料理のように書けるようになりたい
先週、某サイトの夏祭りが終わった。
結果は一三五作品中、一〇四位。
得点集計でミスをした作品がニ作品あるので、実質は一〇六位。
はっきり言って、これは惨敗だ。
原因は簡単だ。
オレの意識と読者の意識がズレている。
執筆時はとても楽しかったのになあ。
「書くこと」について、もっと真剣に考えなくてはならない。
今回オレは、『ミツメルト』という作品を書いた。
見つめ合うと、感情に応じたメルトができるという内容だ。
「見つめるとメルト」→「ミツメルト」
そんな言葉遊びを楽しんでもらいたいと、最初は思っていた。
ところが執筆を始めると、その情熱はあらぬ方向へ。
メルトからデブリを作り出そうとするストーリーにしてしまったのだ。
メルトの種類から相手の感情がわかる、という素材の良さがあったのに。
それを作品の面白さに繋げられなかったのは、完全なる失敗だった。
書くことは料理に似ている。
良い素材があっても扱いに失敗すると台無しになる。
「おいおい、素材が泣いてるぜ!」
某料理マンガだったら、間違いなくそう言われているだろう。
それにしても、某サイトの企画はためになる。
惨敗して決意を新たにしても、また別の課題にぶち当たる。
書くことって、本当に難しい。
この悔しさがある限り、もう少し足掻き続けてみたいと思う。
はてなダイアリー 今週のお題「書くこと」