お勧め児童書

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かくれ家は空の上 (講談社青い鳥文庫)

かくれ家は空の上 (講談社青い鳥文庫)

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

上はどちらかというと女の子に
お勧めでしょうか?
現代日本に住む少女とファンタジーの世界の住人
(捻くれ者の魔女)の交流が描かれた作品です。
最初の掴みの、魔女が記憶喪失!というところで
惹きつけられて後はぐいぐい読めました。
ファンタジックな雰囲気もさることながら、
後半の老夫婦との出会いも話に深みがぐっと出ていて
お勧めです。
下はカニグズバーグの名作ですね。
美術館にこっそり居残るときのきょうだいの
知恵の働かせ方や、ミケランジェロの「天使の像」
の秘密に迫るシーンのハラハラドキドキの盛り上がらせ方
がとても上手いと思います。オチもきれいでした。
カニグズバーグは二十歳を超えてから読んだのですが
子どものときに読んでいたらもっとスリルを
味わえたのに、という童心に訴える作品ばかりでした。
……
カニグズバーグは今年の夏に読破しようと
全集を借りて読んだのだが、
書いた通り凄い後悔した。
近所の図書館に児童向け文庫の棚というのがあって
そこの棚の表側が青い鳥文庫、裏側が岩波少年文庫だった。
当時の自分にとってカラフルな方が手に取りやすかったのか
青い鳥文庫を中心にして読んでいた。
今でも覚えているのは、クレヨン王国月のたまごシリーズ、
天野義孝が挿絵を書いていたアラビアンナイトシリーズ、
料理少年Kタローシリーズ(食べ物描写に弱かった。バナナもちマジ食べたい)
ウィロビー館のオオカミ(これは文庫版は絶版)、
上にも挙げた柏葉幸子のファンタジー等々だ。
何度も読み返したので今でも鮮明に思い出せる。
それに比べて、なんだかお堅いイメージがあったのか
岩波少年文庫の方は手を出さず……
カニグズバーグもそうだが、ナルニア国シリーズも
なんであの時読まなかったのだろうと思う。
でもそうやって大人から激しくおススメされる本
というのも子どもの頃はなんとなく偏見で読まなかったので
うーん、難しい。