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2009/2/14 対戦格闘ゲームの海外版での改題について調べてみました

[][]対戦格闘ゲームの海外版での改題について調べてみました

 

私、アメリカのバンドで「Rival Schools」という凄く好きなバンドがいまして、

 

<Rival Schools / Used For Glue>

D

 

ずっと活動停止中のバンドだったんですけど、昨年から活動を再開したという情報を聞きまして、ネットで海外の音楽サイトとかを色々調べていたんです。

ところが、英語圏の検索サイトで「Rival Schools」で検索をかけると、何故かカプコンの対戦格闘ゲーム私立ジャスティス学園の情報や動画が沢山出てくるんですよ。

 

「何で、こんな微妙にマニアックなゲームが!?」って驚いたんですけど、調べてみたら、「私立ジャスティス学園」の海外版のタイトルが、「Rival Schools」だったんです。

 

 

Wikipediaを見てみたら、バンドの方も、このビデオゲームから名前を拝借したらしいです(何でメンバーが、このゲームからバンド名をとったのは謎。登場キャラクターである、風間アキラ姐さんのカッコ良さにシビれたのだろうか?)。で、それを知って、これは、ちょっとおもしろいと思ったんです。

 

私立ジャスティス学園」っていう、島本和彦イズム溢れる熱血少年漫画風のタイトルが、英訳されたら「Rival Schools」っていうスマートな名前になって、それが更にバンド名にまで引用される、っていう流れが興味深いな、と。

 

その昔、家で友だちと「ストリートファイターZERO」で対戦していたら、豪鬼の取り合いで、その友だちと本気の殴り合いにまで発展した程度の格ゲー好きだった自分としては好奇心がムクムクと湧いてきまして、色々な格闘ゲームの英題について調べてみました。…とはいえ、最近の格ゲーのタイトルは「GUILTY GEAR」とか「BLAZBLUE」みたいに横文字が多いので、全体的にちょっとレトロなチョイスになってしまいました。あの頃の格ゲーは、本当熱かったよなぁ…。

 

 

餓狼伝説 → Fatal Fury

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「スト2」と同時期に登場し、マーシャルアーツや骨法(当時、格闘技、プロレス界で大ブームだった)、コマンド・サンボムエタイカポエラテコンドーなどのマニアックな格闘技の使い手たちが多数登場する、その独特な世界観でコアなファンを獲得し、「スト2」同様の長寿シリーズとなった「餓狼伝説」。

格闘ゲーム界に数々のエポック・メイキングを持ち込んだ名作ですよね。特に、不知火舞

海外版のタイトルは「Fatal Fury」。wikipediaによると、

海外では『Fatal Fury』(直訳すると『致命的な怒り』だが、意味合いとしては『宿命の闘い』と同じような意)と表記される。

とのこと。ちなみに、「Fatal Fury」というタイトルは、

FFと略されることがあるが、これは『ファイナルファンタジー』や『ファイナルファイト』と混同されることが多く、この3者を"FFa"(ファイナルファンタジー)/"FFi"(ファイナルファイト)/"FFu"(餓狼伝説)として区別することが多い。

とのことです。へ〜。

 

龍虎の拳Art of Fighting

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「餓狼」と並ぶ90年代前半のSNKの名作「竜虎の拳」は海外では「Art of Fighting」。

初代「餓狼」と同じく、主人公を選択してのストーリー性の強いゲーム展開や、キャラクターの距離やダメージによってグラフィックが変化する視覚演出、「覇王翔吼拳」に代表される強力な超必殺技の存在(ただ、出るのがアホほど遅かった…)、単なるスコア稼ぎではなく、超必殺技を会得するための文字通り「修行」としての意味合いが強いボーナスステージなど、そのドラマティックなゲーム性は、まさに「Art of Fighting」の名に恥じない素晴らしいゲームだったと思います。

原題の、文字通り「竜虎並び立つ!」(by 「とらドラ!」)なイメージも捨てがたいですけどね。

ちなみに、続編では、この海外版のタイトル「Art of Fighting」が逆輸入されて、「ART OF FIGHTING 龍虎の拳外伝」として販売されました。

 

…どうでもいいけど、初代龍虎では、悪の組織に人質にされていた、ヒロインのユリ・サカザキが、「龍虎の拳2」では、可憐なイメージをかなぐり捨てて、越中詩郎(ケツ攻撃が得意なプロレスラー)ばりのヒップアタックを武器にプレイヤーキャラとして参戦してきた時は、ガッカリしたなぁ……。

 

■幕末浪漫 月華の剣士 → The Last Blade

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威力重視の「力」とコンボ重視の「技」という二つの格闘スタイルの選択、特定の技をキャンセルして超必殺技に繋ぐ「昇華」、武器攻撃に対する特殊防御「弾き」といった通好みのシステムを搭載した剣撃格闘ゲーム月華の剣士」。

英語版のタイトルは「幕末」という作品世界の時代性を汲んでか「The Last Blade」。

トム・クルーズの「ラストサムライ」に先駆けること5年。幕末という「一つの時代の終わり」を舞台にした本作に、どことなく漂う切なさが伝わってくる、素晴らしい英題だと思います。

 

ウォーザード → RED EARTH

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ファンタジー要素をふんだんに盛り込んだ世界観や、RPGゲームのようなレベルアップ・システムや、ボスキャラを倒していくという独特な展開、そしてそれらの要素をドラマティックに盛り上げる、カプコンの新基盤「CPS-3」による、超美麗なグラフィック…と様々な冒険を盛り込んだカプコンの意欲作「ウォーザード」。

