話数単位で選ぶ、2015年テレビアニメ10選 -『ゲームセンターCX』エディション-






どうも! ゲェムセンタァCX、課長の住吉です!


最近、歳を取ったせいなのか、身体のアチコチに不調が出てきてて、ここ半年ぐらいすかね。太腿に、物凄い湿疹できるようになって、今、両方の太腿が『BIOHAZARD』みたいなグロい見た目になってるんですよね。で、これはマズイと思って、病院行ったら、普段の食生活とかを事細かに聞かれて、言われたのが「君は、菓子パンを食べ過ぎや」って。「なるべく、甘いパンは控えて」って注意を受けました。


いい歳して、菓子パンの食べ過ぎを医者に注意されるオッサンです(笑)。

いい大人にも関わらず、医者に食生活の乱れと甘いパンを控えるように注意される哀しき中年アニメファン。そんな課長が、今回挑戦する企画は?





え〜今回、挑戦する企画はコチラ! 『話数単位で選ぶ、TVアニメ10選』。これ、確か、去年もやってるんちゃうかなぁ……。

『話数単位で選ぶ、TVアニメ10選』





アニメブロガーファンの間で長らく愛され続けるWEB企画。
その年に放映されたアニメ作品の中から、各作品ごとに1話を選びベスト10形式で発表するというシンプルながらも奥深い企画内容で、今も尚、参加者を増やし続けている。


基本的なルールは、


・2015年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。


という三点のみ。


今年も課長には、本企画に挑戦してもらう。果して、課長は、迷うことなく10本を選べるか?




これ、今年観たテレビアニメの中から10本選ぶだけなんですよね? こんなんサクサクッと選んで、お昼前には終わるんじゃないですかね?(笑)

今年は僅か13回しかBLOGを更新しなかった遅筆のブロガーにも関わらず、いつになく、自信満々の課長。早速、挑戦開始。



ゲェムセンタァCX! 課長オンッ!!(シャキーン)


……というわけで、今回のエントリは、年末恒例のアニメ話数ベスト10です。一昨年は、『めしばな刑事タチバナ』去年は『孤独のグルメ』と、全く必要もないし、求められてもいないのですが、何故か、毎年テレビ番組を元ネタにしてベストを選んでいる拙BLOG。


今年は、よゐこ有野晋哉さんによる人気番組『ゲームセンターCX』っぽく10本を選んでみます。できれば、四角い枠の中の文字は本家『ゲームセンターCX』、管プロデューサーのナレーションを脳内再生しながら読んでいただければ幸いです!


それでは、『話数単位で選ぶ、TVアニメ10選』を大好きな『ゲームセンターCX』っぽく、アレやコレやと!!







■『Go! プリンセスプリキュア』第11話



『Go! プリンセスプリキュア』第11話『大大大ピンチ!? プリキュアVSクローズ!』





10年以上の長きに渡って、愛され続ける人気変身ヒロインアニメのシリーズ最新作『Go! プリンセスプリキュア』。様々なコンセプトを盛り込んだ冒険作である前シリーズの『ハピネスチャージプリキュア!』から一転し、シリーズの王道とも言える作りへと回帰した本作。"ドレスアップ"という新要素や丁寧な作劇がアニメファンを魅力した。


この第11話は、敵の幹部であるクローズとの決戦を描いた前半の大きな山場であり、クローズの凶悪過ぎるビジュアルが大きな話題に。



鳥! 鳥ィ! 鳥ィ! クソー鳥めぇ〜!! 我慢せぇよ、キュアフローラ! 鳥ぐらい! 鳥、苦手か、お前はー!!*1




■『ご注文はうさぎですか??』第2話



ご注文はうさぎですか??』第2話『灰色兎と灰かぶり姫』


芳文社四コマ漫画誌『まんがタイムきららMAX』連載の人気作、アニメ化第二弾。主人公となる少女は、ココア、チノ、リゼ、シャロ、千夜の5人。本エピソードは、前半にシャロの家に居着いた野良ウサギの話を、後半ではリゼのお見舞いに行ったココアたちが巻き起こすドタバタ劇を描く。


ごちうさ』らしい、かしましさに満ちた、シリーズの中でも特にコメディ色が強いエピソード。その"わちゃわちゃ感"が、課長も大のお気に入り。



はしゃぐな! はしゃぐな! 緊急事態や今! 班行動!! 私立の高校やないねんから、自由行動そんなないぞ*2




■『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』第2話



『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』第2話『あなたのおうちはどこですか』


WEB発のミステリ小説をアニメ化した『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』。AICの流れを汲む新規アニメ制作会社TROYCAがリリースした作品で、その大人向けな内容と共に、クオリティの高いアニメーションがファンの心を掴んだ。


