最後の五輪入場券、まもなく発売

北京は晴れ。しかし、もやがかかっている天気が変わっていません。
かなり蒸し暑いです。

さて、最終のチャンスになるのか、
五輪の入場券、最後の82万枚が25日9時から発売になります。
今度は、競技場付近の売り場で直接発売です。
一人あたり、買えるチケットは、1回の試合、計2枚までとなっています。
それなのに、朝から『新京報』のトップページの写真を見て、驚きました。


「23日12時、五輪入場券発売の45時間前から、
 五輪センターエリアの入場券販売窓口の周りに、
 行列ができた。夜11時までに、400人余りが並んでいた。」


夕方7時頃、一緒に食事していた同僚の電話がなり、
「現場に行っている記者は水立方前で待つ人が
 3キロほどの行列ができた」と話していました。

■地下鉄:

地下鉄の中は、まぶしいほど明るくなりました。
すべての案内看板や表示が新しくなり、
一号線の地図から、所要時間の見通しが消えてしまったのが
残念ですが、全般的に言うと、以前よりは見やすくなりました。
地下鉄には、出入り口に必ずスタッフがいるし、
各駅に警察が入っています。
一号線の制服も変わり、以前よりはずっと今風の水色のシャツに
変わりました。車両もたいへんおしゃれになり、クーラーが利きすぎる
ぐらいに聞いていました。
地下鉄の風景が五輪をきっかけにずいぶん変わったことを実感しています。
地下鉄五号線を乗った時、日本留学経験ありの友達が
ぽつりこんなことを話していました。
「車両や駅の作り方は、もう日本の最新の地下鉄とは変わらない。
 ICカードによる支払いの導入も日本と比べて、
 そう長い期間待たされていない。
 しかし、社会システムの構築においては、たいへん遅れている。
 あまりのアンビバランスが一番の問題なのだ」。


個人的に、地下鉄10号線から1号線に乗りかえった時に、
異なる時代の並存を強く感じたことがありますが、
そのままの構造が色々な分野で現れているようですね。


■今日のタクシーの運転手から:
 「五輪ピックは国民(中国の一般市民)のために開いたものではないね。
  国のために開いたもの、もしくは、世界のために開いたものだと思う。」
 

 「便利なことも、不便なことも両方もたらしてくれた。しかし、総じて言え  ば、やはり良い変化が多いのかな。」