ミニそにょ240

わし「ポーン！　『サニーのＦＭデート』の時間です」
ＪＯＯ「えーっ？　またオーディオの話？」
わし「（ニタリ）勘がええのぉ」
ＪＯＯ「やめて、マジつまんないから（嫌悪）」　
わし「２〜３人の方には評判がええので、やります」
ＪＯＯ「２〜３人の読者が命の零細ブログかよ。とほほ」
わし「まずは、この写真をご覧ください」

　　　　

ＪＯＯ「おっちゃん自慢のウォークマンやないの。これが？」
わし「よお見てみんかいのぉ。いつもとちーと違ーとろーが」
ＪＯＯ「んー。下にグレーの箱が。そんでケーブルがごちゃごちゃと」
わし「左様。そのグレーの箱こそ、今ＤＡＰマニアの間で流行のポータブルアンプ、略してポタアン。
　　そして、これはそのバランス駆動専用機REX-KEB01Cなのじゃ」
ＪＯＯ「へー（興味ゼロ）」
わし「そもそもポータブルアンプとは何じゃ？　それはiPodやウォークマンなどのＤＡＰに繋いで使う携帯用のイヤフォンアンプや。
　　ＤＡＰにもイヤフォンを駆動するアンプは内蔵されておるんじゃけんど、価格やサイズの問題でどうしても力不足になりがちや。
　　特にゼンハイザーなどのハイインピーダンスなイヤフォンには不利とゆわれておるんじゃ。
　　そこで、外付けで専用のアンプを繋いだら、諸々の問題が解決されよーが」
ＪＯＯ「そうかなぁ。携帯性ってゆう一番大事な部分がなおざりされてるような…」
わし「マニアはええ音のためにはそれくらい我慢するんじゃ。妥協を許さんのじゃ」
ＪＯＯ「ほへー。マニアにとっては音質がもっともプライオリティが高いゆうことやね」
わし「その通りじゃ。ほんでワシが今回導入したポータブルアンプ。この写真。
　　これこそもっとも音質を追求した形式のアンプなんじゃー。
　　よお見てみぃ。イヤフォンプラグが２本刺さっておるじゃろーが」
ＪＯＯ「あー確かに。これはイヤフォンを２台使えるってこと？　カップル専用機？」
わし「ボンクラ！　ストイックなオーディオ道にカップルなんちゅう色ボケた言葉は存在せんのじゃー。
　　これはふたつで一台のイヤフォン用。つまりＬＲ別々に信号を扱っておるんじゃ。ケーブルが左右独立しとるんじゃー」
ＪＯＯ「はぁ？　そりゃまた面倒な」
わし「面倒でもその方が音がええのじゃ。２本差し…まさに男憧れの言葉じゃないけ？
　　ああ、ワシにもチ○コ２本生えとったらのぉ」
ＪＯＯ「…なにがストイックなオーディオ道やねん（呆）。まさに邪道外道や」
わし「何故こうするのか？　それについてはまずバランス駆動とはなにかを説明せねばなるまい」
ＪＯＯ「うう…いらないってゆうても説明するんやろうなぁ」
わし「そもそも２ｃｈステレオの場合の音楽信号は左右（ＬＲ）に別れておる訳やが、電極はさらに＋と−に分けられる。音ちゅーのは周期的な波動じゃけーのー。
　　そやけんＬ＋、Ｌ−、Ｒ＋、Ｒ−の４つの電極を駆動するのが理想。これがバランス駆動なんじゃが、そうするのは結構大変なので、実際にはそれぞれの＋極だけを駆動しておるんじゃー。
　　これが一般的なアンバランス駆動なんじゃー」
ＪＯＯ「なるほど。いろいろ大変やけど、理想の駆動方式を採用したのが、そのポータブルアンプっちゅうことやね」
わし「そうなんや」
ＪＯＯ「で、そのジャイアンツ工藤で聴いたら音は良かった訳？」
わし「ジャイアンツの工藤は優秀じゃったなぁ（ため息）」
ＪＯＯ「あれ？」
わし「西武でもダイエーでも、解説させても優秀じゃった。イチローの先輩やしなぁ」
ＪＯＯ「おいおい」
わし「そこいくとバランス駆動はどおなんかのぉ。ワシの耳がクソなんかいのぉ。多分そーじゃろーのー」
ＪＯＯ「ははぁ。あんまり芳しい効果やなかったんやな」
わし「うーん。このアンプを買った人のレビューを読むと、”さすがバランス駆動””音場が左右に広がる””ひとつひとつの音がくっきり聞こえる”ってことやったけど、ワシ的にはそうでもなかったんじゃ」
ＪＯＯ「それは確かにクソ耳かもね（笑）」
わし「そもそもアンプなのにマイナスゲインになってしまうのがどーもなぁ」
ＪＯＯ「ちゅうと？」
わし「同じボリュームで、ＺＸ１単体より音量が小さく聞こえるんじゃー。これはクソ耳のせいやないと思う」
ＪＯＯ「んー」
わし「音のバランスはもちろん変わるんやけど、ちょっと低音よりになってブーミーに聞こえるし、左右のセパレーションも改善されたとは思えんのじゃ」
ＪＯＯ「そりゃあ買った甲斐がありまへんぁ」
わし「これはつまり、ＺＸ１＋ＳＥ８４６の組み合わせが、もともと相当いい音だったと思うしかない。例えバランス駆動でも、１万５０００円程度のアンプじゃＺＸ１内蔵のアンプを越えられなかったのではないやろーか？」
ＪＯＯ「クソ耳じゃなければね」
わし「聞き比べるにはいちいちイヤフォンのケーブルを付け替える必要があって、そう簡単には出来ないんじゃけんど、ワシの耳にはそのように聞こえた訳じゃー」
ＪＯＯ「やーい、大失敗！（笑）」
わし「ただエージング次第では改善される可能性もあるから、しばらくはこのまま使うてみよー思ーとるんじゃー」
ＪＯＯ「あきらめきれないロクデナシな訳ですね」
わし「おどれ、ワシがちーと弱みみせると嵩にかかって来よるの」
ＪＯＯ「ぴーぴー」
わし「それにしても、考えてみたらイヤフォン端子からとった出力を外でバランス駆動して、どんだけ効果があるもんやら。
　　やっぱー最初からデジタルで信号取り出して、ＤＡＣからバランス処理するのが理想じゃねーけーの？（ぶつぶつ）」
ＪＯＯ「ははー、これが前回ゆうてた冥府魔道か。疑心暗鬼になって正解が見えなくなるゆうことやな」
わし「ほんまじゃのー。ワシなんか周りが見えのおなりすぎて、関西弁まで忘れてしもーたわー」
ＪＯＯ「そ、それで岡山弁やったんか？（なんだその伏線）」