うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

片山洋次郎(かたやまようじろう・YOJIRO KATAYAMA)

本棚 片山洋次郎
沖ヨガの修正体操が野口整体や身体均整法に似ていたので、近しいところで整体にもなじんでいったのですが、潜在意識の部分については沖先生の時代の記述だと少しわたしには古く感じられるところがある。
「身体と時代のムードって、あるよな」と思っていたことが、この著者さんの本にたくさん書いてあって、以来ファンです。時代だけでなく文化のムードもあわせて展開されている。とりわけ昔の音楽ネタがおもしろい。
ユルかしこい身体になる」では、直近のネットのソーシャル化について深い考察があって、同時代に読むという体験が鮮やかな記憶になっています。


過去の著作にも面白そうなものがたくさんあるのだけど、わたしなりに野口晴哉氏の著作から「今の時代」「ヨガ場面の動き」の見かたのようなものが浮き上がってきてからは、片山氏の昔のものはちょっと我慢中。今の時代の本に出会えて、整体への興味がグングン深まりました。


「身体が見せてくれるもの」は、心理学の本を読むよりもよっぽどリアルなことがある。
わたしの場合はヨガや、講義・プレゼンテーションで見る動作が主な題材になっています。この分野に興味があって、なにかグループで所作を伴う武術やダンスのようなものをやっている人にもおすすめです。


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