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先日、エイベックス・ホールディングス取締役知的財産戦略室長国際戦略室長という長い肩書きを持つ谷口元取締役が来た。
レコードビジネスをテーマに講義が始まった。
レコードビジネスは概ね3つに分けられる。
1、レコーディング
2、発売
3、プロモーション
従来の流れは、
楽曲選定→原盤制作→宣伝企画→宣伝実行→販促営業
楽曲選定のところでは作曲家と作詞家が主に働く。
宣伝企画では、タイアップ等を行う。
宣伝実行と、販促営業では主にCM、TV、ラジオ主演などの露出活動を行う。
しかし、中にはモンパチなど特殊な活動のもいたりする。
ブランディングという考え方がある。
マーケットでは何が求められているのか、というマーケットニーズの判断をする。
主として担当者の主観に委ねられる。
泣けた!などが基準となる。
ブランディング…名前で売れるアーティストをいかに作るか
エイベックスでは、大塚愛、エグザイル、安室奈美恵、m-floなど。
名前で売れるアーティストは音楽以外にもないのか、を探す。
例えば、大塚愛は絵本の才能があったり、映画『東京フレンズ』に出演するなど役者として売れるのではないか、といった具合だ。
avexの主なレーベルは、rhythm zoneやavex trax、cutting edge、tearbridge production、J-moreなどがあり、ブランドイメージを確立しているという。
例えば、rhythm zoneは倖田來未、エグザイルが所属といった分類分けということらしい。
最も、レーベルというのが何なのかが僕はわからないですが…
何だろう、avexが上位概念、各種レーベルが下位概念という位置づけだろうか。
ヒット作りのプランニングというがある。
これは従来の流れ、即ち、
楽曲選定→原盤制作→宣伝企画→宣伝実行→販促営業
というのに加えて、アーティスト・プロデューサーの意思を各々の部分で加えていく。
そうすることによって、音楽活動+絵本、映画、ゲーム、ファッションといった、新たな付加価値、言わば知的財産の価値増大を図ることが可能となるという。
回収のパターンは、例えば浜崎あゆみを例に挙げた。
彼女のベスト盤は、CDとしての発売前と発売後におけるダウンロード数の増大があった。
というのは、音楽ダウンロードをCD発売前に可能にしたら、まずはダウンロード販売で利益を上げられる。
さらに、ベスト盤販売後に、その影響もダウンロード販売に影響し、ダウンロード数も増えたという。
つまり一度に二度美味しいというわけだ。
質問の時間があったので、一つ提案をしてみた。
僕「最近、ユーチューブの日本語版ができまして、日本企業とのやりとりも以前よりやりやすくなると思います。これを機に、ただ警告文を送るのではなく、ユーチューブの違法アップロードに対してライセンス契約をして、お互いwin-winで行ったほうが利益が上がるのではないでしょうか?」
谷口「社内でそういう意見が上がってはいますが、わが社はそういう立場には立ってはいません」
一蹴されました。