『英国BBCアンケート「国別の世界に及ぼす影響アンケート」』(Worid Public Opinion.org)

2005年10月から、2006年1月にかけて、英国BBCが世界の33カ国で、欧州、日、米、英、仏、露、中、印、イランの、1つの地域と8つの国が、世界に肯定的な影響を与えているか?否定的な影響を与えているか?というアンケートを行いました。
その結果は、下のグラフの通りです。

日本は、33カ国のうち31カ国から、世界に対して肯定的な影響を与えていると評価され、8つの国の中では最高の評価を受けています。
そして、33カ国の中で、日本が世界に対して否定的な影響を与えているとした2カ国は、下のグラフから分かります。

そう、やはり特定アジアの韓国と中国でした。(苦笑)
まあ、たったひとつのアンケート結果を取り上げて、「ほら見ろ!日本を敵視しているのは特定アジアだけだろ!」なんて言うのもどうかと思いますが、ご参考までに。


追記(2/4 15:35)
『世界に「好影響」日本1位 ワーストはイラン、米国』(共同通信)

【ワシントン3日共同】世界に最も「良い影響」を与えている国は日本−。米メリーランド大が世界の約4万人を対象に実施した英BBC放送との共同世論調査で、こんな結果が出た。同大が3日発表した。逆に最も悪影響を与えている国は、核問題が国際社会の反発を招いているイランで、次いで米国だった。
 調査は昨年10−12月に米州、欧州、中東、アフリカ、アジア各地域の33カ国で行われた。質問の対象となったのは日本、米国、中国、ロシア、フランス、英国、インド、イランの8カ国と欧州。
 調査結果によると、日本が世界に「好影響」を与えているとの回答は、33カ国中31カ国で「悪影響」を上回り、平均すると好影響が55%、悪影響が18%だった。具体的に何が判断材料となったかについては触れられていない。

日本語の記事が見つかりました。
でも、ちょっと素っ気無い内容の記事ですね。
まあ、共同通信ですからね・・・。

『政治を超えた日本の歴史と伝統文化の問題である。』

2月3日付け産経新聞「主張」の中の一節です。
これは、皇室典範の改正問題に関して述べられた文章なのですが、「歴史と伝統」が「政治」を「超える」という表現が、私は少し気になりました。
なぜなら、「歴史と伝統」が「政治」を「超える」としてしまえば、現在および未来の誰一人としてこの問題について、議論する余地が無くなるように感じるからです。
まあ、言葉遊びのような問題であるようにも思われますが、どうも男系維持派と女系容認派が、どのようにしても相容れない根本原因の一つであるようにも感じます。
他の方のブログのコメント欄で、この件について、「超える」という表現は、「別の」という意味で解釈してはどうかというご指摘もいただいたのですが、それは少し意味が違うように思います。
「歴史と伝統」は、一度失われてしまえば、もう取り返しがつかないという主張は、非情に説得力のあるものだと思います。
しかし、過去の人々が命がけで守り続けてきたものには、未来永劫手を付けてはいけないとすることも、腑に落ちないところもあります。
拙速な皇室典範改正には、男系維持派も女系容認派も、その多くが反対の意向であると思いますが、私たち「現代に生きる人間」は、「現在」と「未来」そして「過去」に、どのように責任を持ち、どのような行動をとれば良いのでしょうか?