旅行記 01 ポンティニィ Pontigny

02年のフランスのロマネスク教会を巡る旅のフィルム写真を整理し始めたので記録としてアップしていきたいと思います。
ロマネスク教会は不思議な建築でした。素朴な民家のような佇まいと同時に、それに相反するような強い意志。それからキリスト教以前の古い時代の神々が棲む不思議な場所でした。
当時の記憶は薄れているので、旅行中のメモとなるべくたくさんの写真をそのまま載せます。
旅行記ブルゴーニュ地方のポンティニィという小さな村にあるシトー派最大のサン・ドニ教会から始まります。


02年 8月25日
朝8時。モーテルからロータリーに出てすぐ6号線をみつけ、アバロン方面へ向かう。オーセールの街を見下ろしながら運転。小さな村々。広大な畑。ポプラ並木を道路が通る。そのドライブに感動。
ポンティニィは小さな村。日曜日の村のお祭りといった風でフリーマーケットや屋台で賑わっている。道端に車を停め、教会(ポンティニィのサン・ドニ教会)へ。
石造(白い切石)の音響(石と空気のヴォリューム)に驚く。美しい聖歌に満たされた堂内、小礼拝室のベンチに座りスケッチ。
お昼は村の広場の屋台で。ソーセージ、ポテト。他の多くの家族連れと共に。よかった。

17時。ホテルはヴェズレーの門前。広場に面したホテル。部屋は小屋裏を改装したもの。体と頭が痛く、疲れている。





車からの風景





村の素朴な建物。川に片足をつけて建っている感じがとてもいい。





教会前の建物。石と塗り壁の表情がとても柔らかく魅力的でした。






教会正面






中庭から教会側面を見る。中庭の回廊は一部が現存するのみ。





スケールの大きい教会内部。側廊より身廊を見る。





後陣。ゴシック的な要素。





交差部より翼廊を見る。





小礼拝室。身近なスケール感で落ち着く。





小礼拝室。静かな光が壁を照らす。





小礼拝室。





不思議な通り穴。魅力的。





回廊。












ロマネスク建築