Hatena::ブログ(Diary)

亡羊記群 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-07-21 二兎を追うと

東向島の幼稚園の壁画

[]タン・カイシンの新作ほか自主制作映画


2006/07/20 (Thu) 「neofest2006」Cプロ @新御茶ノ水小川町「neoneo坐」。


(21:00-23:55_¥500-)


吉村真吾 『花筵』

北九州市の市営の渡し船の待合室で、一冊の句集を読みながら、通行人の品定めをしつつ、偶然知り合った男二人がダベる様に空想ひろげる、のほほん展開の脱力系映画

つげ義春っぽい? 「はなむしろ」と読む。


安里麻里 『兵士の物語

英才音楽教育の執念?を巡る『赤い靴』の様な、昔話のような、怪談仕立ての、ゴダールブニュエル タッチ映画

技術的にもウマイです。題名はテーマ曲から来ているのかも。


安里麻里 『戦時下』

ロケ撮影。SFタッチの劇画風短編物語は形だけだが、細部と風景と最後のシェルターがいい。



Tan Kai Syng 《荒廃・和解(散弾百回)》

こういう順番の所為で冒頭の数分しか見ていないんですが、彼女は別格。単独の上映会があって当然のシンガポール映像作家

美術館、アーカイブこぞって作品を買うように。

まず言葉が写され(事前キャプション?)、短い映像が次にでてくる。ザッピング・アワーの様な音楽ノイズ

もしかしたら嫌な人もいるかも知れない、視線に冷やかす様な批評的な意思がある。

たぶん後半にかけて、言葉と映像の関係が飛躍してゆくんだと思うが、最初の素材のチョイスからして才気煥発。

隠微な個人的象徴など皆無で、街角で拾えるパブリックな題材・場所でずっと勝負している。

私にとってはこの種類のアートの最良の窓口になってくれた人です。


2004/09/26 (Sun) タン カイシン:陳 凱欣 作品集《塩素中毒》《アイランドホッピング(映画版)》《ビッグ・イシュー》ほか @京橋映画美学校」。


英・米を経て、武蔵美留学中のシンガポール女性映像作家、タンさんの作品上映とライブパフォーマンスVJのこと)の夕べ。

流し撮り、激しく明滅する映像。シニックで自意識的なナレーション被写体は標識、図像などの記号が多い。

《塩素中毒》とは“水泳狂”のこと。これはナイーブな傑作だと思う。

アイランドホッピング》は、靖国神社盗撮ほかを敢行した最新作。写っているヒトたち(軍国コスプレイヤー、右翼?爺さんなど)はとんでもないが、作者は政治をテーマにしていない。でもいろいろ言いたくなる(写っている事柄に対してね)。 (角田)



日本映画は、実験映画でもそういう雰囲気があるのが残念だが、「タテ社会」な所と、「コケ威し」が蔓延している所。この悪弊で、たぶん永遠に二流三流のまま終始するんじゃないのでしょうか。

KANROUKANROU 2006/07/28 13:13 「neofest」のものです。ご来場、そして感想・ご批評ありがとうございました。
タン・カイシンさんの新作は『アイランドホッピング』以来なので、遠くシンガポールで本人も反応を心配して
おりました。一見形式的な言葉遊びのようにも見える今回の作品も、映像や言葉のチョイスに強い批評性が含まれているというのは全く同感です。政治性や哲学的な問題を巻き込むぐらいの。いずれまた、じっくりと見せる機会を設けたいと思いますので、よろしくお願い致します。

tsunodatsunoda 2006/08/01 10:25 「neofest2006、お疲れ様でした。初冬にはベストの上映会も企画されているそうで、たのしみです。」

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/tsunoda/20060721/p2