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04-02-10 (Thu)

[][]「東アジアにおけるクィア・スタディーズの可能性」


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ちょっと先ですけれども、とはいっても今月中ですが、東アジアの若手の研究者をお招きして、下記シンポジウムを開催いたします。エライひとのお話を拝聴する/生エライひとを見物にいくのも、それはそれで乙なものではございますけれども、今回はむしろ先々にわたってクィア・スタディーズ系の分野で御一緒するはずの、そして、もしかすると、大海原を超えたり大陸を超えたりする先の方々とは少し違う、けれどもわたくし達とはどこか共通するところもある、そんな問題を抱えている〈かもしれない〉、そういうご近所の優秀な方にいらしていただいて、お話を聞いたりガチでぐだぐだ議論したりしましょう、という感じです。と、わたくしとしては、認識しております<完全に個人的な認識であり、主催者側公式見解ではございません。


多分、ですけれど、Chu Wei-Cheng氏は、90年代からの台湾におけるクィア・スタディーズの展開を、台湾での運動社会全体の変革にからめて批判的に紹介しようかな〜、と言っていましたので、そんな感じになるかと思います。Denise Tang氏の方は、こちらもおそらく、香港のクィア女性ムーブメントを中心に、香港でのクィア映画祭あるいはオンラインのg.tvとからめてお話下さる、予定、だと伺っております。g.tvはDeniseさんが昨年のカルチュラル・タイフーンの発表でも触れていらっしゃいましたけれども、とても面白そうですよね。わたくし中国語が全くわからないのでとても残念なのですけれども。


香港も台湾も、クィア・スタディーズもアクティビズムもかなりさかんで、英米(あるいは豪)の中華系やそれ以外の研究者やアクティビストとたちともある程度密接な連携をたもちつつ、けれども同時に、やはり問題設定や政治感覚などでずれるところもあったりするようで、そのあたり、日本でクィア・スタディーズやアクティビズムにかかわる人間とは、相互に学ぶところも議論できる点も多々あるように感じております。というか、少なくとも、今後日本国内をベースにしてクィア・スタディーズをやっていこうとする学生や研究者にとっては、このあたりの東アジア研究圏というのは絶対に無視できないものになっていくはずだと、わたくし個人的に勝手に確信をしております。根拠は特にございません。



どうぞ皆様ふるって御参加下さいませ。



公開シンポジウム 「東アジアにおけるクィア・スタディーズの可能性」


企画趣旨

社会における性や身体の在り方や規範を問う学問の総体としてのクィア・スタディーズは90年代初頭から成立し始め、現在に至まで発展を遂げて来た。欧米社会の文脈から構築された理論や思想がクィア・スタディーズの基盤を成していたと言える一方で、現在クィア・スタディーズは世界の様々な国でも実践されている。日本においても90年代から積極的にクィア・スタディーズの文献が日本語翻訳され、さらには日本の文化現象へ応用されて来た。欧米から発信された理論であっても、異文化の文脈の中で読み直されることを通してクィア・スタディーズ自体がよりグローバルな学問へと変容して来たのである。したがって日本におけるクィア・スタディーズの可能性を模索することは同時に、クィア・スタディーズとグローバリゼーションの関連性を考えることでもあると言えるだろう。


しかし現在に至るまでクィア・スタディーズとグローバリゼーションの関係を日本の文脈において考える際に、「日本/欧米」という二項軸に私たちは頼りすぎて来たのではないだろうか。クィア・スタディーズの成り立ちやその歴史を鑑みれば、そういった二項軸に注目が寄せられることはある意味において当然かもしれない。しかし同時に近隣の東アジア諸国においてクィア・スタディーズの実践がどのように行なわれてきたのかを参考にすることもまた、日本におけるクィア・スタディーズの可能性について考えていく上で重要なことではないだろうか。


本シンポジウムでは、日本近隣の東アジア地域におけるクィア・スタディーズについて研究を進めて来たシンポジストとの公開討論を通して、クィア・スタディーズの可能性を考える際に日本と近隣のアジア諸国との間にどのような共通点又は差異があるのかについて考え、それぞれの国でクィア・スタディーズをさらに進展させるためのヒントを探ることを目的とする。




日時:  2月22日(月曜日)15時−19時

場所: 東大駒場キャンパス18号館4Fコラボレーションルーム

     http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html

題目: 「東アジアにおけるクィア・スタディーズの可能性」

使用言語: 英語通訳あり)/日本語


シンポジスト・プロフィール

朱偉誠 (Wei Cheng Chu)国立台湾大学外国語学系 准教授)。レズビアンゲイ スタディーズ、クィア理論、ポストコロニアル理論、英文学を専門とし台湾におけるクィア文化に関する論文など他多数執筆

蠟芝珊(Denise Tse Shang Tang)(世新大学性別研究所 准教授)。クィア理論やメディア研究を専門とし、香港におけるレズビアン空間などについての論文など他多数執筆。



主催: 日本学術振興会科学研究費「日本におけるクィア・スタディーズの可能性」 

連絡先:中京大学国際教養学部 風間孝(tkazamaあっとlets.chukyo-u.ac.jp) <「あっと」の部分を@に変えて下さい

(参加を希望される方は、上記メールアドレスにご連絡いただけるをありがたいです)





ちなみに、朱偉誠の寄稿論文も乗っている台湾クィア文学評論集がこちら。

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