以下の表は首都圏で東大合格者数の21年間累計の多い順で、上位50位をそれぞれの周期で差分を平均したものです。第50位の高校では、東大合格数累計が47で、一年平均2.2なので、対象が広すぎる気もしますが、思い通りの数字が出ないからといって対象を変えるのは良くないので、当初の対象を変えず上位50校にしました。
周期 | 理論上の差 | 実際の差 | 理論-実際 |
---|---|---|---|
7年 | 16.00 | 15.14 | 0.86 |
6年 | 11.67 | 11.56 | 0.11 |
5年 | 8.00 | 8.00 | 0.00 |
4年 | 5.00 | 5.04 | -0.04 |
差の意味については、以下の記事を読んでください。
上記の表では理論値から実際値を引いたものが大きいほど正の相関関係が強いと言えます。7年周期だけは他の周期と違って、多少の影響があるとも言えますが、際立った数値ではありません。他の周期は理論値と一致しているので、影響なしと言えます。偶発事象でしか起きない5年周期の平均差が理論値と実際値で一致しているのはできすぎというか気味が悪いです。4年周期に至ってはわずかですが負の相関関係に振れています。中高一貫が主流の学校では高校受験の影響はもともと少ないのでしょう。