チャーリーとチョコレート工場


お勧め度:★★★★(80点)
ジャンル:ファンタジー
POINT:配役・音楽・映像・シニカル・ユーモア・メッセージ性

この作品は楽しめますネェ。映画館で観たのですがとにかく色彩も豊かでストーリーもシニカルでありながら子供へのメッセージ性も高く、観ながら教訓を学べ、心豊かにもなれるという何とも収穫要素の高い作品です。

ウイリー・ウォンカという謎めいた工場長がまたまた謎と秘密でいっぱいのチョコレート工場にウォンカのチョコレートに入ったゴールデンチケットを引き当てた5人の子供を招待するというところから物語が展開します。チョコレートって子供にとって本当にキラキラした魅力的なお菓子ですよね。しかも誰も見たことのない工場で作られる極上のチョコレート・・・・。そのチョコレート工場を見学出来るというビッグチャンスに浮き立つ街の人々。観ている私達までワクワクしちゃいますよ。この作品は思い出の中にある少年少女時代をフラッシュバッグさせてくれます。

この映画の中で欠かせないのはウンバ・ルンバの存在。ウォンカがチョコレートの材料を探す旅の中で出会ったのが彼らウンバ・ルンバ族。彼らとの交渉成立で彼らは工場で働くことに。その見事なチームワークやユーモアと皮肉たっぷりの歌やダンスは本当に笑っちゃいます。映画館でも彼らが出てくると観客がクスクスという笑い声が聞こえました。
映画館に思わず笑いが漏れる映画・・・。こういう映画を観ることで子供心をくすぐられるなら、それだけでも観る意味があると思います。

私の大好きなジョニー・デップの演技もさすがですね。彼に演じさせるとそのキャラクターは見事に実在の人物と化すのですから。ジョニーであって、ジョニーではなくなってしまう。彼の演技と分かっていてもそれはもう演技を超えた人物像となってしまうのですから!あの髪型・服装・外れた感覚・時折見せるシニカルな表情。全く何を考えているのか分からないウォンカの人物像を見事に作ってますね。

この映画を観てから、ちょうどバレンタインデーがあり、LOFTへ行ったら「ウォンカチョコレート」が売っていたんですよぉ!勿論、バレンタインデーはこれにしちゃいました。