フジテレビ721 F1 2005年開幕直前スペシャル

F1 の放送については、がんばってくれてるフジテレビ。長谷川アナウンサーを使うこと以外は全面的に支持してる。

情報満載なのでメモを取りながら観た。

  • ミナルディ
    • フリーザッハは1999年マカオグランプリに出ていた。第1レグ6位だった。当時はフリーザッシャと呼んでいた。4年間 F3000を経験。F3000の優勝経験者。
    • アルバースDTM 2003年 2位。2004年 3位。優勝経験もあり。
    • エンジンは CR7。去年に比べてずいぶんよくなった。
  • ジョーダン
    • ナレインは体が弱い。首が細い。運転もふらふらしている。
    • 津川さんによると現在のマシンは EJ14E と呼ばれており、E は Economy (笑)。
    • エディージョーダンはオーストラリアには来ない。もう関係ないし。
    • トヨタエンジンはかなりいい。
    • チームメンバーが半分くらい入れ替わってしまっている。
    • トップに F1 経験者がいない。
    • 車の開発は期待できない。
    • 噂ではシーズン途中から次の車が出てくるかもしれない。
    • ミッドランドF1 への橋渡しの年という位置づけ。
  • トヨタ
    • ドライバーラインナップは現時点のトヨタの望めるベスト。
    • 駅の構内で新車発表会をおこなった。「パーティーばっかり豪華にやるのも恥ずかしい」(冨田務氏談)。
    • エアロはかなりいじっているが、サスペンションなどが昨年のまま。
    • 2月中旬、バルセロナテストでは速さがない。タイヤに厳しい。ロングランで弱い。サスペンションも含めた問題が解決できていないのでは。
    • 信頼性は高い。
  • レッドブル
    • 去年のルノーの車を設計したマークスミス(元ジョーダン)が設計している次期の車は期待大。
    • エンジンがよくなった。川井ちゃんは絶賛。シーズン中の開発がどのように進むかが不安。アメリカで30馬力アップするらしい。ただし眉唾。
    • バルセロナテストでもクルサードがいいタイムを安定して出していた。
  • ザウバー
  • マクラーレン
    • 第3ドライバーはデ・ラ・ロサ
    • バルセロナテストでのデ・ラ・ロサはトップタイムだしまくり。
    • サードカーをマクラーレンが走らせられるのがすごい。
    • 尖った部分がなくなって一見もっさりしたマシンに見えるが、細かいところは突っ込んできている。期待大。
    • バイキングの兜の角みたいなのがついている。
    • テストで見る限り信頼性が高そう。
  • イリアム
    • ハイドフェルドは発表会の25分前にレギュラーだと教えられた。ピッツォニアのレギュラー落ちも。発表会でもピッツォニアの顔がひきつってるのがわかった。かわいそう。
    • ドライバーをマシンの部品くらいにしか思ってないチーム。
    • 去年の失敗したエアロ設計者(女性)エンジニアはいなくなってしまった。
    • マシンはオーソドックスに戻った。
    • ボディーを小さく絞りすぎた。ラジエターの大きさの限界。チムニーだけで逃げようとしたが、それほど気温が高くないテストでいきなり「いって」しまった。メルボルンではたくさん冷却用の穴が開くんじゃないか。
    • BMW の問題は人の扱い方。失敗すると辞めさせちゃう。そのプレッシャーでギャンブルに近いことにをやってしまう。
    • エンジニアに対して長い目で見た育成をおこなっていない。以前は違ったのに。
    • バルセロナテストではウイリアムズだけがロングランがない。20周くらいずつしか走っていない。そこが不安。しかも速くない。
    • イリアムズは古参エンジニアが多いのに、サム・マイケルが33歳くらいで、頭ごなしに言ってもすぐ聞いてくれない。やりにくいし、扱いがまだうまくいってない。
    • ほかのチームに比べて若返りが遅れた。そのため、うまく機能していないのかも。人を育てるのを怠ったツケが回った。
    • エイドリアン・ニューウェイを失った傷が癒えておらず、まだ引きずっているところに問題がある。シューマッハを失ったルノーと同じ。
    • サム・マイケルはトップチームのディレクターの中で一番サラリーが少ない。ウイリアム全体給料が低い。
  • ルノー
    • 車が、ものすごくいい。
    • 今年のレギュレーションはルノー向き。もともとエンジンは苦しい。エンジン規制にあまり影響を受けない。
    • アロンソフィジケラのテストでのトップタイムの出し合いがすごい。
    • 去年の問題を解決してきた。オーバーステア気味でマシン後部が浮き気味になりリアタイヤに厳しかった点が改善されている。
    • 特に序盤は優勝をねらって、二人のドライバーの作戦を違ったものにする。
    • テストでの派手な結果の出し方は社長に就任するゴーン氏へのアピールかも。
    • 去年はドライバーコントロールが下手で取れる点を取れなかった傾向がある。(トゥルーリのことね)。
  • B-A-R ホンダ
    • ジェフ・ウィリスによる真面目な仕事。しかし、思い切った冒険はしていない。もう少しアグレッシブでもいいのに。
    • 空力的なアグレッシブさはないが、フロント・クラッチ・パッケージみたいなことはやってくるが。
    • ギアボックスがフェラーリからいちゃもんつけられた。しかし、ギアチェンジの際に100分の2秒以上?力が途切れればいい。そういう意味ですでにチャーリー・ホワイティングからはOKが出たらしい。
    • マシンが全体的に小太り。
    • ブレーキングしながらターンする部分の運転が難しい。フロントのグリップ感がない。
    • やり残しが多い。
    • ポイントより優勝、という体制で来ている。
    • エンジンが長くて高さが抑えられているようだ。
  • フェラーリ
    • 開幕戦では去年の車の M というバージョン。
    • フロントウイング中央にぶら下がるウイングのことを津川氏はミニウイングと呼び、川井ちゃん周辺では、チン(顎)ウイングと呼ばれているようだ。ミハエルの前では言えない。
    • 公式にはロリー・バーン最期の作品。実際はすでに設計は別人がおこなっており、スーパーバイザーのみ。

出演者がつけたポイントをグラフにしてみた。

フェラーリは不動のトップ。マクラーレンルノーは評価が高い。津川さんは自分の古巣ルノーベネトン)には点が甘いなあ。
B-A-R ホンダは普通ならもっと高くなると思うが、不安要素が多いようだ。困ったもんだ。琢磨大丈夫か。
トヨタの評価は意外と高い。コメントを聞く限りいい要素がほとんどないのに不思議だ。全員がウィリアムズと同じような点をつけている。逆に言えば、ウィリアムズは歯車がかみ合ってない感じがするようだ。モントーヤの脱出は大成功か。
それどころか、津川さんはウィリアムズとトヨタレッドブルがいい勝負。レッドブルはフォードとの関係が清算されたことで吹っ切れたのか調子がいいようだ。
ザウバーは全員が今年は苦しそうだと評価。フェラーリサテライトチーム脱皮をもくろむが、うまくいかないだろうとの見解。マシン自体は悪くないと肯定的だったが。
ジョーダンは、トヨタエンジンを高く評価した津川さんはザウバーよりも高い点をつけた。しかし、ドライバーラインナップにしてもミナルディに見劣りするようでは、厳しい一年になるのはたしかだ。