アオイ模型店

アキバの外れで模型を売ってる人が、プラモについて好きなことを書いてます

プラッツ1/35CV33カルロ・ベローチェ アンツィオ高校


イギリスのカーデンロイド豆戦車をベースに、イタリア軍が独自に開発した豆戦車。
 開戦当初は、イタリア軍が装備する戦車の大多数をこのCV33シリーズが占めており、最終的に約2500両が生産されました。
 元々は偵察や警備等を任務に開発され、武装は前方に据え付けられた機銃が2丁のみ。装甲も薄く、まともな対戦車戦闘が出来るような車両ではなく、テレビ放送当時に出した同人誌でも「八九式が相手ならなんとか戦えるかも」と書いたのですが、OVAでは実際その通りになりました(苦笑)
 アンツィオ高校の装備車両はCV33セリエ?と呼ばれるタイプですが、本来セリエ?には無い戦闘室後部の排気口カバーが取り付けられているなど、独自の改造が行われています。
 全国大会ではペパロニ指揮の元、数と機動力を武器に攪乱戦法を展開。大学選抜戦では情報収集で大洗の勝利に大きく貢献しました。
 野上武志の「リボンの武者」でもアンツイォ高校の主力として使われていますが、CV33が使用されているのは、4巻の時点では竪琴高校戦のみ。他の試合ではCV33と表記されていますが、実際には生産性を向上させたCV35が使用されているので注意してください。
 今回の作例は「プラッツ1/35CV33カルロ・ベローチェ アンツィオ高校」を使用。
 このキットは香港のブロンコモデル製1/35CV33カルロ・ベローチェ セリエ?がベースになっており、追加パーツを加える事でアンツィオ仕様を再現しています。
 手のひらサイズの超ミニキットにも関わらず、お値段は高めですが、これはブロンコモデルに共通する特徴なので諦めましょう(苦笑)

■OVA版からの変更点
 特になし。
■主な改造ポイント

  • 左側ハッチ(E1)中央部の排気口?の形状が異なるので、プラ板等で修正
  • 作例では左ハッチが開放状態になっていますが、劇中でハッチ内側の色が、何故か不思議な事に、開放時は車体と同じダークイエローなのに、ハッチが閉まっている時は車内と同じグランプリホワイトに変化するので注意してください。

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