第2話『あなたのおうちはどこですか』は、ネグレクトというハードなテーマを軸にしつつ、そこにヒューマン・ドラマを盛り込んだシリーズ屈指の骨太なエピソード。悲劇性とヒューマニズムが混在した作劇は衝撃的だった。



『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』おもしろいなぁ……。これ、BDを買って、カスカスになるまで観返したいなぁ……*3




■『それが声優!』第11話



それが声優!』第11話『体調管理』





駆け出しの新人女性声優、イヤホンズの三人が様々な経験を通し、声優として、また人間としても成長していく姿を描いた"声優アニメ"『それが声優!』。声優の浅野真澄あさのますみ)さん原作、『ハヤテのごとく!』で知られる畑健二郎先生作画による同人誌のアニメ版であり、劇中の声優ネタや本人役でのゲスト出演声優にも大きな注目が集まった。


第11話は、"うりょっち"の愛称でお馴染みの白石涼子さんによる本人出演回。かつて、咽喉のポリープで休業したことのある白石さんの経験も踏まえたシナリオは、ファンならば感動必至。



白石涼子さんや! 白石涼子さん、本人役で出てきた!! まさか、終盤に『にゃんこい!』の住吉加奈子さんの中の人が出てきてくれると思わなかったっすね*4




■『ローリング☆ガールズ』第12話



ローリング☆ガールズ』第12話『未来は僕等の手の中』


ロードムーヴィー的な要素を取り入れた4人の少女による痛快大活劇『ローリング☆ガールズ』。SFもロックもコメディもロボットアニメも、ありとあらゆるエンターテインメントを取り込んだスケールの大きな作劇は、コアなアニメファンからも高い評価を得た。主題歌や劇中歌に度々引用されるTHE BLUE HEARTSのカヴァー曲も見どころの一つ。


京都でのロック回と並んで課長、お気に入りのエピソードが『未来は僕等の手の中』。序盤の明らかに説明不足なシナリオとシュールな設定の数々が一気に結実し、全ての謎が解明されると共に、壮大なSFストーリーへと昇華する最終回の圧倒的なエクスタシーが高評価となり、ベストに。主人公たちががむしゃらに頑張る、その真っ直ぐな姿も視聴者の感動を呼んだ。



今年もええアニメが多かったから、サクサク選べるな〜! これ、晩御飯前には10本、選ぶことできるかも〜!!*5




■『幸福グラフィティ』第1話



幸腹グラフィティ』第1話『ほかほか、じゅわっ。』


芳文社の『まんがタイムきららミラク』連載の人気四コマ漫画をシャフトがアニメ化した本作。シャフトらしい演出術とハートフルなストーリーが組み合わさり、独特の世界観を形作った作品。主演の佐藤利奈さんと大亀あすかさんをはじめとする出演声優陣の好演や、豪華アーティストが集結した音楽、梅津泰臣監督が手掛けたオープニングアニメーションも大きな魅力。オープニング主題歌の『幸せについて私が知っている5つの方法』は、後世にまで語り継ぎたい名曲だ。


課長は、全ての始まりとなる第1話。りょうときりんの二人が出会うエピソードをベストに選出。



あ、これ『幸福グラフティ』じゃなくて『幸"腹"グラフ"ィ"ティ』なんや。……表記が難しいな……何で、こんなタイトルにしたんやろ? ……まぁ、そこは各々考えてくれってことか*6




■『レーカン!』第6話



レーカン!』第6話『チョベリグな、聖夜です。』


幽霊が見える少女、天海響が自身の霊感を通して、個性豊かなクラスメイトや幽霊たちとの交流を深めていく姿を描いたハートフルアニメ『レーカン!』。コメディ描写にやや難は有りつつも、家族愛や友情を描いた心温まるエピソードの数々で、課長の2015年度、大のお気に入りアニメの一つに。


