TSUTAYAの半額キャンペーンにて鑑賞。ハリウッドのリメイクじゃなくて、オリジナルの韓国版。
実はサッカーの映画だと思いこんでいたという、嘘のようなホントの話。
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2007/11/28
- メディア: DVD
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ジャック・フィニィ「愛の手紙」のように、手紙だけ(だけじゃないけど、ま、いいや)が行き来する。隔てられた時はわずか二年。会おうと思えば会えそうな時間(実際一方的には会うことも出来ているし)。この微妙さ加減も、意外にくすぐってくれる。どうしようもないもどかしいほどの切なさは犠牲になる代わりに、ほのぼのと通い合う情感が伝わりやすいようだ。
何よりも映像の美しさが実に素晴らしい。オープニング・ロールの映像から心惹かれた。スタイリッシュでありながらも、実にしっとりとした映像で、ピュアでファンタジック。日本で云えば、岩井俊二に近く感じられる。
ストーリーとして特別に突き抜けてはいないけれど、ロマンチックにまとまった、目にもハートにも心地良い小品。
ラストに関しては、勿論これはこれで良いのだけど、三通りの選択があったんじゃないかと思ってしまった。この考察については、ネタバレになるので、続きから。
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