うちこのヨガ日記

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古代ギリシャ ―時空を超えた旅―(東京国立博物館)


古代ギリシャって、どんだけ古代なのかというほどに昔なのね…。紀元前6500年て! ヴェーダ時代が最近に感じてきて頭おかしくなるわ! というくらいの古代。
そして展示を見ると、なんでこんなに昔からおしゃれなものをつくるかね…という品が多数。これは予想通りでしたが、どうにも昔の像はポージングがかわいい…。
わたしは美術館でいつも鉛筆を借りて目録にメモをするのですが今回の展示は「かわいい」「おしゃれ」の文字ばかり。あまりギリシャ神話や歴史を知らないのでね…。しばらく中国アフガニスタン地獄の展示が続いていたので、なんだかキラキラした気分になりました。
後期になるほど戦士の像が多く、体型から推測する「勇ましさの定義」のようなものがとても興味深かったです。
絵葉書などにもなっていた目録番号181番の「クーロス像」(前520年頃)は、顔がだれかに似ているのをその場では思い出せなかったのですが、帰りの電車で東野幸治さんであることに気づきました。これはけっこうマッチングに時間がかかりモヤッとするかと思うので書いておきますね。この「クーロス像」は背中の形がすごくかっこよく、お尻の幅が狭くてたいへんな美しさです。体型の美しさも似てるかも。


以下は目録のメモ共有です。

  • 25〜27:前2800〜前2300年頃 女性像(腕の組みかたが、おなかが痛いのを押さえているよう)
  • 36〜38:前1750〜前1700年頃 カマレス式杯(絵柄がおしゃれ)
  • 65:前1500〜前1450年頃 魚形ペンダント(デザインがおしゃれ)
  • 82:前14〜前13世紀 戦士の象牙浮彫り(インドに影響を与えていそう)
  • 152:前500年頃 アッティカ赤像式キュリクス 酔った男(すでにタロットカードの絵のよう。ミュシャっぽいというとわかるかしら)
  • 154:前550年頃 走る少女の小像(澤穂希さんにしか見えないほど似ている。見ているだけで口角が上がり、妙な力が湧いてくる)
  • 171、172:前510年頃 ペンダント、ネックレス(きれい)
  • 186:前6世紀 戦士小像(ふくらはぎがすごい)
  • 194:前480年頃 男性頭部(正面から見ると目が合って、これが妙にどきどきする)


夏休みの上野は混んでいるので、台風の日を狙って行ったらゆっくり観ることができました。
東京ってのはたいへんな都市です。


▼9月19日まで開催中
古代ギリシャ ―時空を超えた旅―東京国立博物館