人脈の教科書/藤巻幸夫

人脈の教科書?図解フジマキ流シビれる人生をつくる?

人脈の教科書?図解フジマキ流シビれる人生をつくる?

 フジマキ流の教科書シリーズの1冊です。
 しかも、フジマキさんの「人脈」に関する本ということになると、期待も
高まります。

 フジマキさんというと、常に人に囲まれていた、というイメージがありま
すが、それだけに「人脈」にはただならぬこだわりがあるようです。

 フジマキさんがこの本の中で再三おっしゃられているのは、目の前の人に
対する「敬意」が人脈を作る上で重要だ、ということです。

 ついつい身近な人をぞんざいに扱ってしまう人もいるようですが、ある人
に、そういう「敬意」を欠いた扱いをしてしまうと、なかなか「本命」の
人からの「敬意」を得ることはできない、ということで、直接仕事に関係の
ない掃除のオバちゃんに対しても敬意をもって行動する、ということを心が
けておられたようです。

 もちろん、人脈から得るものというのは多いわけですが、フジマキさん
は、「敬意」を大事にするといった趣旨から、形成した人脈において、安易
に頼みごとをするな、ともおっしゃっています。
 ましてや、人脈を利用してやろう、という態度はもってのほか、とおっし
ゃっておられて、自分から全身を以って相手に貢献しつづけていけば、自然
と必要なときに助けてもらえるはずだ、ということです。

 やっぱりこういう姿勢が人を集めるんですかね…