り返し読んでいます。ここには農業の極意があるような気がしているのです。大げさですが(笑)。「花」とは何か、「生命」とはなにか。そういうことが感じられるし、そういうことを感じたあとに作物と向き合うと、また別の景色が見えるような気がしたものです。もっとも「極意」だの「奥義」だの、そういう言葉を使う男を信用してはいけませんが。


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  茶の花おぼえがき    吉野 弘


 井戸端園の若旦那が、或る日、私に話してくれました。「施肥が充分で栄養状態のいい茶の木には、花がほとんど咲きません。」

 花は言うまでもなく植物の繁殖器官、次の世代へ生命を受け継がせるための種子を作る器官です。その花を、植物が準備しなくなるのは、終わりのない生命を幻覚できるほどの、エネルギーの充足状態をが内部に生じるからでしょうか。

 死を超えることのできない生命が、超えようとするいとなみ―それが繁殖ですが、そのいとなみを忘れさせるほどの生の充溢を、肥料が植物の内部に注ぎこむことは驚きです。幸か不幸かは、別にして。

 施肥を打ち切って放置すると、茶の木は再び花を咲かせるそうです。多分、永遠を夢見させてはくれないほどの、天与の栄養状態に戻るのでしょう。

 茶はもともと種子でふえる植物ですが、現在、茶園で栽培されている茶の木のほとんどは挿し木もしくは取り木という方法でふやされています。

 井戸端園の若旦那から、こんな話を聞くことなったのは、私が茶所狭山に引っ越した翌年の春、彼岸ごろ、たまたま、取り木という苗木づくりの作業を、家の近くで見たのがきっかけです。

 取り木は、挿し木と、ほぼ同じ原理の繁殖法ですが、挿し木が、枝を親木から切り離して土に挿しこむところを、取り木の場合は、皮一枚つなげた状態で枝を折り、折り口を土に挿しこむのです。親木とは皮一枚でつながっていて、栄養を補給される通路が残されているわけでです。

 茶の木は、根もとからたくさんの枝に分かれて成長しますから、かもぼこ型に仕上げられた茶の木の畝を縦に切ったと仮定すれば、その断面図は、枝がまるで扇でもひろげたようにひろがり、縁が、密生した葉で覆われています。取り木はその枝の主要なものを、横に引き出し、中ほどをポキリと折って、折り口を土に挿し込み、地面に這った部分は、根もとへ引き戻されないよう、逆U字型の割竹で上から押さえ、固定します。土の中の枝の基部に根が生えた頃、親木とつながっている部分は切断され、一本の独立した苗木になる訳ですが、取り木作業をぼんやり見ている限りでは、尺余の高さで枝先の揃っている広い茶畑が、みるみる、地面に這いつくばってゆくという光景です。

 もともと、種子でふえる茶の木を、このような方法でふやすようになった理由は、種子には変種が生じることが多く、また、交配によって作った新種は、種子による繁殖を繰り返している過程で、元の品種のいずれか一方の性質に戻る傾向があるからです。

 これでは茶の品質を一定に保つ上に不都合がある。そこで試みられたのが、取り木挿し木という繁殖法でした。この方法でふやされた苗木は、遺伝的に、親木の特性をそのまま受け継ぐことが判り、昭和初期以後、急速に普及し現在に至っているそうです。

 話を本筋に戻しますと―充分な肥料を施された茶の木が花を咲かせなくなるということは、茶園を経営する上で、何等の不都合もないどころか、かえって好都合なのです。新品種を作り出す場合のほか、種子は不要なのです。

 また、花は、植物の栄養を大量に消費するものだそうで、花を咲かせるにまかせておくと、それだけ、葉にまわる栄養が減るわけです。ここでも、花は、咲かないに越したことはないのです。

「随分、人間本位な木に作り変えられているわけです」若旦那は笑いながらそう言い、「茶畑では、茶の木がみんな栄養生長という状態に置かれている」と付け加えてくれました。

 外からの間断ない栄養攻め、その苦渋が、内部でいつのまにか安息とうたた寝に変わっているような、けだるい生長―そんな状態を私は、栄養成長という言葉に感じました。

 で、私は聞きました。

「花を咲かせて種子をつくる、そういう、普通の生長は、何と言うのですか?」

「成熟生長と言っています」

 成熟が死ぬことであったとは!

