新・三つの棺−「幻影の書庫」日記

2018-10-15

[]インド倶楽部の謎

インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)

インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)

国名シリーズとしては、実に13年振りということらしい。

しかも題名クイーン御大の語られざる事件のものらしい。

 

……ってことは、すごく気合いの入った作品だろうと思えるだろうが、

なんだ、この気の抜けたような作品はっ!

 

犯人絞り込みが全然ロジックになってない。

それが一番妥当だよねぇということは認められるけど、

心理的には多少不自然にはなるだろうけど、別解はいくらでもあり得るわけで。

 

作者自身自己認識してるようで、

犯人のところに様子伺い程度のつもりで行ったら、

犯人自白してくれちゃったみたいな、

都合良い展開であることをわざわざ記載してるくらい。

 

連載で締め切りに追われたわけでもないのに、

真摯な態度ではないんじゃないんでしょうか、有栖川先生

 

「狩人の悪夢」で怒濤のような追い込みを見せてくれたばかりだったので、

とても残念な出来映えだった。

 

採点は6点。

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