I am Sam


ジャンル:ヒューマン
お勧め度:★★★★(85点)
POINT:感動・家族愛・音楽・配役

この映画は温かい感動があります。物語の始めからぐぐっと入りこんであっという間のラストだと思いますよ。とにかく娘役ダコタ・ファニングの愛らしい演技がたまりませんよ。知能が7歳しかないという父親への愛情を描くシーンには抱きしめたくなるような衝動にかられます。そして、ショーン・ペンの演技には本当にまいっちゃいますね。純粋な心のままの大人、知能が7歳児の中年男サムを見事に演じてます。
彼らの演技が観る側を見事に感動と愛の世界に引き込んでくれますね。

ストーリーとしてはホームレスの女性との間に出来た子供をこの母がサムに押し付けて逃げてしまうことから展開。ちょっと、疑問なのはこのホームレスとの女性との間に生まれた子供なのか?単に彼女の策略で子供をまんまと押し付けられたのか?だが、まぁ、物語の主旨には関係ないので細かいことは流すとしよう。
サムは7歳児の知能ながらにその心の純粋さを糧にその子ルーシーを育てていく。が、彼女が7歳になった時にその知能はサムを越えていくという難題にぶつかり、養育能力がないとソーシャルワーカーに判断され、親権を取り戻す為に法廷でサムは闘うこととなる。

その闘いに協力することとなるエリート弁護士役のミッシェル・ファイファー(私大好きなんですけど)の演技もいいですよ。エリートとながらに一人の母親として悩む姿を上手く表現していると思います。

とにかく、この映画は純粋な親子の愛情を描いているので細かい点は流しつつ、大いに感動してほしいと思いますね。この映画を観終わって、私は子供が出来たらサムのように純粋な愛情を持って育てたいと強く思いました。