その革新性とは裏腹に、イマイチ人気が出なかった隠れた名作です。これ大好きだったんですけどねぇ〜。

キャラクターも良かったのになぁ…。魔法使いのタバサが艶っぽくてカッコ良くて最高に好きでした。タオも可愛かったし、レオも骸もカッコ良かったのになぁ…。

タイトルはそのままでは、意味が通じなかったのか(原題は WAR + HAZARD の造語?)、海外では「RED EARTH」という微妙なタイトルになっています。あれ、そもそも、地球の話だったっけか!? 英題も不遇な扱いを受ける「ウォーザード」なのでした…(泣)。

 

風雲スーパータッグバトルKizuna Encounter

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サムスピ」のような武器格闘ゲームにも関わらず、主人公が巨大なブーメランを背負っていたり、ヒロインの格闘スタイルが新体操だったり(新体操なんて、格闘技ですらないぢゃん!)、負けると男キャラのみが脱衣したり、甲冑姿のラスボスがボクシング・グローブに大剣を握って襲い掛かってきたりと、その異常なビジュアルから、稀代の「馬鹿ゲー」として我が地元では絶大な人気があった(一部コア層に)「風雲黙示録」!

タッグバトルとしての要素を追加した続編である「風雲スーパータッグバトル」の英題は、「Kizuna Encounter」!

Kizuna」は、多分そのまま「絆」ですよね。ニュアンスとしては、きっと「運命の出会い」「絆で結ばれた闘い」みたいな感じだと思います。

タッグバトルの醍醐味というか、熱いイメージが伝わってくる、良いタイトルじゃないですか。

ちなみに、「風雲黙示録」の英題は、「SAVAGE REIGN」。「(悪の統治により)荒んだ時代」といったニュアンスかな。

 

痛快GANGAN行進曲 → Aggressors of Dark Kombat

 

ワールドヒーローズ」を筆頭に、やたら濃くて熱いゲームを製作していたADKのセンス爆発の名作「痛快GANGAN行進曲」!

「奥、手前、真ん中」と3つのラインがあるゲーム画面と、演出がド派手で決まると最高に爽快な超必殺技「GANGAN必殺技」が特徴的なゲームでしたね。

英題は、「Aggressors of Dark Kombat」。直訳すると「暗黒格闘の侵略者」?

余り意味が通らないタイトルですが、Aggressors of Dark Kombatと頭文字をとると、開発元のADKになるんです。これは、おもしろい改題の仕方ですよね。

「コンバット」の綴りが「combat」じゃなくて「Kombat」なのは、アメリカの人気格闘ゲーム「Mortal Kombat」に倣っているそうです。

 

 

…とまぁ、こんな感じで、格闘ゲームだけでも色々とおもしろい英題が出てきました。格闘ゲームって、RPGとかに比べるとストーリー性とかが薄い気がするんですが、その分、世界観や作品の雰囲気がストレートに伝わりやすいのかなぁ。

どれも、ゲームのニュアンスを上手く汲み取って、カッコのよろしい英題になっているな、と感じました。

 

格ゲー人気が下火になって久しいですが、「あの頃」の熱みたいなものが、もう一回再燃しないですかねぇ〜。

なんだか、久しぶりに「餓狼 MARK OF THE WOLVES」とかやりたくなってしまいました。

ちなみに、「MOW」は、B.ジェニーが可愛くて可愛くて、大好きだったのですが、持ちキャラはパワーファイターのケビン・ライアンでした(笑)。

 

 

 

■おまけ

3D格闘ゲームの初期作品「闘神伝」の海外版パッケージのイラストが、めちゃくちゃアメリカン・テイスト満載で、ちょっと笑えました。

 

 

キャラデザの、ことぶきつかさ氏の筆によるシャープなイメージが台無し!

 

 

<関連エントリ>

■英語版タイトルがカッコいいアニメ、漫画、ラノベ作品

桃色ウサギ桃色ウサギ 2009/02/15 11:55 ちなみに「サムライスピリッツ」も海外版では「Samurai Showdown」に改題されてましたね。「Shodown」自体は造語らしく、「対決」を意味する「Show down」を縮めたものと思われます。直訳すると「侍の対決」みたいな感じかな。

へもぐろびんへもぐろびん 2009/02/15 15:06 ソウルエッジも海外版は"SOUL BLADE"と変わってますね。
あと変わった所ではブラッディロアの海外アーケード版が"BEASTORIZER"に変わってました。
(コンシューマ版は"BLLODY ROAR"のままでしたが)

へもぐろびんへもぐろびん 2009/02/15 15:08 BLLODYではなくBLOODYでいたね。

tunderealrovskitunderealrovski 2009/02/17 23:32 遅レスで申し訳ありません! コメント、ありがとうございます。
 
>桃色ウサギ様
 
そうか、「Samurai Showdown」の「Showdown」は「Show Down」を縮めたものなんですね。勉強になります!私は、全然気がつきませんでしたよ…。
あと、海外版だと「天草降臨」とかのサブタイが、まんまオミットされて「2」「3」と、数字で続編が出ているのも興味深いですよね。やっぱり、あの「和」「江戸」のニュアンスを伝えるのには限界があったのかな…。
 
 
>へもぐろびん様
 
「BLOODY ROAR」ウサギに変身するアリスちゃんがメチャクチャ可愛かったですよね。
そうですか「ソウルエッジ」も「BLOODY ROAR」も英題が付いているんですね。こちらも、勉強になりました!

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