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その他、名言や名セリフ、ラストシーンの解説など、様々な映画をレビュー・評価しています。

2048-07-07 【案内板】このブログについて(初めての方はこちらをどうぞ) このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

あなたのファンになりましたあなたのファンになりました 2016/12/20 10:20 君の名は展に行き、余韻に浸ろうと検索して、新海監督の記事にたどり着きました。
とてもわかりやすく、詳しく、でもこちらの想いが入る余地のある「読者に暖かい記事だ」と思いました。
他の映画の記事やコメント返しも丁寧で真摯。
お料理を楽しみ、素材やシェフのチャレンジを考察し、その上でまたお食事全体を楽しむ、といった感じで、知識だけでなくワクワク感も伝わってきます。
楽しみ、考察し、さらに他者の意見や想いも受容する寛大さや優しさに魅了されました。
あなたのファンになりました。
これからも映画を観る、観た時には必ず来訪いたします。
ありがとうございました。

type-rtype-r 2016/12/20 20:18 コメントありがとうございます。
またいつでも見に来て下さい(^_^)
あと、出来ればコメントは
各記事のコメント欄に書き込んでもらえると助かります。
(古い記事でもOKですので)

akiraakira 2017/01/13 23:39 今更ながらごあいさつを。某ただ文句が言いたいだけの映画ブログとは大違いで、映画の見所や進撃の巨人騒動などの映画の裏話などを分かりやすく解説していて、これぞ映画ブログだ! と他の人にもオススメしたいくらいです!これからも楽しみにしています。

type-rtype-r 2017/01/15 13:21 いつもご愛読いただきありがとうございます。
これからもよろしくお願いします(^_^)

2018-11-19 映画『デトロイト』に見る現実のデトロイト(ネタバレ) このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

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キャスリン・ビグロー監督の新作デトロイトは、1960年代のデトロイトで実際に起きた事件を忠実に描いた社会派ドラマです。

当時、デトロイトの黒人人口過密な居住区に住まされ、暴力的白人警官によって不当な逮捕や激しい暴行を受け続けていました。

そして1967年7月23日、ついに地元住人たちの不満が頂点に達し、放火や略奪などデトロイト全体を巻き込んだ暴動へとエスカレート!もはや警官だけでは対処できなくなり、とうとう軍隊まで出動する大騒動になったのです。

そんな中、とあるモーテルに泊まっていた黒人がふざけて「競技用のスターターピストル」を撃ったところ、「狙撃された!」と勘違いした白人警官たちがモーテルへ押し寄せ、外から一斉に銃撃開始!

たまたまそのモーテルに宿泊していたラリー(アルジースミス)とフレッド(ジェイコブ・ラティモア)は、いきなり大量の銃弾を撃ち込まれてパニック状態になりますが、本当の恐怖はそこから始まったのです…。

この映画、前半は普通に「物語」を描いてるんですけど、舞台がモーテルに移ってからはストーリーがほとんど進展せず、白人警官のフィリップ(ウィル・ポールター)が黒人たちを虐待しまくる壮絶な「私刑(リンチ)」の様子をひたすら見せてるんですよ。

レイシストの白人警官による残虐な私刑のせいで、一人また一人と命を落としていく黒人青年たち。延々40分も繰り広げられる尋問シーンのえげつなさが凄まじい!

キャスリン・ビグロー監督は、徹底したリサーチ当事者へのインタビューによって当時の状況を克明に再現し、50年以上も封印されてきた黒人差別問題にメスを入れようとしたのです。

しかし、あまりにも黒人虐待シーンを克明に描きすぎたため、白人警官を演じたウィル・ポールターは撮影中にどんどん気分が悪くなり、ついに泣き崩れてしまったとか(本人は優しい性格だったので、毎日毎日、仲間の俳優たちを痛めつけることが耐えられなかったらしい)。

