2012年に「HARMONICA SOLOS」というアルバムをリリースしていたジョージ。
アルバム・ジャケットもすっかりブルース・ハープという感じのシンプルなイラスト。
前半のスタジオ・レコーディングは
コンピレーションとしてあちこちのレコードに収録されています(1996−2005の間)。
このアルバムの目玉は、なんといっても後半
(多分レコードだったらB面になる)のライブでしょう。
クレジットは2005年8月31日、モンタナ州のボズマン。
観客の拍手の雰囲気からいってかなり小さめのホールではないでしょうか。
ジョージのお話も「Dialogue」として収録されています。
ハーモニカ一本で観客の心をつかんでいますが、
それはこの音源を聴いていても、なんか前のめりになって聞き入ってしまいます。



ジョージのレコーディング・アーティストとしての出発点は
ジョン・フェイエイに感化されてギタリスト志望でしたが、
(TAKOMAからブルース・ピアノをレコーディングしています)
結局、今に至るまでギターアルバムを制作していません。
1980年にウィリアム・アッカーマンにピアノのレコードを作るべきといわれて
ピアノひとすじでしたが、ここに来て、とうとう
ハープ(ハーモニカ)のアルバムを作ってしまいました。




ジョージのピアノでファンになったリスナーも
アーティストとして自分の表現を
ピアノ以外に求め続けるジョージの
ハーピストとしての面を聴いてみてはいかがでしょうか。
(ライブではピアノ、スラックギター、そしてハーモニカです)




さて、次の新作はやはり(ブルース)ピアノでしょうね。