「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」と跳びつき腕ひしぎ逆十字固め






ライトノベル原作、劇中音楽はMONACAが担当、更にEDでは声優アイドルユニット、スフィアの楽曲を起用…と、"ノイタミナらしくないノイタミナ枠アニメ"龍ヶ嬢七々々の埋蔵金


とはいえ、ノイタミナというブランドも長年の歴史がある上に、バラエティーに富んだ作品が揃っている為、"ノイタミナらしさ"なんてのも非常に曖昧模糊としたアブストラクトなイメージでしかないんですが、それでも「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」という作品のキャラクターデザインや演出は、"木曜深夜のフジテレビで放映をされているテレビアニメ"としては、やっぱりちょっと異色で思わず目を惹かれてしまいます。


そんな「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」の第一話で最もインパクトがあったシーンが、七々々と初めて遭遇をした重護が部屋で"バトル"を繰り広げるシーン。

「基本はバーリトゥード形式。相手に『参った』って言わせたら勝ちね」



そんな七々々の言葉通り、バトルは情け容赦なし、エンターテインメント的な要素もなしのガチンコ勝負で、重護を関節技で"秒殺"し、その腕を無慈悲に破壊してみせた七々々の勝利に終わります。





ここでフィニッシュに使われたのが腕ひしぎ逆十字固め、それも、グラウンド状態ではなく立っている相手に跳びついての"跳びつき腕ひしぎ逆十字固め"です。アニメでも非常に印象的だったこのシーン。格闘技、プロレスファン的にも興味深いシークエンスで、本エントリでは、その辺についてちょっとアレやコレやと言及をしてみたいと思います。

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