栄養成長と成熟生長という二つの言葉の不意打ちにあった私は、二つの成長を瞬時に体験してしまった一株の茶の木でもありました。それを私は、こんな風に思い出すことができます。

 ―過度な栄養が残りなく私の体の外に抜け落ち、重苦しい脂肪のマントを脱いだように私は身軽になり、快い空腹をおぼえる。脱ぎ捨てたものと入れ替わりに、長く忘れていた鋭い死の予感が、土の中の私の足先から、膕(ひかがみ)から、皮膚のくまぐまから、清水のようにしみこみ、刻々、満ちてくる。満ちるより早く、それは私の胸へ咽喉へ駆けのぼり、私の睫に、眉に、頭髪に、振り上げた手の指先に、、白い無数の花となってはじける。まるで、私自身の終わりを眺める快活な明るい末期の瞳のように―

 その後、かなりの日を置いて、同じ若旦那から聞いたこういう話がありました。

 ―長い間、肥料を吸収し続けた茶の木が老化して、もはや吸収力を失ってしまったとき、一斉に花を咲き揃えます。

 花とは何かを、これ以上鮮烈に語ることができるでしょうか。

 追而、

 茶畑の茶の木は、肥料を与えられない茶の木、たとえば生け垣代わりのものや、境界代わりのものにくらべて花が少ないことは確かです。しかし、花はやはり咲きます。木の下枝の先に着くため、あまり目立たないというだけです。その花を見て私は思うのです。どんな潤沢な栄養に満たされても、茶の木が死から完全に解放されることなどあり得ない、彼らもまた、死と生の間で揺れ動いて花を咲かせている。生命から死を追い出すなんて、できる筈はないと。

註 井戸端園の若旦那から、あとで聞いたところによると、成熟生長は「生殖生長」とも謂う。

 栄養生長、生殖生長については、、田口亮平氏の著書「植物生理学大要」の中に詳しい説明がある。それによると、この二つの生長は、植物が一生の間に経過する二つの段階であって、種子発芽後、茎、葉、根が生長することを「栄養成長」と謂う。(茎、葉、根が、植物の栄養器官と呼ばれるところからこの名がある)

 栄養生長が進み、植物がある大きさに達すると、それまで葉を形成していた箇所(生長点)に、花芽、もしくは幼穂が形成されるようになり、それが次第に発達し、蕾、花、果実、種子等の生殖器官を形成する。この過程が「生殖生長」である。

 井戸端園の若旦那から当初聞かされた言葉が、かりに「成熟生長」でなくて、「生殖生長」であったら、この「茶の花おぼえがき」は、おそらくは書けなかったろう。成熟は生殖を抱合できるように思えるが、生殖は成熟という概念を包みきれないように思う。また、彼から「栄養生長」という言葉を聞いたときその内容を確かめもせず一人合点したことを「植物生理学大要」を読んで知ったが、理解の不十分だったことが、かえって鮮烈に「成熟」という言葉に出会う結果となったようだ。

 なお、栄養生長、生殖生長の二語は、植物のどの部分を収穫の対象にするかを考えるときに便利な概念である。茎、葉、根を収穫の対象にする場合は、栄養生長を助長すればいいし、花、果実、種子収穫対象とする場合は、生殖生長を助長すればいい。茶の場合は、言うまでもなく前者で、若主人が「茶畑の茶の木はみな栄養生長の状態にある」と言ってくれたのは、葉の収穫を最重点に管理している畑の状態を指していたわけである。

