アップル日本社長山元賢治

先日Apple(日本)の山元賢治さんが来ました。
山元さんは若く、80年ころに外資に入社して以来、外資を転々として最近アップルの日本社長になりました。
http://www.apple.com/jp/employment/guide/tour1.htmlかなりきれいな会社です。
最初は主にアイポッドがどれだけ素晴らしいかを説明し、その将来性を語ってくれました。
これからは教育にも直結していくとか。
20年前と今の比較をします。
20年前                今

(演歌などを歌う)カラオケスナック→(若者が最新の歌を歌う)カラオケ
コンビニの店舗数  26000  →  60000
TSUTAYA店舗数 7     →  1000
携帯電話     ショルダー型  →  小型化しテレビまで見れる

未来には
空飛ぶ車や、C3POみたいな話すロボットなんかも可能だと思うことが大事だと。
技術はどんどん進歩していくし、物事はどんどん変化するものと思って、ヒントを見つけるように考えることが大切だと言っていました。
そして、どのような社員を選ぶのか、という核心的な部分の話に入っていきました。
まず、入社の面接では、
なぜ、この企業をえらんだのか?、その企業で何年かけて何を学ぶのか?、30/40/50歳の時点での夢は?
とかを聞き、判断すると言っています。
そして話にならないのが、
その企業が何をやっているかもわからない学生が面接にくることが結構いるそうです。
当然ですがそういう人は即切るそうです。
この会社は外資なんで、英語ができなきゃいけません。
入社してから英語を勉強しているようじゃ周囲に遅れてついていけなくなるそうです。
で、入社してからは、まず会社のビジネスモデルを理解することからはじめることが最優先で、同期で一番を狙うくらいじゃないといけません。
先輩よりも早く同じレベルにまでなり、継続してやり遂げることが大事。
人から学ぶ、ということが非常に重要で、
「〜のことならこの先輩」とか「〜のことならこの先輩」ということを活用してどんどん技術を向上していくことが必要になります。
会社は、
自分の給料の3倍の粗利益を稼ぐ、例えば年収500万なら粗利1500万収益で言えば5000万(マージン30%)
を稼ぐくらいの人を求めているそうです。
で、社長はコミュニケーションの大切さを訴えていて、ものを頼む時とあやまる時は、携帯のメールを禁止しています。直に言えない人が最近本当に増えているそうです。
特に、深夜謝りのメールがきて、「自分は深夜までやってんだぞ」みたいに思わせたい人なんかはうんざりするとか。
そんな顔が見えないときに謝られても全く誠意も感じないと。
さらに最悪なのは、謝れない人が出てきているそうです。話になりませんね。
次に社長のスケジュールがパワポで表示されます。
びっしり詰まっています。
アップルで働くには体力が必要だと言っていました。
体力をつけておけと。
入社を希望する人に期待するのは、英語と体力だと言っていました。

アップル日本は普通に外国人がいて社内では英語が飛び交っているそうですが、アメリカみたいに「ペット持込可」とか「週90時間労働」とか極端なことはなく、あくまで日本的にやっているそうです。

あと、大学の卒業生がきて、入社して実際どうか、みたいな話もあって生の声が聞けたんですが、結構やりがいがあるとか言っていました。

外資っていうのはどうなんだろ、と思っていたんですが、実際彼らのプレゼンを目の当たりにしてみたら結構好感が持てる会社でした。