賄いがオムライスだった日
この日の賄いはオムライス。
帰るときにキッチンへ顔を出すと、別の顔がこっちを向いていました。
きゃー、かわゆいー。なにこれー。
って、オムライスの余ったライスで作ったおむすびです。見ればわかります。
カサレッチェ(Casarecce:パスタの名前です)君が作ったようです。5つ6つ並んだおむすびのうちのひとつだけ、このようにかわゆくなっておりましたので、もちろんわたしはこれを選びました。
持って帰ってクラゲに見せると、「どことなくうーぶさんに似てますね。」と言います。
「わたしに?まさか。似てるかな?」
「似てるよ。たぶんうーぶさんだよ、それ。」
「え。そうかな。そうなのかな。」
似てます?
翌日、カサレッチェ君に「旦那さんがね、わたしに似てるって言ってた。」と言うと、意外や意外。「あはは、似てるかもしれませんね」くらいの返事だと予想していたのが、カサレッチェ君はむしろ真顔になって「そう!そうなんですよ。うーぶさんをイメージして書いたんですよ。さすが旦那さん」と。
そうなんだ、やっぱりわたしなんだ。
なんか、うれしいぞ。かわゆいし。
ちなみに、持って帰ってきたときは、リュックの中で他のものに押されて、側頭部がへこんでいました。
わたしだとわかっていたらもっと大切に持って帰ってきましたのに。でも食べるからいっしょか。あは。