 種子繁殖に対し、葉、茎、根の一部を分離してふやす方法を栄養繁殖と言う。これは前述した通り葉、茎、根が植物の栄養体もしくは栄養器官と呼ばれるところから、その名がある。栄養繁殖は、球根植物やその他の植物の間では自然に行われていることで、サツマイモ、ユリ、タマネギ、クワイなどは、自然に栄養繁殖を行っている例である。茶の木の場合の取り木は、、いわば人為的栄養繁殖である。だがこの作品の中では「栄養生長」との混乱を避けるため、用いなかった。

 因みに、狭山「市の花」はツツジであって、茶の花ではない。「市の木」として「茶の木」が指定されている。茶の花は茶所を代表していないわけだ。


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ずいぶんと気温が下がってきましたね。田んぼには真夏と同じ、冷感・速乾のアンダーシャツにTシャツを被るという格好で出かけていましたが、ここ二日ほど、風が吹くと寒い感じがしてました(笑)。10月なら衣替えですね。

僕はわりとお茶をよく飲むのですが、よく飲んでいるのは鹿児島のお茶のようです。普通の煎茶ですけど、お店の人に訊ねたら、「うちは鹿児島のお茶が多いんです。鹿児島は全国の生産量で静岡に次いで2番目なんですよ。」とおっしゃってました。滋賀には土山信楽、政所という茶どころがあるのですが。全国的には静岡宇治狭山が有名な産地ですね。そういえば狭山のお茶はまだ飲んだことがないような気がする。


大豆の葉が黄色くなってきて落ちはじめました。

2017-10-04 旧暦八月十五日の稲刈り

昨日は稲刈りをしなかったので、今日は籾擦りはなしで、稲刈りから。朝、曇っていたのですが、ぐっと気温が下がって寒かったです。北風だったし。でもおかげで夜露が降りていないので、9時前から早々に稲刈り開始。お昼には刈取った籾が乾燥機を一杯にしたので、稲刈り終了。予定通り。ありがたい。明日、天気が良ければ今シーズン最後の稲刈りになる予定。

午後はお米の発送準備など。


前回のバージョンアップに懲りずにうちのiPhoneをiOS11にしてみる。とにかくコンピュータに繋ぐたびに「新しいOSがあります。」と言ってくれるし、iOS11も前回は11.0.0だったが、現在は11.0.2になっている。UQmobileのサイトを見たが、対応状況がよくわからない。ネットであれこれ検索してみると、皆さん、しっかりアップデートできているみたいだ。やってみるか。やってみるしかないわな。おうよ、やってみるぜ。もちろんバックアップもしっかりとった。さて。・・・。やったぜ、うまくアップデートできたみたいだ。・・・。あかん、やっぱり電話が接続できない。なんちゅーこっちゃいな。と独り言をつぶやいてみる。いやはや。もうこうなったら、と、UQmobileのサポートに電話してみた。対応時間は21時までだが、あと半時間を残している。5分ほど待たされて、やっとサポートにつながった。「iOS11にしてみたら電話の接続ができなくなったんですけど。」「電話の接続ができないんですね。わかりました。じゃ、次のことをやってみてください。まず電源を切る。それからSIMを一旦抜いてまた挿してみてください。それからまた電源を入れてみる。一度これをやってみてもらえませんか。」「えーっと、わかりました。やってみます。電話はつないだままでいいですか?」「はい。このままお待ちしていますよ。」(1分ほど経過)「うわっ、はいはい。電話つながるようになりました。」「そうですか、それはよかったです。今回はアップデートで接続できなくなりましたが、その他の突然の不具合の場合も、この対処で復活することが多いですから、試してみてください。」「はーい。助かりました。ありがとうございました。」というようなサポート対応で、あっという間に電話の機能も復活。いやはや。再起動で復活するとは。

で、あたらしいiOS11の画面だが・・・。最初のアイコンがたくさん並んだ画面で、一つアイコンが抜けている。うーむ。何が消えてしまったのか、これが思い出せないんだなぁ。うーむ。いやはや。オレも焼きが回ったぜ(笑)。


