「にゃんこい!」が遂に復活! 喜びついでに今後の希望なんかもアレやコレやと!

 

 
最近、ちょっと仕事に追われちゃってる日々が続いておりました。仕事量と会社に拘束されている時間に比例して、身体の方も疲労困憊気味だったんですが、そんな自分の疲れも吹き飛ばす、本当に嬉しいニュースが!
 
■『にゃんこい!』復活! - 『にゃんこい!』ブログ
 
私の大好きな漫画「にゃんこい!」が遂に復活です!
 
漫画版、アニメ版共に「にゃんこい!」の大ファンである自分みたいな人間からしたら、待ちに待った…というか、遂にこの日が来てくれたのか! という感じですよ。
いや〜本当に嬉しい!! 大袈裟じゃなく、ここ最近の疲れが吹き飛んじゃいましたね〜。もう、幸せ過ぎて、気分はアニメ版の第9話で、ヒロインである水野さんのおっぱいを揉んだ時の潤平くん状態です!
 

 
ファンの方なら、ご存じの通り、作者の藤原里先生の病気療養の為に、休載となっていた"にゃんとも可愛いラブコメディ"漫画「にゃんこい!」。先ずは、番外編の四コマ漫画で復活…とのことですが、潤平くんや水野さんや何より自分がこの漫画の中で一番大好きな…というか、漫画やアニメの中に出てくる女の娘の中で最愛のヒロインである住吉加奈子さんに再会できるというだけで、もう感涙ものです! 休載の理由が理由なので、決して無理はなさらないように、マイペースで漫画を描いていただければ…という同時に、「にゃんこい!」の新しいストーリーをワクワクしながら心待ちにしている自分がいます!
 
さて、そんなこんなで今回のエントリでは、にゃんこい!」の復活を記念して、本作についてアレやコレやを! オススメのポイントとか、こういう展開があったらいいなぁ〜というのを徒然と書いてみたいと思います!
 
 

■私の大好きな「にゃんこい!」の"ラブ"と"コメディ"

にゃんこい!」の一番のチャームポイントって、物凄く真っ直ぐに"ラブコメ"をしているところだと私は思っています。で、その"ラブ""コメディ"っていう二つのファクターが、アニメ版でも漫画でも観る人の心を強く掴むようにできている、凄く胸に迫ってくるんですね。
 
先ずは、"ラブコメ"の"ラブ"の部分から。「にゃんこい!」の基本的なストーリーとシチュエーション…主人公である潤平くんの周囲に集まってくる可愛い女の娘達…というプロットだけを見ると、そこには"ハーレム"としてのイメージが強いと思うんですけど、だけど、そこにはもっとセンチメンタルでエモーショナルな世界観が広がっているんですね。
 
どういうことかというと、確かに魅力的なヒロインさんは沢山出てきますが、主人公の思いと目線というのが、メインヒロインの水野さんにしか向いていないんです。他の女の娘たちの想いっていうのは、一方通行な片思い。で、皆が皆、その気持ちっていうのを分かっちゃっている、見えてしまっているものだから、お互いがお互いを思いやって、だから、なかなか恋が発展しない。とにかくいじらしくて、切なくて、そして凄く優しいラブ・ストーリーが、この作品の中では紡がれていくんです。
 
これは短絡的な意見だと思うんですけど、この辺のキャラクターの心理描写の上手さっていうのは、やっぱり作者である藤原里先生が女性であるというのが大きいんじゃないのかなぁ、なんて私は思っています。その辺のフィーリングっていうのが、この「にゃんこい!」という作品の中で凄く活きていると思うんです。可愛い女の娘が出てきて、お色気的な要素も時には出てくるんですが、それが男性目線の一方的なものじゃなくて、こう、もっと柔らかいイメージというか…やっぱり、ラブストーリーを、相手を好きだという気持ちと、時にその恋に振り回されちゃうティーンエイジャーの気持ちっていうのを大事にしている作品だなぁ、って読み返す度に思わせてくれるんです。
 
