ハナダイの飼育難易度(コラム)

【ハナダイ】

自然界では多数で群泳しておりサンゴや岩場などの周辺にいる事が多い魚との事。食性は主にプランクトン食の為、リーフタンクでも珊瑚食害などはしない。鮮やかな色の個体が多く群泳する姿は圧巻であるが、飼育下では数の維持は困難かつ臆病である為、大型魚との混泳は向かない。


一通り飼育してみて難易度を纏めてみました^^

①餌付け(人工飼料)
<1>バートレットアンティアス、アカネハナゴイ、インディアンフレームアンティアス、スレッドフィンアンティアス、インドキンギョハナダイ、スミレナガハナダイ

<2>コウリンハナダイ、フチドリハナダイ、バイカラーアンティアス、タイガークイーンアンティアス、オオテンハナゴイ

<3>パープルクイーン、ハナゴイ

1属のハナダイはなんだかんだで餌付きます。ストック段階で餌付いてる個体も多いので、餌付けの必要性が無い事もしばしば。

2属のハナダイもそこそこ餌付きます。環境次第といった所です。

3属のハナダイはかなり長期飼育が難しい個体です。かなり落ち着いた環境を要求します。



②混泳
捕食魚は論外として、大型ヤッコ等と混泳させると「無視」してくれるので餌が回れば混泳は可能です。小型ヤッコなどと混泳させると威嚇されたり追いかけまわされたりで餌付けどころではない事もしばしばありました。

が、大型ヤッコに混じって餌を取りに来るかというと・・微妙。長期で混泳出来ているのは以下のハナダイのみです。

スレッドフィンアンティアス、アカネハナゴイ、コウリンハナダイ、バートレッドアンティアス


このハナダイ達はスピード勝負で餌をとって行きます。ほんとうに逞しいハナダイ達です。


大型ヤッコ達との混泳もできます。



経験はありませんがインドキンギョやスミレナガハナダイあたりも混泳は可能と聞きます。やはり大型になり〜ナガハナダイ系は混泳させやすいみたいです。

ちなみに品種が違っても混ざって泳いでいたりもします(アカネとバートレット)


やっぱり水槽内では主役になりにくく、寿命も短いわりには高価で落ちやすいですがやっぱり脇役として入れておきたい魚の一つです。
僕的にはスレッドフィンは非常に優秀なイメージがあるので10匹くらい投入したいです^^

ちなみにハナダイ同士の縄張り争いですが・・・隠れ家を大目に用意して大型ヤッコみたいな大きな魚を入れて、更に90cm以上の水槽であれば、ほとんどバトルは無い気がします。

もちろんハナダイにとって良い環境はハナダイオンリーの大型規格の混泳水槽なんでしょうけど!


ちなみに丸丸太ったパープルクイーンは・・EPSON品川水族館にいました。
こんだけ大きくて太った個体もなかなか珍しいですね^^