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2015-11-06

群馬県近美 戦後日本美術の出発1945-1955

群馬県立近代美術館の展覧会

戦後日本美術の出発1945-1955−画家たちは「自由」をどう表現したか

最終日かけこみ。

各章立て自体はこれまでにあった展覧会のテーマで、同時代性で集めたオムニバスの感じがあるのだけれど、作品のチョイスが良く楽しんだ。おお舟越とおもったら松本竣介な《彫刻と女》、岡本太郎シュールな感じの白旗の作品や、桂川寛、森芳雄などあまりよく見たことがなかった作家が出ていて嬉しい。

なんですが、常設のモーリス・ルイスがなんか良くて、それをゆっくり見てしまった。ここにおいて千葉の気分かよ自分…、と苦笑いしつつ新橋へ。

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宇部ビエンナーレ /凹みスタディー

宇部ビエンナーレに凹みスタディーが出品されているようですね。

この機会に行ってみたい。

谷口 顕一郎「宇部市のための凹みスタディ」

http://www.ube-museum.jp/modules/pico/content0124.html

会期/2015年10月4日(日)〜11月29日(日) 9:00〜17:00

10月10日(土)〜11月29日(日)のうち金土日祝・祝前日18:00〜21:00 彫刻ライトアップ

会場/緑と花と彫刻の博物館(ときわミュージアム) 彫刻野外展示場

755-0025 山口県宇部市野中三丁目4番29号(ときわ公園内)

◆第26回展詳細はこちら

http://www.ube-museum.jp/modules/pico/category0016.html

◆出品作品についてはこちら

http://www.ube-museum.jp/modules/pico/category0019.html

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東近美 コレクション展 藤田嗣治 全収蔵作品

(2015年10月18日)

藤田嗣治戦争画の色あいを味わいたくて、国立近代美術館へ。傷口に沈むようなカラーフィールド。鉄錆のような赤みのブラウンを薄く重ねた濃淡は生身の暖もりで前線のショットを包む。歴史画の戦局は甘いような鉄の匂いに包まれて、傷口をはねる血も荘重に画面全体へと波紋を響かせてゆく。スポットライトにくっきりと浮かぶ真っ白な刃そして歯、遠い点景の空に添えられたブルーや草木のカーキがひやりと冷たい。

所蔵作品展 MOMAT コレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。

2015.09.19〜12.13 東京国立近代美術館

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[]土で描く ワークショップ

(2015年10月18日)

藤沢市アートスペースの展覧会関連ワークショップ 米山幸助「土で描く」に行ってきました!

藤沢の海岸の砂、畑の土、河原の石などから灰色、黄色、赤、緑とさまざまな色ができて、にかわで練ると絵の具になっちゃうという、王道だけど発見いっぱいの美術の時間を楽しみました。

河原の石は難しいみたいだけれど、身の回りの土や園芸用の土など案外、色々なものが乳鉢だけでなんとかなるようです。おぉ…それは衝撃!乳鉢すごい。

スペースもなかなかアットホームな感じ、藤沢の明るい太陽が気持ちよかったです。


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玉川大学教育博物館「静岡聖ハリストス正教会寄贈 山下りん・日比和平が描いたイコン」

(2015年10月17日)

玉川大学教育博物館にて「静岡聖ハリストス正教会寄贈 山下りん・日比和平が描いたイコン」。

山下りんは笠間市に生まれた日本初のイコン画家。工部美術学校にてフォンタネージの指導を受けたのち、ロシアでイコンの技法を学ぶ。帰国後、神田駿河台の日本正教会・女子神学校にアトリエを構え制作、晩年は笠間に帰郷。各地の正教会にイコンが納められている。

日比和平は信仰の篤い家系で幼少の頃からイコンを見て育ち、見よう見真似で描いたイコンで亡命ロシア人を喜ばせた。日本正教神学校を卒業後、函館正教会の伝道師となる。美術については大阪石膏研究所にて学び、豊橋に移ってからも自宅でイコン制作を続け、ニコライ堂や横浜、浜松、札幌、小樽、苫小牧などの正教会にイコンを遺している。静岡の正教会では山下りんとともに設置されたほか、彼女のイコンの修復も手掛けている。

山下りんの作品をこんなに近くで見られたのは初めて。淡いトーンで意外にしっかり入っている輪郭線、眼差しに宿る素朴で純な光にふっくらとしたピンクの唇、ふわふわと揺れるような髪の毛のタッチ、柔らかな薔薇色の肌に落ちるグレージュの陰影、グレイッシュで淡い色調、それらが醸し出す甘いムードと響くような規則的な構成とポーズの生真面目さ、少女のように清らかな感覚。

