さて、『男の魂に火をつけろ!』(washさん運営)というブログでは定期的に「映画ベストテン」を選ぶ企画を開催していて、僕も何度か参加させてもらってるんですけど、今回のテーマは「対決映画ベストテン」に決まったようです。
過去のテーマでは「戦争映画」や「SF映画」など、それぞれのジャンルで好きな映画を選んでいたんですが、まさか「対決映画」というジャンル(?)があったとは驚きました。「対決映画?なるほど、そういうのもあるのか」と(笑)。
でも、今回は意外と難しかったですねえ。対象作品の基準として「対決する両者の名前がタイトルに明記されていること」、「ただし、その両者が作中で実際に戦っていなくてもOK」とのことなので、最初は簡単そうに思えたんですよ。
ところが、いざ候補を挙げようとすると、なかなか思い浮かばないんですよねコレが(苦笑)。アクション映画などは必ず誰かと誰かが戦っているわけだし、「対決映画」自体は結構多いはずなんですけど、”タイトル縛り”が予想外に厳しくて…う〜む(-_-;)
というわけで、かなり苦労したものの、何とか10本を絞り出してみましたよ。今回、僕が選んだ対決映画ベストテンは、以下のような感じです。
1.『ガメラ2 レギオン襲来』
そして続編となる『レギオン襲来』ではその路線をもっと進化させ、「戦争映画」的なアプローチで「ガメラ」という物語を見せているところが良かったです。
昨年大ヒットした『シン・ゴジラ』も自衛隊の活躍が目立ちましたが、あれは「政治家 vs 怪獣」という新機軸を打ち出したことが画期的だったわけで、岡本喜八ばりの素早いカッティングで描かれる役人たちの対応が見事な緊張感を生み出した反面、「よく分からない」という批判も出ていました。
それに対して『レギオン襲来』では、自衛隊員、技術者、民間人など多彩なキャラクターが様々なドラマを繰り広げながら怪獣退治に尽力するという、非常に分かりやすい(悪く言えば古典的な)手法でストーリーを構築したことが、娯楽映画としてのクオリティを高める要因になったのではないかなと。
ちなみに僕は『シン・ゴジラ』を観た時、「なんて面白い怪獣映画なんだ!」と感激してブルーレイも買いました。しかし、それによって『ガメラ2 レギオン襲来』が古臭くなったか?と言われれば全然そんなことはないわけで、むしろ今観ても十分に面白い!と断言できます。まさに、それこそが名作の証しなのではないでしょうか。
2.『エイリアン VS プレデター』
4.『ルパン三世 ルパン VS 複製人間』
5.『ゴジラ×メカゴジラ』
7.『ピープル VS ジョージ・ルーカス』
8.『人質奪還 アラブテロ VS アメリカ特殊部隊』
9.『AVN/エイリアン VS ニンジャ』
10.『メガ・シャーク VS グレート・タイタン』
1.『ガメラ2 レギオン襲来』(1996年 金子修介監督)
2.『エイリアン VS プレデター』(2004年 ポール・W・S・アンダーソン監督)
3.『マジンガーZ対デビルマン』(1973年 勝間田具治監督)
4.『ルパン三世 ルパン VS 複製人間』(1978年 吉川惣司監督)
5.『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年 手塚昌明監督)
6.『サイボーグ009 VS デビルマン』(2015年 川越淳監督)
7.『ピープル VS ジョージ・ルーカス』(2010年 アレクサンドラ・フィリップ監督)
8.『人質奪還 アラブテロ VS アメリカ特殊部隊』(2003年 アイザック・フロレンティーン監督)
9.『AVN/エイリアン VS ニンジャ』(2010年 千葉誠治監督)
10.『メガ・シャーク VS グレート・タイタン』(2015年 クリストファー・ダグラス=オーレン・レイ監督)
というわけで、今回僕がチョイスした10作品は上記のような感じになりました。なお、このランキングとは全く関係なく、個人的に気になった作品があったのでついでにご紹介しておきます。
『エイリアンvsアバター』っていう、2大ヒット映画に便乗した安易な企画で、僕は観たことないんですが、まあ何となく内容は想像できますよね(笑)。で、驚いたのはそのキャッチコピーなんですよ。
「勝手に戦え!」
なんで逆ギレしてるんだよ(笑)。あまりにも雑な仕事ぶりに「もしかして何か深い意味が隠されているのでは…?」と一瞬深読みしてしまったんですが、どう考えても「ああ面倒くせえ!もう、お前ら勝手に戦えよ!」という以外の意味があるとは思えないんですよね。こんな投げやりなコピー、初めて見たよ(^_^;)
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