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上田和彦 UEDA KAZUHIKO このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-12-26

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物語の機能には寓意性と共に、記憶の保持がある。

宗教的教義の多くも、物語化し、更にテキストと口承へと分割することで、命脈を繋いできた。

2016-12-18

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出光美術館「時代を映す仮名のかたち-国宝手鑑『見努世友』と古筆の名品」展

阿曾美術 「池田巖」展


三松幸雄×高橋悠治「道という――音楽、そして」(銀座哲学レクチャー)


「道亙亡名」(道は 亙〔つね〕に 名 亡し) 郭店楚簡『老子

道があればそれはすでに動いている。『偶然性唯物論』における西部劇モデル。

連続する時間のなかでの身体性。

対して、循環する時間は変化し、いずれは崩壊し、そして再び始まる。

そのための方法。


高橋氏のお話は、理論だけを聞いていると、極めて抽象的に感じられるのだが、その背後には(例えばある民族の)具体的な音楽の形が存在し、そこから帰納された上で精密に法則が導き出されていることに驚嘆する。

その手つきは科学的であり、同時に知恵に溢れている。

多くの発見に満ち、触発される時間だった。

2016-11-26

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 世界初の紙幣は中国で生まれた。当初は兌換紙幣(銀本位制)だったが、経済政策上次第に紙幣が乱発されるようになった結果、不換紙幣となり、通貨インフレによる試練を受けた。第二次大戦後のブレトンウッズ体制下においても、金とドルとの交換を保証した米国から次第に金が流出し、金ドル本位制の維持は不可能となり、ドルは暴落する。貨幣の歴史が見せる本質的一致。危機において、信用は必ず収縮するのに対して、物質の(使用)価値は常に変わらない(ゆえに信用のバロメーターとして相対的に物質の価値が上がったように見える)。

2016-11-09

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 ラウル・クタールが亡くなった。『勝手にしやがれ』、『突然炎のごとく』のカメラワークは鮮烈という他ない。『突然炎のごとく』は、学生時代にボストンの小さな映画館で初めて観た。主演の3人が歩きながら戯れ、カトリーヌが突然駆け出すシーンがあった。スクリーンに映し出された "Catch me!"という字幕の文字が、今も脳裏に焼き付いている。

2016-09-22

[]櫻井伸也展"Colors" 櫻井伸也展"Colors"を含むブックマーク

福岡から茅場町に移転した、HEIS CONTEMPORARYで櫻井伸也展"Colors"を観る。 

http://www.heis-g.com/info.html

5月に観たGALERIE PARISでの個展から、色彩、マチエール共に密度が増している(同時に抑制性も働いていた)。

同様の手法を使いながらも、常に新しいアイデア、構想が画面上で試されており、続けて観ているとその変化を身体的に感じられて面白い。

下記はGALERIE PARISでの個展について書いた記事。

https://note.mu/art_critique/n/na9169b76acf4

同場所にスペースを持っていたBASE GALLERYは、事務所だけを残してアートディーリングに特化したビジネスに業態を変えると知った。金融街の近くで、自負心を持って、そのような商いをしてゆくという姿勢が興味深い。