第6話は、コギャル霊の初登場回にして、母親と娘の愛を描いた、シリーズ屈指の泣けるエピソード。



セレクト押して! スタート!! ベストエピソード選んで! よし! 上昇しま〜す!!*7




■『夜ノヤッターマン』第11話



夜ノヤッターマン』第11話『真実のヤッター・メトロポリス


タイムボカンシリーズの中でも屈指の人気を誇る『ヤッターマン』を本家、タツノコプロがリメイクした正統派のスピンオフ作品。初代『ヤッターマン』の三悪人、ドロンジョボヤッキー、トンズラーの子孫たちが、悪の支配者ヤッターマンに戦いを挑む姿を描く。シリーズお約束のギャグの他に、劇中には、歴代タツノコ作品のパロディ、オマージュが数多く登場。


序盤から中盤にかけては、ナンセンスなコメディエピソードが続くものの、この第11話から最終決戦に至るまでの高揚感は圧倒的。特に、登場人物の恋愛模様を絡めたセンチメンタルな脚本と演出が光った第11話『真実のヤッター・メトロポリス』は、本作の中でも光るエピソード。



最後、ガリナとアルエットが、ああなって、ああなると思わへんかったな〜。小6やったら「バビッた〜!」って言うんやろうな*8


■『SHOW BY ROCK!!』第6話



SHOW BY ROCK!!』第6話『DOKIィッ!? 水着だらけの海合宿ですぞ♪』


サンリオによるキャラクタープロジェクト『SHOW BY ROCK!!』のアニメ版となる作品。サンリオ発のメディアミックス企画でありながら、深夜枠での放送となった異色の作品であり、2015年度における傑作アニメの一つ。アニメでは、シアンを主人公とし、異世界冒険譚的な要素を取り入れた青春ロック・ムービーに。


課長がベストに選んだのは、第6話の『DOKIィッ!? 水着だらけの海合宿ですぞ♪』。合宿を通して、シアンのバンド、プラズマジカが結束を固め、新曲を生み出す姿を描いた中盤の重要エピソード。もう一組の主役バンド、シンガンクリムゾンズのコメディアンっぷりも楽しい話数。



何故、毎年、毎年、時間をかけてエピソードを10本選ぶのか……。そこに『話数単位で選ぶ、TVアニメ10選』があるからや!*9




■『放課後のプレアデス』第8話



放課後のプレアデス』第8話『ななこ13』





GAINAXとスバルによるプロジェクト『放課後のプレアデス』。2011年に公開されたWEBアニメに続き、テレビアニメシリーズとして今年、放映された作品。テレビ版では、全12話に渡って壮大なスケールによるSF&ファンタジーストーリーが紡がれる。


魔法少女アニメでありながら、SFという絶妙な作劇のバランスに加え、主人公の少女達のエモーショナルな描写も特筆すべき傑作。5人の少女、それぞれの主役回となる『ソの夢』『帽子と氷とお姫様』といったエピソードは、何れも秀作ながらも、一本を選ぶとなると、ななこ回である本エピソードを。ちょっと不思議なヒロイン、ななこの心の成長を描く大傑作。



放課後のプレアデス』もおもしろかったな〜。これも『櫻子さん』と同じく、カッスカスになるまで観返したいアニメやな。全エピソード、ぶっ通しで観続けたい。アニメは、一日、12時間くらいだ!*10




こんな感じで、2015年度のベスト10となりました!


ちなみに、こちらの『話数単位で選ぶ、TVアニメ10選』。来年の頭には、本企画に縁の深いブロガーによるトークイベントが行われるとのことです!

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会


OPEN 11:30 / START 12:00


前売 ¥1200 / 当日 ¥1500(共に飲食別)
※ご予約はネイキッドロフト店頭電話(03−3205-1556)※16:30〜24:00
&ネイキッドロフトウェブ予約 コチラから!


【出演】
karimikarimi、新米小僧、tatsu2、西尾西男、まっつね、やし
【司会】
藤津亮太(アニメ評論家)


毎年年末、その年の印象的なTVアニメエピソードを、10本選んで発表する――。
アニメブロガーの間で企画・開催されている「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」も、
今年(2015年)で開始6年目を迎えます。
そこで、本企画にゆかりのあるブロガーが集まり、「10選」をテーマに語り合ってみたい。
そう考えて、このイベントを企画しました。


皆様のご来場をお待ちしています。
よろしくお願いいたします。 (文:新米小僧)



こちら、豪華メンバーが揃っていますので、自分からもどうぞ、よしなに!