今夜は中秋の名月ということなんだが、ええ、旧暦の八月十五日ですからね。十五夜です。ところが月齢は13.9で、満月ではないんですね。明日が月齢14.9で、ほぼ満月。ところが誰が決めたのか、満月は15.0を超えないと満月にならないようで、明後日の月齢15.9が満月ということになるようです、暦ではね。

十五夜とはいえ、月齢が13.9なら、まだ少し明るいうちに月が出るはず。と日没の頃にコンビニビール日本酒を買いに行き、帰りに東の空を眺めるとすでに十五夜の月が伊吹山のちょっと南に上がっていました。むふふふ、計算通り。でも計算通りだからといって、iPhoneでイメージ通りの写真が撮れるかというとそうもいかない。カラーで撮りましたが、色を抜いて白黒処理。ヒエの穂が目立ってしまいましたが、うちの田んぼではありません(笑)。


稲刈りの帰りに田んぼ道の横にコスモスがきれいに咲いていました。

2017-10-03 バタバタとして稲刈りと籾擦りと雨

1日(日)

今日から10月。10月かぁ、時の流れはほんとに速いなぁ、今年ももう三ヶ月。などと感慨にふけるのは、年寄りの証拠ですな。

今年はちょっと例年より早めに稲刈りスタート、と8月末から稲刈りをはじめて9月まるまる稲刈りと乾燥調整と出荷がつづいて10月。今年はトラブルがけっこう多かったのですが、なんとかここまでこれたのは、考えようによっては、うーむ、いや、どう考えても、ありがたいことですな。今日も籾擦りをし、稲刈りをして、さらに籾擦りをしたのですが、今日の稲刈りの実績をかんがみると、僕の計算では、あと二日好天がつづけば、稲刈りが終わるかも。でも明日は乾燥機の部品交換が午前中に入っているし、午後は雨という予報だし・・・。


雨なら雨でやらねばならないことがたくさんあるな。ええ、これからは書き入れ時でもあるので(笑)。

「書き入れ時」という漢字なんだ。辞書には「帳簿の記入に忙しいときの意から」とありますね。ええ、まさに語義の通りですな。じゃんじゃん書き入れますので、どんどんご注文のクリックしてくださいね(笑)。


2日(月)

朝のうちは曇っていたが、昼前から雨。けっこうしっかりと降る。

午前中の雨の降っていない間に、米を出荷したり、籾擦りをして、ヌカ捨てをしたり。ヌカ(籾殻)のコンテナが一杯になっているのにも気がつかず籾擦りを続けてしまったので、ずいぶんヌカをこぼしてしまって、掃除がたいへんでした。

お昼前に農機センターのK君がきて、籾摺り機の昇降機のベルトを交換してくれる。午後はK君と山本製作所のTさんが来て乾燥機の下部螺旋やらベアリングやシャッターベルトやらの交換とバーナーの掃除、それから色彩選別機の掃除と補修をしてくれる。乾燥調整もあとわずかなのだが、きちんと動かないことには仕事がすすまない。ありがたいことでした。


3日(火)

朝のうちは霧雨。その後曇りになり、午後は晴れてきました。

お昼前から籾擦り。調子よくやっていたのですが、最後の最後に籾の中にヒエの茎などが混じっていて、籾摺り機を詰まらせてしまう。もちろんすぐ掃除したのだが、今度は籾摺り機が、異常を示す。インジケーターにランプが点滅してモーターが回らない。このインジケーターが点滅するので、電気はきちんと来ていると思ってしまったのが間違いで、取説を見ても原因がよくわからない。農機センターのK君に電話すると、それは電圧が低いというお知らせ表示なんだとか。ヒューズが飛んでませんか?とのことだった。三相の200ボルトなので、一本ヒューズが飛んでも、電気だけは来てるんですよね。調べてみたら確かにヒューズが飛んでました。慌てて15アンペアのヒューズを買いに走る。やれやれ。


それからくず米を出荷する。