新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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マジックの心理トリック

作者はあの吉村達也。マジック・マニアだったらしい。
題名や帯のあおりを読む限りは、「どうやって観客はマジシャンに騙されてしまうのか」というのを、ミステリ作家の視点で分析した本、としか思えないよね。
そういう謎解き系の興味で手にすると失望する。
これは作者があとがきで書いてるように、「このところ空前の大ブームになっているクロースアップ・マジックが、何故人々の心を惹き付けたのか」をまとめた本なのである。
研究書ではなく、エッセイの感覚で読んだ方が良い。

クレーマー・クレーマー?

昨日に続いて、クロネコヤマトブックサービスのお話。
9月に一度に三冊注文したうち、「九月は謎×謎修学旅行で暗号解読」だけが最初の配送で送られてこなかった。購入時の表示では、他の本より予定早かったのに。どメジャーな講談社ノベルスなのに。
注文して11日目。遅延の連絡さえ一切来てなかったので、結構きつい口調の抗議メールを送った。本来無茶苦茶優しい人間なんだが(信じてください(笑))、こういうのはどうしても気になってしまうのだ。
この時の返信メールで在庫の事情などの説明を受け、「今後は、このようなことがないように社員一同、努力する所存でございます」という言葉を貰ったのだった。
勿論、通り一遍の型どおりの返答に過ぎないと思っていた。
 
ところが先程「注文商品お届け遅延のご案内」が送られてきた。昨日注文したうち「三丁目の夕日」の出版社在庫を確認中とのこと。おお、ちゃんと対応されている!そうそう、遅れるのはしゃあない。ちゃんと素速く連絡が来て事情がわかってれば問題ないよぉ〜
クレーマーになることもやっぱり時には大事だね、とヤマト運輸を動かした男*1として一言書き残しておこう。

*1:大袈裟な(笑)勿論同じような声が沢山上がっていたのだろう。