今回も新米小僧さん、集計をよろしくお願いいたします! 頼んだぞ、集計マシーン!!*11


本エントリは、2015年度の最後の更新となりますが、今年、最後のライターのお仕事として、お世話になっております『ウレぴあ総研』様で、こんな記事を書かせていただきました。


■【ゲームセンターCX】まさにオタクの理想像!? よゐこ・有野晋哉がスゴい理由5


大好きなよゐこや『ゲームセンターCX』について書いております。こちらもご興味があれば、読んでいただけると嬉しいです!


それでは、また来年! 皆様、よいお年を。

*1:「鳥」……『ゲームセンターCX』で有野課長が特に苦手とする敵キャラクターの一つ。類語に「龍」「レッドアリーマー」がある。鳥は、レトロアクションゲームの敵キャラにおける定番のモチーフであり、多くの場合、プレイヤー目掛けて急降下攻撃を仕掛けてくる。特に、『忍者龍剣伝』挑戦回、鳥多発地帯での連続ゲームオーバー地獄は、最早、伝説。有野「我慢せぇよ、リュウ! 鳥ぐらい! 鳥苦手か、お前はー!!」

*2:「班行動」「私立の高校やないねんから、自由行動そんなないぞ」……いずれもSFCソフト『セプテントリオン』挑戦時に、余りにも言うことを聞かないNPCキャラに業を煮やした有野課長が発した怒りの一言。

*3:「カスカスになる」……ゲームをやり込むことを有野課長流に表現した定番のフレーズ。しかし、過去に「カスカスになるまで遊んだ」ソフトでも、挑戦時に再プレイする際には、内容をすっかり忘れてしまっていることも多い。

*4:アルフィーの人や」……元ネタは、『仮面の忍者 花丸』挑戦時に、終盤にTHE ALFEE桜井賢氏ソックリの敵キャラが出てきた時に、有野課長が発した「アルフィーの人や!」。エンディング目前だったこともあってか、何故か、課長は必要以上に大興奮していた。有野「まさか、終盤にアルフィーの人が出てきてくれると思わなかったっすね」

*5:「サクサク」「晩御飯前には」……二つとも、ゲームの挑戦時に頻繁に使用するフレーズ。「サクサク進むなぁ〜。晩御飯前には帰れるかも!」のように使う。当然、その直後にドツボにハマり、深夜にまで撮影が長引くのがお約束。課長とスタッフにとっては、所謂"死亡フラグ"の一種であり、ご丁寧にも課長は、毎回このフラグを立てる(そして、死ぬ)。

*6:「まぁ、そこは各々考えてくれってことか」……メガドライブソフト『チェルノブ』挑戦時に、苦労の末にエンディングまでたどり着くも、余りにも説明不足なシナリオに、有野課長の頭の中には様々な疑問が……。しかし、気を取り直して、直後に言い放った一言。

*7:「セレクト押して」「上昇します」……『マドゥーラの翼』挑戦回で、コンテニューミスを繰り返す有野課長に対し、スタッフ総出でコンテニュー確認をせよとの厳命が……。AD中山「コンテニュー確認」カメラマン阿部「セレクト押して」有野「スタート」AD中山「ステージ選んで」有野「よし! 上昇しま〜す!」という三人がかりでの声だし作業を余儀なくされる。有野「屈辱や……!」

*8:「小6やったら「バビッた〜!」って言うんやろうな」……『スーパーマリオ64』でトラップに引っ掛かり、ミスをした際に思わず有野課長が放った一言。流石に「バビッた」とは言わなかったものの、課長も十分ビビッていた。

*9:「そこにゲームがあるからや!」……有野課長が、何故、そこまでゲームをするのかと聞かれて即答した大名言が元ネタ。

*10:「ゲームは一日12時間くらいだ!」……高橋名人の名言「ゲームは一日1時間」に対して、有野課長が放った、これまた名言「ゲームは一日12時間くらいだ!」が元ネタ。実際、課長は12時間以上掛かってエンディングにたどり着くこともシバシバ。ただ、加山雄三さんは『BIOHAZARD』シリーズを一日20時間ぐらいプレイするらしく、対談をした際に、課長は「自分もまだまだ……」と思ったらしい。色々とバグっている珍エピソード。

*11:「○○マシーン」……『ゲームセンターCX』で13代目のADを務めた矢内英明のニックネーム。学生時代にハンドボール部員であり、「県下でディフェンスマシーンという異名を持っていた」というエピソードを披露したことから、その後、事有るごとに「○○マシーン」と呼ばれ、登場時には機械音のSEが付けられるなど、番組を去るまでマシーンキャラが定着していた。