日比和平は細長く伸びて捻れを加えたマニエリスムの身体に、直線的な襞に強いハイライトを入れた表現主義の衣服を纏う人物像がスタイリッシュ。強いダークトーンの輪郭線で描かれた顔貌をのぞきこめば、確かな筆致で線的な鼻筋と深い眼窩が描かれている辛口の人物像。

定型のストーリーでありながらこれほど違う対照的な二人の作品が一枚のイコノスタスの壁面を飾っていたのは刺激的でもあるし、異なる個性が協調し、一枚の壁面に深みを加えるようにも見える。耐震工事と聖堂縮小によりこれからは個々のタブローとしての魅力に光が当たってゆくようになる。


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2015-07-25

朝倉摂展ギャルリー・パリ(横浜・関内)

ギャルリー・パリの朝倉摂展へ。

http://www.galerieparis.net/guide.html

空間に食まれるようなヌード素描、良かったなー。

その背に載せた荷が石の重量でも、まだ優雅なポーズから逃れることは出来ない。絵筆を武器にして、彫刻から舞台へとページをめくる。膠とピグメントの組合せは想像していたよりもずっと自由で、頭の中だけに形式という地図があるみたいだ。そして女は地図を見ながらいくらでも道に迷うことが出来る。彫刻性へ、厚塗りマチエールでなくて、フラットなガーゼみたいな膠が案内するなんて。

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2014-02-16

Work In Progressプロジェクト報告展「Timeless 2: 時の回廊」開催について

 私の参加しているプロジェクトによる展覧会のご案内です。

 DMでのご案内も追ってさせていただきます。

 よろしくお願いいたします。

 ↓

 ■Work In Progressプロジェクト報告展「Timeless 2: 時の回廊」開催について


  北翔大学美術研究プロジェクト2年の成果報告展を開催します。昨年11月に由仁実験芸術農場にて開催された「Timeless:時の肖像」展では、大井敏恭・林亨・末次弘明がプライベートな記憶や絵画に触れる時間を媒介として、絵画の枠組や美術史に対して、それぞれの問いを投げかけることとなりました。このたびは、由仁町での展示を含めた過去二年間の制作とその間に交わされた議論を振り返り、その後の展開をポルトギャラリーにて展示いたします。

   開催場所:ポルトギャラリーA・B(北方圏学術情報センターPORTO 1F/2F)

      〒064-0801 札幌市中央区南1条西22丁目1番1号 011-618-7711

   開催期間:3月4日(火)から23日(日)10:00〜18:00

   参加作家:大井敏恭 林 亨 末次弘明

 

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絵画の場合2012 最終章についての論考が掲載されました。

 展覧会「絵画の場合 2012 最終章」の図録が発行されています。

 「絵画の場合 2012 最終章」についての短い論考が掲載されています。

 この展覧会については、短い論考と長い論考の2編を執筆しました。長い論考は北方圏学術センターポルトの2013年度 研究報告書に掲載されています。

 どちらもいい仕上がりのようですが、まだ手元にはないので、入手したらまた報告と配布をします。

 早くも好意的な反応をいただいた方には感謝。お礼申し上げます。

2014-02-15

水表現とジェンダー

 先日、水の表現を始めた作家の作品をテーマに議論とインタビューをしたときに、女性から見た水の表現についての話が出たのだけれど、うまく聞き取れなかった部分があり、反省している。

 子宮的な世界観のことを指していたと思うのだけれど、自分にはそれを思い出すことが抜け落ちているな、と感じた。

 「女性からみた水」と言われたのでわからなかったのだけれど、近代文学や伊勢神宮や神道、密教など、日本の表現にこの世界観は多く散見される。実のところ、男性でそれを指摘するひとのほうが多いようにも思われる。うまく繋げて理解できるようにしたいところ。 高野山で見た曼荼羅の藍に金銀の筆致や伊勢神宮で見た祭礼を思い出そうとしている。


 関係ないですが、いま進めているプロジェクトに女性の作家が加わるようで嬉しく思っています。あらためて女性の作家や執筆者に惹かれていて、その魅力を伝えることがここ数年の念願だったので。(ある女性の研究者が女性の作品が好き!ととても情熱的に語っていたので、その元気で純粋な感じに感動して影響を受けているのだと思う。)

2010-01-01

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

難多く始まった年を越すことが出来た喜びを感じています。昨年は、美しく面白いものに出会え、新しい知識や方法を知ることができ、会いたかった方にも会え、振り返ってみれば贅沢な1年になりました。いろいろなことをご教示いただき、ひとをご紹介いただいた方がたに感謝して、少しでもお返しできるように努めたいと思います。