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また、食料品店の警備員メルヴィンを演じたジョン・ボイエガは「現場の誰にとっても過酷な物語だから、ずっと役柄になり切っている必要があった」と語り、白人と黒人の間に立って事態収束させようと努める誠実なキャラクターを丁寧に演じていました。

最終的に暴行を働いた白人警官たちは、事件後に殺人罪などで起訴されるものの、裁判で全員無罪になります。えええ…

なんとも後味の悪い結末ですが、50年前にはこういう事件が実際に起きていて、しかも現代のアメリカもいまだに人種差別問題がなくなってはいない…という事実を突き付けているわけです。



なお、「デトロイト」という街は過去に何度も映画の舞台になってるんですが、いい印象がほとんど無いんですよね(苦笑)。

たとえば1987年に公開されたロボコップ2010年のデトロイトが舞台なんだけど、メチャクチャに荒れ果てて完全なる”犯罪都市”になってるんですよ。

SF映画だから誇張されているはずなのに、現実のデトロイトとあまり変わらない…つーか『ロボコップ』の方がまだマシに見えるのがすごい(笑)

また、2002年に公開された8 Mileのデトロイトは街中が廃墟だらけで、貧困ぶりがひどいです。タイトルの「8マイルロード」とは富裕層と貧困層を隔てる境界線のことで、「8マイル・ロードより先(内側)に行ってはいけない」と言われてるらしい。どんだけ恐ろしい場所なんや…

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そして2014年公開のイット・フォローズは、デトロイト郊外に住む若い男女の姿を描いたホラー映画です(誰かとセックスすると”イット”が現れ、捕まったら死ぬというストーリー)。

この作品にも「8マイル・ロード」が出て来るんですが、主人公たちは境界線の外側に住んでいるので『ロボコップ』や『8 Mile』ほど荒れ果てた風景は映りません(まあ街自体に活気はあまりないんだけど)。

しかし2015年公開のドント・ブリーズは、まさに「8マイル・ロードの内側」が舞台になっているため、住民はほとんどおらず、多くの建物は朽ち果て、巨大なゴーストタウンと化しています。

そんな街で主人公たちは泥棒を繰り返してるんですが、警察官の数が非常に少ないため、犯罪が起きても現場にパトカーが駆け付けるまで1時間近くかかってしまうなどムチャクチャな状況らしい(デトロイトの検挙率は全米で最低)。だから堂々と泥棒してるんですね(最悪や…絶対住みたくねえ…)。

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まさにここは世紀末正気でいられるなんで運がいいぜYou!の世界です。デトロイト恐るべし(^^;)

yossyyossy 2018/11/19 18:43 デトロイト、観ましたよ !


モーテルの客もたいがいだったですよね。
殺気立った武装警官におもちゃとはいえ銃を発砲したらそりゃまあ....

2018-11-18 今年も残りあとわずかですが… このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。

最近、更新が滞りがちになってて申し訳ありません(^^;)

ふと気づけば今年も残りあと1か月ちょいになっているにもかかわらず、観た映画の感想がほとんど書けていないという情けない有様です、トホホ。

正直、映画は観てるんですが、インプットに対してアウトプットが全く追い付いていないという状況なんですよね(単なる言い訳ですけどw)。

しかし「このままではいかん!」「何とかしなければ!」という気持ちはあるんですよ(気持ちだけは)。

というわけで、明日以降は今年観た映画の感想を頑張って少しずつアップしていこうと思います。どこまで書けるかわかりませんが、よろしくお願いします(^.^)

yossyyossy 2018/11/19 18:32 いつも面白い記事をありがとうございます!
無理ない程度にアップしてくださいね^^

2018-11-02 なぜ『紅の豚』のヒロインの服はチェック柄なのか? このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

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どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。

