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2005-04-01 『ロング・エンゲージメント』映画感想 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

ロング・エンゲージメント

■あらすじ『第一次世界大戦の真っ只中1917年1月のある日、戦場で5人のフランス兵が処刑された。戦争が嫌で自らの手を撃った為に、死刑を宣告されたのだ。終戦後、5人の中の1人:マネクの婚約者だったマチルド(オドレイ・トトゥ)は彼の死を信じられず、そこで起きた全てを知ろうと調査を始める。「マネクはきっと生きている!」そんな直感だけを頼りに、私立探偵のピールを雇い捜索を続けるマチルドだが、様々な人の証言をたどり続けても依然マネクの行方はつかめない。そんなある日、マチルドの元に決定的な証言が飛び込んできた!あの日、戦場で何があったのか? 生存者がいるという噂の真偽は?関係者を次々と殺害していく謎の女の正体は誰なのか!?隠された真実の断片が、ジグソーパズルピースのように一つ一つはめ込まれていく。やがて明らかになる驚愕の事実果たしてマネクは本当に生きているのだろうか!?』




久々の劇場鑑賞である。なんと三週間ぶりの映画館だ、トホホ(三月、忙しかったからなあ・・・でも四月はもっとヤバいかも)。

本作は、フランスのミステリー作家セバスチャン・ジャプリゾ小説、「長い日曜日」の映画化だ。『アメリ』で世界に旋風を巻き起こしたジャン=ピエール・ジュネ監督とオドレイ・トトゥの黄金コンビが、再びファンタジック物語を作り上げた、とチラシには書いてある。

しかし僕は『アメリ』を観た事がないんだけど、どうも作品イメージが違うような気がするなあ。ラブ・ストーリーかと思っていたら、戦争モノ+ミステリー恋愛ドラマコメディ少々みたいな感じだった。

まずストーリーの主軸はミステリーである。マチルドが少ない手掛かりを必至に手繰り寄せて、「マネクの生死」に関する真相に少しずつ迫っていく過程が謎解き要素たっぷりで面白い。事実が解明されるにしたがってその時の状況が次第に明らかになっていく、いわゆる「羅生門方式」の作劇法である(『HERO』や『閉ざされた森』などがこれと同系列)。

そして探偵や叔父さんなど、コメディ担当のキャラクターも豊富に揃っていて最後まで飽きさせない。中でも僕のお気に入りは、自転車に乗ってる郵便配達おっさんだ。家に来る度に砂利を撒き散らす郵便配達人に、怒った叔父さんは砂利を撤去。何も知らずにいつものようにやってきた郵便配達人は、見事に転倒して一言「う〜ん、そう来たか」。実にいい味出してます。

ただし、非常に頭が疲れる映画だとも言える。ただでさえストーリーが複雑なのに、登場人物が多すぎて、とても一度では人間関係を把握しきれないのだ。あらかじめ一人一人のキャラクターを、しっかり頭に叩き込んでから観ないと混乱する事は間違いないだろう。

また戦争モノとしての側面を見た場合、凄まじい銃撃戦や爆撃など、戦闘シーンの迫力は抜群だ。リアリティー溢れるヴィジュアルの数々は、悲惨な戦場を実に生々しく描写している。でもびっくりするほどバンバン人が死にまくるので、単なるラブ・ストーリーと思って観に行くとえらい目に遭う可能性が大。

しかもこの映画、セックスシーンなどのエロ描写までもがやたらとリアルで生々しいのだ。オドレイ・トトゥも大胆に脱ぎまくり、エッチなシーンも満載なのである(さすがR指定!)。ちなみに途中でジョディ・フォスターそっくりの女優さんが登場するが、なんとジョディ・フォスター本人だった。彼女もまた「夫以外の男とエッチする」という激しい濡れ場を、大胆に演じ切ってます。しかしジョディって、フランス語うまいなあ。吹き替えじゃないよね!?


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RokoRoko 2005/04/02 22:38 TBありがとうございます。
わたしは1日1冊、あなたは1日1本お互いにがんばりましょうね!
今後もよろしくね。

type-rtype-r 2005/04/03 01:30 こちらこそ、ありがとうございます。
一日一冊ですか、それも結構大変そうですね。頑張りましょう!
またいつでも見に来てやって下さい。

NOVNOV 2005/04/03 23:07 はじめまして。
EVERSMILEのNOVといいます。トラックバックありがとうございます。
私はこれを2回観たのでまあ大体は把握できた思ったのですが、どうもブノワの手紙の暗号みたいな謎解きは理解できていません。わかりましたか?

type-rtype-r 2005/04/04 00:41 ああ、「肥料が高い」とか何とか手紙に書いていたシーンですね?僕も良く分かりませんでした(泣)。どうもフランス語を理解していないと解けない暗号のようですね。機会があれば、もう一度観てみようと思っています。

moritatsmoritats 2005/04/04 07:02 お久しぶりです。ボクもこれ見に行きました。色んな要素が入りすぎた映画でしたよね。基本の流れは「コメディー」ですよね。そこに、アガサ的なミステリーが入ってきて、一部は「西部戦線異常なし」「プライベートライアン」のような戦場映画であり、そして純愛のような物語。飽きさせないと言えば飽きさせないのかもしれないけど、なんというのか記憶に残る名作にはなり得なかったような感じでした。
ソフィアローレンの「ひまわり」の方が、なんというのか、シンプルでわかりやすく印象深く思います。あちらは悲恋というのか、とても切ない大人の物語。また、テーマの音楽も良かった。「ひまわり」的な感動をちょっと期待すると、大いに裏切られる映画だなあ。

type-rtype-r 2005/04/04 23:51 多くの要素を詰め込みすぎて、逆にトータルのスケールはダウンしているという気がしました。恋愛ドラマとして見た場合、物語の着地点に意外性が無い為に大きな感動が得られない、という点もちょっと惜しいですね。まあ「程よくまとまった佳作」といった感じでしょうか。

せれすタンせれすタン 2005/04/08 00:25 ROMらせて貰ってます。上述のブノワの暗号ですけれども、いわゆる縦読みですね。MMMの合図を送るドイツ人女性のフラッシュバックが親切に挿入されてましたが、そこからマチルドはひらめいた。ブノワの手紙を駅のボードに書き写して、あのドイツ人女性がしたように、いらない単語を消していくと、3月、ベルヌー、…と字幕であったように浮かび上がる。ジュネはこういうとき、クローズアップ使いませんねw わかりづらいとしたら、そのせいかな。 (解決済みですたらコメント欄汚しすみません。更新がんばってください♪)

type-rtype-r 2005/04/08 01:10 あ、そういえばそんなシーン、ありましたね。駅の伝言板を勝手に消して何やってんだと思ってましたw。ご親切にありがとうございます。