そして、そんな"恋"の甘酸っぱさ…切なさやいじらしさだけじゃなくて、明るい"コメディ"作品としての非常に良くできているのが「にゃんこい!」のもう一つの大きな魅力。このコメディの部分っていうのは、川口敬一郎監督によるアニメ版を観ていただければ、より分かりやすく伝わるのではないかと思います。
 

 
アニメ版の「にゃんこい!」のスタッフは、監督に川口敬一郎。演出や脚本には、ふでやすかずゆきさんやワタナベシンイチさんといった"ザ・コメディアニメ"なメンバーが揃った、非常に真っ直ぐなドタバタコメディに仕上がっています。
アニメ版では川口監督らしいパロディネタや、声優ネタがふんだんに盛り込まれており、お色気度もアップ。一方で、前述したような原作の持つセンチメンタリズムも劇中で描かれており、このアニメ版も自分のオールタイム・フェイバリットな作品になっています。
  
この辺の"ラブ"と"コメディ"の絶妙なバランス感覚、その二つが組み合わされることによって生まれる多幸感が本当に素晴らしい。また、女性らしい目線が活きた原作漫画と、川口監督という「可愛い女の娘を描こう!」「人を笑わせよう!」っていう意気込み、気概に溢れたアニメ監督の男性的な目線の相乗効果なんてのも私は漫画版とアニメ版の二つを見比べた時に凄く面白い効果を挙げていると思うんです。
 
 

■そんな「にゃんこい!」に望むことは…

そんな私が大好きな「にゃんこい!」なんですが、原作漫画の復活の喜びに乗じて、アニメ版の新エピソードも観たいなぁ…というのはやっぱり、自分の中での強い望みであり、大きな欲。
 
というのが、以前「にゃんこい!」のトークショーに参加をした際に、出演者である川口敬一郎監督の口から、この作品を巡る状況なんてのを色々と聞いているからなんですね。それっていうのは、一応オフレコという形でイベントの中で話をされていたことなんで、今更、こんなトコロでアレコレ書くべきことではないのですが、掻い摘んで言うと、川口監督も非常に原作漫画なりキャラクターなりに思い入れと持って作品を作っていて、まだまだやりたいことや、アニメで描きたいエピソードがあったと。
 
勿論、製作日程や体制が一から十まで恵まれている作品なんて稀でしょうし、クリエイターがやりたいことを100%やり切れたアニメなんて、凄く難しい、アニメファンとしても得難いものだと思います。ある程度の制約やリミットがある中で、漫画やアニメは作られているわけですから、そこは分かっているんです。分かっているんですが、ファンとしてはやっぱり監督が「やりたかったこと」を観てみたい! っていう気持ちが凄くあるんですよ!
 
私は「にゃんこい!」のファンであると同時に、川口敬一郎監督のファンでもあるので、まよチキ!SKET DANCEなど、「にゃんこい!」以降の川口作品を目にする度にそのことを強く思うんです。ファンの贔屓目という部分も多大にあると思うんですが、やっぱり、この監督の描く、描きたかった「にゃんこい!」の世界をもう一度観たいなって。
 
…できれば、単行本の初回特典にOAD…なんてことにならないですかね? これ、完全にただのイチファンの願望なんですけど、やっぱり、コレはどうしても観てみたい。原作が復活して、「にゃんこい!」は、また新しいエピソードが紡がれていくわけで…その幸せな気分の中では、こういう夢も広がっちゃいますね、やっぱり。
 
 

■まとめ

にゃんこい!」復活が嬉しくて、今回の拙BLOGはいつも以上に取り留めもない内容になってしまいましたが、いや、もうそれ位、嬉しくて堪らないってことです!
とりあえず、復活の第一歩である四コマ漫画が更新されるまで、単行本とBDを観返して、ドキドキワクワクしておきたいと思います!!
 
 
 
<関連エントリ>
■川口敬一郎監督作品に対する雑感 - 「にゃんこい!」のアドリブ感と「SKET DANCE」と「まよチキ!」