本日、金曜ロードショー宮崎駿監督の『紅の豚』が放送されます。

豚の姿をした主人公のポルコ・ロッソが、イタリアの空を舞台に愛用の飛行艇で存分に活躍する様を描いた本作は、配給収入27億円を超える大ヒットを記録しました。

まあ、内容については皆さんよくご存じだと思うので詳しく触れませんが、本日はどうしても言っておきたいことがありまして…。

それは宮崎アニメヒロイン衣装がダサい問題です。

過去の宮崎アニメをちょっと思い出していただきたいのですが、『未来少年コナン』のラナや『魔女の宅急便』のキキなど、宮崎監督の作品に登場する女の子ってだいたい「無地で単色のワンピースを着てますよね(ナウシカは除くw)。

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これには理由がありまして、アニメーションとは「1枚1枚形が異なる絵を連続で表示することで動いているように見せている」わけですから、描く線が1本増えただけでもアニメーター負担が増大します。

例えば、キャラクターの服を”可愛い花柄”にした場合、その柄を1枚の絵に何個も描き込み、さらに同じような絵を何十枚〜何百枚も描かねばなりません。

しかも(今はデジタルで彩色できますが)当時は専門のスタッフが1枚1枚のセルに細かく色を塗っていたわけで、その手間を想像しただけでも「大変だなあ…」と実感できるでしょう。

そこで宮崎駿さんは、アニメーターや彩色スタッフの負担を少しでも軽くするために、キャラクターの衣装をできるだけ簡略化したのです。

特に登場シーンが多い(=描く枚数が多い)ヒロインは、作画が面倒な装飾品を一切つけず、シンプルな無地のデザインでボタンすら省略し、色もいちいち塗り分けしなくてもいいように紺やオレンジの”単色”で設定。

つまり、限界まで描く手間を省いて効率化を極めた結果、生み出された形が「宮崎アニメによく出てくる例のワンピース」だったのですよ。

ムスカ大佐が「流行りの服は嫌いですか?」と綺麗なドレスシータに見せても着なかったのは、こういう理由があったからなんですね(笑)

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ただ、アニメーターにとっては「描く手間が減って大助かり」と好評だったものの、観ている側は「宮崎アニメの女の子っていつも地味な服ばかり着てるなあ」と少々不満に思っていました。

ところがなんと!『紅の豚』のヒロイン:フィオは「白地に青色のチェック柄」という非常に華やかなシャツを着ているのですよ。おお〜!ようやく宮崎ヒロインがオシャレになった(笑)。

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しかし、当然ながらアニメーターからは苦情が殺到しました。見てわかる通り、縦・横に何本も線が入っていて描くのが大変、塗るのも大変なデザインだからです。

あまりにも作画の時間がかかりすぎるため、とうとうスタッフの一人が宮崎監督に「せめてラストシーンだけでも無地の服に変えてもらえませんか」と提案したところ、「ダメだ!」と即答。

その理由は……「フィオのシャツは花嫁衣装だから」

ええっ!花嫁衣装!?以下、『紅の豚』で動画チェックを担当した舘野仁美さんの証言より。

フィオをめぐってポルコとカーチス決闘するシーンがありますが、宮崎さんの気持ちとしては、フィオのシャツは花嫁衣装のようなものだったんですね。つまり、手間のかかるチェック柄を描くことは、ウェディングドレスレースを手間暇かけて編み上げるのと同じこと、そういう意味だと理解しました。 (「エンピツ戦記」より)

いままでは”作業の効率化”を第一に考え、シンプルで飾り気のない服ばかりをヒロインに着せてきた宮崎さんですが、『紅の豚』のフィオだけは「少しでも華やかに見せてあげたい」と思ったのかもしれません。

というわけで、宮崎監督が「花嫁衣装」を想定したおかげで、ヒロインの服がようやくオシャレになったんですが、”花嫁”…ってポルコはジーナ結婚するんじゃないのかな?でも原作にはジーナは出て来なくて、ポルコとフィオのカップルだし…。やっぱフィオが花嫁ポジションになるのかなあ?う〜む(^^;)