エリザベスタウン


お勧め度:★★★★(85点)
ジャンル:恋愛 ヒューマン ドラマ
POINT:HAPPY・希望・配役・音楽

この映画は実に人生を恋しいものにしてくれる。今、自分自身の人生の残り道に何の希望も感じないと思っているなら、この映画を観て欲しいなぁと思う。

オーランド・ブルーム演じるドリューは有名なシューズメーカーの新鋭デザイナー。自信を持って世に送り出したNEWモデルのスニーカーのビッグプロジェクトは大量返品となり、会社に多額の損失が発生するという結果に終わる。当然、彼は解雇。成功という名の元にあった人生は簡単に崩れ落ちていく。彼の人生の「成功」は一転して「大失敗」へと転落する。それに伴い、恋人とも破局。彼は生きる希望を失ってしまう・・・。それは死を意味していた。
そこへ「父の死」を知らせる妹からの一本の電話・・・。
彼は父のお葬式を執り行う為に父の故郷へ車を走らせる。そこで出会う人々。そして、生きる希望を見出してくれる出会いが待っていた。

映画のラストでは観ている側にも「希望」を与えてくれる。青い空の下、音楽を聴きながら一人旅をしながら自分の人生の輝きにワクワクしたくなる。癒される映画である。

キャスティングも実にいい。オーランド・ブルームは時代物より、案外、現代で生きる等身大の男性を演じさせる方が合っているんじゃないかと思った。そして、クレアを演じたキルスティン・ダンストが本当に役柄にぴったり!輝いている女性を演じさせたら天下一品!彼女の笑顔につられて笑顔になってしまう。一緒にいる人を笑顔にさせるって難しいことだと思う。私が憧れるのは彼女のような女性かも。