Emacs+YaTeX−導入編

あいさつ

つかさです。

元々、一月前くらいからxyzzy+KaTeXやってて、それについて記事書こうかなと思ったんだけど、KaTeXのHP(雄猫のがらくた置き場)が死んでいるみたいなんですね。一応、今だとここからダウンロードできるっぽいですが。
というわけで、せっかくなのでEmacsを導入して、EmacsYaTexを試しているところです。

今日は、その導入方法について書きます。

LaTeX

まずは、LaTeX本体のインストールから。
TeXインストーラ3を使います。

ここからTeXインストーラ3をダウンロードし、実行。指示に従っていれば必要なものはインストールできるみたいです。

Emacs(NTEmacs)

GNUPACKをここからダウンロード。展開し、appフォルダのなかにあるEmacsを使う。

環境変数の設定

コントロールパネル−システム−詳細−環境変数から、HOMEの設定。変数名に「HOME」を。変数値にEmacsフォルダの場所を入力。

ここで設定したディレクトリに、.emacsをおくと、Emacs起動時にそこに書いた設定が反映されます。Emacsフォルダを指定すると、わかりやすくていいと思います。

初期設定

デフォルトだと、上のような画面が起動時に表示される。このままだといろいろと使いにくいので、最小限必要なところをいじる。

先に環境変数HOMEを設定したフォルダに、.emacsというファイルを作る。

そのファイルを開き、以下をコピペ。

;;起動時の画面を消す
(setq inhibit-startup-message t)

;;アイコンを消す
(tool-bar-mode -1)

; 行番号表示
(require 'linum)
(global-linum-mode)

これで、

こんな感じになります。

YaTeX

ここからダウンロード。僕が落としたのは、yatex 1.74でした。

これを、Emacsフォルダのsite-lispフォルダに展開します。

次に、.emacsに、以下をコピペ。

(cond
 ((locate-library "yatex")
  (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)

  ; 拡張子が .tex の時は自動的に yatex-mode に
  (setq auto-mode-alist (cons '("\\.tex$" . yatex-mode) auto-mode-alist))

  (setq YaTeX-kanji-code 1)           ; 漢字コードを shift jis に
  (setq tex-command "platex")         ; tex の実行コマンド
  (setq dvi2-command "dviout")        ; プレビューアのコマンド
  (setq bibtex-command "jbibtex")     ; BibTeX のコマンド
  (setq section-name "documentclass") ; LaTeX2e では documentclass を使うのが標準
  (setq YaTeX-nervous nil)            ; 辞書はユーザ辞書でよいと思う

  ; yatex ロード時の設定
  (add-hook 'yatex-mode-load-hook
            (function
             (lambda ()
               ; 日本語入力中でもタイプセットできるように 
               (wrap-function-to-control-ime 'YaTeX-typeset-menu t "P"))))))

デフォルトだと自動改行されてしまうので、それを切るために以下もコピペ

;;自動改行を切る
(add-hook ' yatex-mode-hook 
 '(
    lambda () (auto-fill-mode -1)
  )
)

これでおkです。
次回は、実際にYaTeXを使ってみます。