いまだ書かれざる物語

2007-04-29

[催事] 一箱古本市

金曜日も良い天気だったけど日曜もこれまた良い天気。風はあったけど日の当たるところを歩いているとじっとりと背中が汗ばんでくるくらいの陽気だった。何度も自動販売機で飲み物を買いたくなったのを堪えて辿り着いた谷中銀座メンチカツをおつまみに飲んだビールはこの上なく美味かったな(じゅるり)。これであと10年は戦える。


西日暮里で乗り換えて千駄木駅で降りる。階段を上がりきって地上に出ると去年の秋よりもずっと人が多いことにまず驚いた。なんでまたこんなにと思って左右を見ると「つつじ祭り」の文字が。イベントが重なってたわけだ。そういえば練馬駅から見えるあのでかい建物でも外にテントが出て何かやってたし、そこらじゅうで何かしらやってるわけだな。


理由が納得できたところで、今回の地図も欲しいこともあったのでまずは往来堂書店に向かう。不忍通り通行人は多いしフリーマーケットや祭りの休憩所もあるしで秋に比べればちょっと歩きにくかった。上着を持ってこなくて正解だったと思いつつ往来堂書店に到着。早速覗き込んだ箱の中に吉本隆明の本を見つけて、これは幸先が良いと思ったんだけど、まあ最初だし端っこまで見てみようと道の角まで行って戻ってきてみたらさっきいまで確かにあったはずのところにその本が見当たらず。あれっと周囲を見ると、ちょうど俺の前に立って会計をしていた人の手にしっかりと抱えられていたのだった。むぐぐぐぐ。


早い者勝ちだしなあ(嘆)。自分の迂闊っぷりにへこみつつ、もうひとつ別に目をつけておいた本を急いで買い、不忍ブックストリートMAPをもらって、スタンプも押してもらう。あと、荷物が増えたときのためにトートバッグも購入。買った本を鞄に入れて地図を広げて現在位置を確認し、とりあえずこの地図の端まで行ってみようとオヨヨ書林を目指して歩き始める。


続く。



[催事] 一箱古本市・続き

そういや、どこだかの観光地で行われたツツジ祭りでは肝心のツツジが咲かなくてがっくりきてるとかいう話をニュースでやってたような? ここのツツジはちゃんと咲いたのかしらん。


オヨヨ書林不忍通りから折れた道なのでさきほどよりもゆっくりと本を選ぶ。あいにく箱のほうには欲しいものが見つからなかったが、書店文庫を一冊購入。


不忍通りを渡り、青空洋品店・COCOLOYAというところへ。ブックカバーがいい味出していたので買う。袋詰めになっていたブックカバーは、古本がおまけついてきた。どんな本か分からないのは帰ってからのお楽しみ。店員さん(店長さんかな?)がさらさらっと筆を走らせ、ブックカバーを入れた紙袋に「青空洋品店」と書いてくれた。


追記。中身はカフカの『変身』、宮沢賢治の『新編 銀河鉄道の夜』、井伏鱒二の『黒い雨』だった。三冊とも新潮文庫。『黒い雨』はまだ読んだことがなかったのでこの機会に読んでみるべし。


まだ続く。



[催事] 一箱古本市・続きの続き

もと来た道を引き返す。行きのときには道路の反対側だったので入れなかった伝統工芸品展を覗く。純銀のぐいのみとかべっ甲細工とか見て回る。俺がまだ長崎に住んでた頃はべっ甲細工の帆船の置物とか店に並んでいたなあ。懐かしい。さらに歩き、三崎坂のところで右に曲がり坂を登っていく。ここにも一箱古本市に参加しているお店があったが残念なことに欲しい本は見当たらず。ちょっと休憩したくなったがこの先に楽しみがあるので我慢。アフリカの布製品などを置いてある店にも入ってみたり。アフリカ投げナイフは見当たらなかった。現物を拝んでみたいもんだが。現在旅行計画中の名古屋リトルワールドでは見られるだろうか。


そろそろこのへんで道を曲がらないと谷中銀座を行き過ぎるだろうなというあたりで坂道から曲がる。そのまま行けるかと思ったけどお寺の入り口らしきところに突き当たったのでそこを右に曲がり、通ってきた道よりも少し大きい通りに出る。不忍ブックストリートマップを手にして歩いている人たちの流れになんとなく乗ってついていくと空き地を利用した一箱古本市のスペースに行き当たった。そろそろ喉の渇きもピークに達してきていたし、ここでもお茶が飲めたのだが、ぐっと堪える。ここの古本を見ていたら『大泥棒紳士館』のものすごく綺麗なものがあって驚く。一度失敗したので今度は逃すかと見つけたその場で買う。これでちょっと舞い上がってしまって、空き地の奥に飾られていた写真をあんまりよく見てこなかった。惜しいことをしたな。


そのまま歩いていくと「朝倉彫塑館」が建っている。ここも今回見てみたかったところなんだが、入り口のあたりにかなり大勢の人がたむろしていたので断念。また次の機会に。


さらに行ってようやく見覚えのある場所に出たが、思っていたよりも日暮里駅に近いほうだった。分かってるつもりで地図を見ないで歩いてみたが、ちょっとハズレ。あの「ザクロ」の前を過ぎ、階段を降りる。あの店長テンションはそう頻繁にお目にかかりたいものじゃないが忘年会のときは楽しかった。あのときはアルコールで眠くなって途中からずっと水タバコを吸ってたような記憶があるけどちょっと曖昧


階段を降りる。ここも人が多い。「肉のサトー」のところで行列に並んでメンチカツと一口ヒレカツを購入。そのまま隣で生ビールを買い、ビールケースをひっくり返してベンチにした軒下で飲む。ビールはよく冷えてて美味かった。ここまで我慢しただけの価値はたしかにあったってもんだ。日陰に座っていると風もあって結構涼しく、休憩にはもってこい。俺の左隣に座っていた外国の人がちょっと怪しい発音の日本語で「いつもこんなに人が多いんですか」とビールを売ってるおばちゃんに聞くと、「土日は人が多いよ。今日お祭りだから、いつもより多いね」との答え。あ、やっぱりいつもよか人は多かったんか。ぐいぐいと一杯目を飲んでしまったのでおかわりし、今度は少しゆっくりと飲んで休憩終了。


もうちっと続く。



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