新・三つの棺−「幻影の書庫」日記

2018-04-08

[]トリックトリップバケーション

デビュー作はパクリ疑惑で大変な事態らしかったっぽいが、

二作目のこれが評判よさげなので、読んでみることに。

 

するとこれは意外な掘り出し物だったかもと思えた。

 

クローズドサークル密室殺人物。

 

まぁ、ハウダニットはとんでもないんだけど

(後付けでそれなりの説明付けはされるけど)

なんといっても、多重推理結構楽しい

 

こういう謎ならこういう手もあるよね、ってところを、

ちゃんといい感じに拾ってて、個人的にはセンスの良さを感じた。

フーダニットロジックも初期の伏線を活かした意想外の手掛かりで、

ちゃんとアクロバティック性を演出出来ているとも思えたし。

 

まりにもトンデモ系ハウダニットだって

とんがった作品を産み出せる原動力になり得るかもしれないし。

 

全作追いかけようとまでは思わないけど、評判は拾って、

今後も良さげな作品があれば、また読んでみようと思う。

ただ今回の最後真相だけど、事件の解決自体を左右するような、

シリーズ設定は止めて欲しいなぁと思ってしまった。

 

採点は充分7点。

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